偲ぶ会

昨年亡くなった父の偲ぶ会を生前父が足繁く通った教会で執り行う事が出来ました。
本来なら父と親交のあった方々にお声がけして、沢山のお話を伺いたかったのですが、
それは叶いませんでした。

叶いませんでしたが、牧師様より生前の父の事を色々伺い、静かに祈って頂きました。

コロナ禍での父の最期は、全く納得の出来るものではなかったのですが、
少しずつ折り合いをつけていく事が出来た様に思います。

また、コロナ禍でずっと面会謝絶だった施設でお世話になっている母も、
父の偲ぶ会ならばという事で、1年半ぶりに外出が許可されました。
同席する東京からの私達のワクチン接種証明とPCR検査の書類が必要で、
更に母が施設に帰る際に母自身の抗原検査が必要でしたが。

施設から車で15分位の所にある兄の家に連れてくるのも、
車に乗せるところから段差の移動など大変な事でした。
母は移動だけでも疲れた事だろうと思います。

初めての外出で、認知症を患う母がもう施設には帰りたくたいと言い出すのでは？
と少し心配していた私は、母から予想もしない言葉を聞く事になりました。

家族との何気ない会話の中で、母は施設の事を我が家と言い、
賑やかで友達もでき楽しいとにこやかに饒舌に語るのです。

母が今の生活を楽しんでくれている事がとても嬉しく、心から安心できました。

施設の担当の方にも、母の言葉を伝えて心からお礼を述べて帰って来ました。

今回、もう一つ。親友のご主人の一周忌でもありました。
久しぶりに一緒に食事をしながら、故人の事を話しているうち、自然と涙が溢れて、、
ここでも、本来なら去年お葬式に出席していただろに、といった事などが、
少しずつ折り合いをつけていけたように感じました。


写真は滞在したホテルからの日の出です。
いつもそこにいてくれる桜島に、癒されました。