セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

「デルトラクエスト 7つの宝石」ファーストインプレッション

2007年09月27日 01時01分41秒 | 【旧】購入・レビュー話



実は「FFCC リング・オブ・フェイト」と一緒にもう1本、アクションRPGを買ってきちゃいました(ぉぃw
デルトラクエスト 7つの宝石」を約1時間半ほどプレイしてのファーストインプレッションです。
ちなみにこの作品には原作があるそうなんですが、私は原作の知識は全くありませんw


2DのアクションRPGで、タッチペンのみの操作です。ちょっと一昔っぽい雰囲気と印象を受けますが、なかなか斬新なシステムが盛り込まれています。

●操作方法
適当にタッチ…移動
敵をタッチ…攻撃
プレイヤーをタッチしてスライド…ダッシュ攻撃
(ダメージは少なくなりますが、敵を弾き飛ばすことが出来ます)
(プレイヤーを暫くタッチしているとプレイヤーから炎が出現し、より強力なダッシュ攻撃ができます)

●快適さを最重視した移動方法
タッチするとその箇所にプレイヤーが移動します。こう言うと、だいたい等速度でタッタッタッタと走っていくイメージがありますが、このゲームでは瞬間移動の如く素早く移動してくれます。移動というよりは本当に瞬間移動にしか見えないんですが…見た目より快適さを重視したゆえのシステムといったところでしょうか?
その甲斐あって移動でのストレスはほぼ皆無。最初のうちはその瞬間移動に違和感を感じるかもしれませんが、慣れればその快適さがより分かってきます。もっとも、障害物とかにはちゃんと引っかかるのでご用心w
あと、落ちてしまうような細い道もあったりするので、そういうところは慎重に移動しましょう。

●バイオリズム
上画面では常に…いわゆる心拍測定器のような(何という例えw)メーターが流れています。そして、メーターが一番高くなった瞬間に攻撃をすることで必殺技を繰り出すことが出来ます。そのタイミングはハッキリ目に見えるんですが、思ったよりシビア。でもそれがいいです。ちなみに必殺技の発動は、マイクによる音声でも可能らしいですが…?
また、攻撃でダメージを与えると全体のメーターが上昇、ダメージを受けると減少します。そしてメーターが高い位置にあるほど強い必殺技が出せるようになります。(ただし剣もそれに見合ったレベルのものでなくてはいけませんが)
なかなかこのバイオリズムという概念はありそうでなかったもので、個人的には好きなシステムです。

●鍛冶
で、その剣のレベルは、各フィールドに必ず1箇所だけ鍛冶ができる場所があり、そこで鍛えることが出来ます。鍛冶が可能なのは1箇所につき1度きりです。
方法は、一定時間タッチスクリーンを連打!連打!連打!もちろん叩けば叩くほど鍛えられます。一定までメーターが溜まるとレベルアップ。仲間が複数人いる場合はそれぞれ1回ずつ鍛冶を行います。
また、鍛冶を開始の前に素材を選んで合成することで、剣に特殊能力を付けることもできます。

ちなみに合成システムもあるみたいなんですが、まだ触っていません。

など、わりと小粒ながら面白い要素が盛り込まれているように感じました。
倒した敵からカードをゲットしてコンプリートする「デルトラの図鑑」や、クリア後に行けるらしい「夢幻の塔」という、入るたびに形が変わるダンジョンなどやり込み要素もわりとありますよ。
ちなみにワイヤレス通信で、カードを交換することが出来ます。



しかし、その他の点に関しては本当に一昔前のシステムという感じで、

・持てるアイテムは5つまで。しかも使用するアイテムは選べず、新しく手に入れたアイテムから使用していかなくてはいけない。

・ボス前にセーブポイントがない。しかもセーブポイントのあるフィールドを先に進むと、戻れなくなる。

などの仕様があります。この縛りも一緒に楽しめるのであれば問題はないと思いますが、難易度は若干高めかも?ライフが、いわゆるゼルダの伝説のような形式で、わりとダメージ受けやすいですし。


FFクリスタルクロニクルとはまた違う面白さがあり、(現時点では)充分良作であると思います。もっと広告展開をすればそれなりに売れてくれそうな作品だとは思うんですが、どうにも広告展開がこじんまりしていたみたいで、結局初日の売上は約2000本。ちょっと縛りのあるシステム的にも売上本数的にも、なんか「約束の地リヴィエラ」みたいな存在になっていくかもしれませんね。

ちなみに10月18日、PSP版リヴィエラのアップデート廉価版「スペシャルエディション」が発売されます。ロード時間短縮などのシステム改善、ボリュームUPなどがあるそうです。個人的にはロードが長いのが残念だっただけに、もう一度挑戦してみる価値はあるかも…?
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2 コメント

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Unknown (yocky)
2007-09-27 02:41:28
こんばんわ、このゲームの絵を担当したものです。
ブログちょこちょこ見させてもらってます。
ご紹介ありがとうございますw

このゲーム、後半にしたがってストーリーも
ゲーム内容も本領発揮というか・・
加速度的に面白くなっていきますので、
ぜひ最後までやってみてください。

かなり操作方法が独特なので、面食らう人が多いみたいです。
(つねにタッチしながらの移動とか。)
チュートリアルというよりは、
操作方法の練習を入れたほうが良かったのかな・・
とか思っちゃいました。
返信する
き、恐縮です (partygame(管理人))
2007-09-30 00:14:02
>yockyさん
こんばんは。紹介させていただいちゃって恐縮ですw
作品は一目見て興味を抱いたので、結果的に購入しちゃいました。これは「ひらめき」という、私の悪いクセ(?)ですw

現時点でまだまだ序盤です。加速度的に面白くなっていくと言われると、もうそれはそれは期待せざるを得ませんでしょうw
ゲームとしてはそれなりにテンポのいいシステムなので、最近重厚RPGを投げ出し気味の私でもきっとクリアできます。

>>操作方法が独特なので、面食らう人が多いみたいです
そうですね~しかし、タッチペンとアクションRPGが相性が悪いというわけではない、というのはDSのゼルダが証明しているので、特に私は違和感はありませんでした。そういう意味では本当に「実際に練習を兼ねたチュートリアル」はあっても良かったのかも…とは思えなくもないです。

私が現在参加しているプロジェクトでも、最初に私が思ったのがそれでして…結果としてチュートリアルを実際に展開しながら進めていくとか、随所にうまいことチュートリアルを盛り込める結果になりました。


しかし…たまに現役クリエーターのかたがこのブログをご覧になっているということをコメントなどで聞いたりしますが、まさかインプレッション記事を開発者のかたに見られているとは…ホント恐縮です。
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