今日、2012年9月1日は、トンジョの初代学長だった
新渡戸稲造の生誕150年にあたる日である。
トンジョは杉並区の善福寺にあるが、
その地名の由来ははっきりしてないらしい。
港区麻布の麻布山善福寺と関係があるとかないとかだが、
その善福寺は、現在、有栖川宮記念公園となってる
盛岡藩南部家の中屋敷の敷地とはすぐ近くである。
盛岡藩士の子として最幕末期の文久2年に
新渡戸稲造(西暦およそ1862-1933)は生まれた。
同人は札幌農学校の第弐期生とのことである。
同校の開設初年だけにやってきたクラーク博士とは
すれ違いである。が、
「ボイズ、ビー・ナンブシャス」
の精神で(とはいえ、しょせんキリスト教徒であるが)、
"Bushido"を執筆した。
JFKも読んだらしい。
先月25日に、
クリント・イーストウッドと同い年で、
JFKが打ち立てたとされてるアポロ計画のアポロ11号から
1969年7月21日に月面に降り立った
Neil Armstrong(ニール・アームストロング、1930-2012)が死んだ。
"That's one small step for man, one giant leap for mankind."
「(拙大意)人類にとってこの小さな一歩が、ものすごく大きな飛躍となるだろう」
(無冠詞、つまり不可算名詞のmanとmankindは「人類」という同義で、
言語的センスに乏しかったアームストロングの拙い同語忌避策である)
という言葉を残した。アポロ計画によるこの小さな第一歩が
ウサイン・ボルトの世界記録を生んだかどうかは、
ボブ・ヘイズとマディ・ヘイズの区別がつかず、
カール・ウェザーズとマイク・タイスンの顔を判別できない
拙脳なる私には分からないが、
アームストロング船長の死に際して家族が出した声明の最後は
こうくくられた。
"...and the next time you walk outside on a clear night
and see the moon smiling down at you,
think of Neil Armstrong and give him a wink."
「(拙大意)そして、今度澄んだ夜空の日に外を歩く機会があったら、
あなたに微笑みかけてる月を見あげて、
ニール・アームストロングを偲んでウィンクしてあげてください」
晴れた月夜に散歩も一興ではあるが、
ほのかな灯りの月夜も粋なものである。
歌謡歌手菅原都々子(1927-)女史のヒット曲に、
♪●ソ(つ)・ソ(き)ソ(が)│<ラー(とっ)・<ミ(て)ミ(も)│
>レ(あ)>ド(お)・>ラ(い)ラ(か)│>ソ(ら)ー・ーー│
●>ミ(とぉ)・ーミ(ま)│<ソ(わ)ソ(り)・ソ(し)>ド(て)│
<レ(か)ー・ー<ミ(え)│>レ(ろぅ)ー・ーー♪
というものがある。
この場合の「青い」というのは、「青」の原義である
「あわ」(=淡い→あおい)であると考えれる。つまり、
月がとっても淡い(=ほの暗い)から、
男女が腕を組んで歩いても見とがめられにくい。
こんな絶好の機会を逃す手はない。
遠回りできるぞ。
という意味である。
昭和30年という時代である。ちなみに、
英語の"blue"の語源は、"light""bright"を表すラテン語の
"flavus(フラーヴス=黄色、金色、ブロンド、亜麻色)"が語源である。
これが「空色」そして「水色」から「青色」に転化されてったと
思案される。
ところで、
昨日8月31日は満月だった。同月はまた2日も満月だった。
同じ月に満月が2度あったことになる。その
2度めの満月を"blue moon"と言ってる。が、
これは無知が誤りを広めて一般に認知され、
まかりとおってしまった"好例"である。本来は、
米国メイン州の農暦において、
冬至から春分までの約3か月の間に4度の満月が生じるとき、
その3度めの満月を「ブルー・ムーン」と言ったのである。
キリスト教徒にとってもっとも大事なイヴェントは、
「復活祭」である。そして、「降誕」である。
冬至と降誕が結びつけられ、
春分と復活が結びつけられた。だから、
復活祭は春分のあとの最初の満月以降の日曜、
と決められてる。だから、
この間に「キリスト教の3」を破る「4度の満月」があっては
都合が悪いのである。キリスト教にとって
「数字の3」がどれほど重要かは、このブログでも以前に触れた。
(cf;「3というキリスト教の奇妙な数字とLady Gaga」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/e44e23858aa6a9171b903731bfe6440f)
その余計な満月を「ないこと」にするために、
「ブルー・ムーン」と呼ぶ方便を採ったのである。
冬至直後の満月とその次の満月は意味づけがなされてて、
春分前の満月も四旬節の満月なので重要である。だから、
その前に生じる余分な満月を「ブルー・ムーン」として
色あせさせたのである。だから、
本来のブルー・ムーンは空が曇ったほうがいいのである。
中国人は蒼井そら女史が異様に好きである。それはともかく、
メイン州の農暦(Maine Farmer's Almanac)は、
理想化(簡易化)された実際の地球の軌道とは異なる
計算によるものなので、
メイン州の農暦でも実際の天体の運行による計算でも
"blue moon"だったのは、20世紀では、
1905年2月19日、1981年2月18日だけだった。
21世紀には一度もない。メイン州の農暦のみを満たすのは、
21世紀では2008年2月21日だった。次回は、
2019年2月19日である。2月19日は、
コペルニクスの誕生日である。
新渡戸稲造の生誕150年にあたる日である。
トンジョは杉並区の善福寺にあるが、
その地名の由来ははっきりしてないらしい。
港区麻布の麻布山善福寺と関係があるとかないとかだが、
その善福寺は、現在、有栖川宮記念公園となってる
盛岡藩南部家の中屋敷の敷地とはすぐ近くである。
盛岡藩士の子として最幕末期の文久2年に
新渡戸稲造(西暦およそ1862-1933)は生まれた。
同人は札幌農学校の第弐期生とのことである。
同校の開設初年だけにやってきたクラーク博士とは
すれ違いである。が、
「ボイズ、ビー・ナンブシャス」
の精神で(とはいえ、しょせんキリスト教徒であるが)、
"Bushido"を執筆した。
JFKも読んだらしい。
先月25日に、
クリント・イーストウッドと同い年で、
JFKが打ち立てたとされてるアポロ計画のアポロ11号から
1969年7月21日に月面に降り立った
Neil Armstrong(ニール・アームストロング、1930-2012)が死んだ。
"That's one small step for man, one giant leap for mankind."
「(拙大意)人類にとってこの小さな一歩が、ものすごく大きな飛躍となるだろう」
(無冠詞、つまり不可算名詞のmanとmankindは「人類」という同義で、
言語的センスに乏しかったアームストロングの拙い同語忌避策である)
という言葉を残した。アポロ計画によるこの小さな第一歩が
ウサイン・ボルトの世界記録を生んだかどうかは、
ボブ・ヘイズとマディ・ヘイズの区別がつかず、
カール・ウェザーズとマイク・タイスンの顔を判別できない
拙脳なる私には分からないが、
アームストロング船長の死に際して家族が出した声明の最後は
こうくくられた。
"...and the next time you walk outside on a clear night
and see the moon smiling down at you,
think of Neil Armstrong and give him a wink."
「(拙大意)そして、今度澄んだ夜空の日に外を歩く機会があったら、
あなたに微笑みかけてる月を見あげて、
ニール・アームストロングを偲んでウィンクしてあげてください」
晴れた月夜に散歩も一興ではあるが、
ほのかな灯りの月夜も粋なものである。
歌謡歌手菅原都々子(1927-)女史のヒット曲に、
♪●ソ(つ)・ソ(き)ソ(が)│<ラー(とっ)・<ミ(て)ミ(も)│
>レ(あ)>ド(お)・>ラ(い)ラ(か)│>ソ(ら)ー・ーー│
●>ミ(とぉ)・ーミ(ま)│<ソ(わ)ソ(り)・ソ(し)>ド(て)│
<レ(か)ー・ー<ミ(え)│>レ(ろぅ)ー・ーー♪
というものがある。
この場合の「青い」というのは、「青」の原義である
「あわ」(=淡い→あおい)であると考えれる。つまり、
月がとっても淡い(=ほの暗い)から、
男女が腕を組んで歩いても見とがめられにくい。
こんな絶好の機会を逃す手はない。
遠回りできるぞ。
という意味である。
昭和30年という時代である。ちなみに、
英語の"blue"の語源は、"light""bright"を表すラテン語の
"flavus(フラーヴス=黄色、金色、ブロンド、亜麻色)"が語源である。
これが「空色」そして「水色」から「青色」に転化されてったと
思案される。
ところで、
昨日8月31日は満月だった。同月はまた2日も満月だった。
同じ月に満月が2度あったことになる。その
2度めの満月を"blue moon"と言ってる。が、
これは無知が誤りを広めて一般に認知され、
まかりとおってしまった"好例"である。本来は、
米国メイン州の農暦において、
冬至から春分までの約3か月の間に4度の満月が生じるとき、
その3度めの満月を「ブルー・ムーン」と言ったのである。
キリスト教徒にとってもっとも大事なイヴェントは、
「復活祭」である。そして、「降誕」である。
冬至と降誕が結びつけられ、
春分と復活が結びつけられた。だから、
復活祭は春分のあとの最初の満月以降の日曜、
と決められてる。だから、
この間に「キリスト教の3」を破る「4度の満月」があっては
都合が悪いのである。キリスト教にとって
「数字の3」がどれほど重要かは、このブログでも以前に触れた。
(cf;「3というキリスト教の奇妙な数字とLady Gaga」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/e44e23858aa6a9171b903731bfe6440f)
その余計な満月を「ないこと」にするために、
「ブルー・ムーン」と呼ぶ方便を採ったのである。
冬至直後の満月とその次の満月は意味づけがなされてて、
春分前の満月も四旬節の満月なので重要である。だから、
その前に生じる余分な満月を「ブルー・ムーン」として
色あせさせたのである。だから、
本来のブルー・ムーンは空が曇ったほうがいいのである。
中国人は蒼井そら女史が異様に好きである。それはともかく、
メイン州の農暦(Maine Farmer's Almanac)は、
理想化(簡易化)された実際の地球の軌道とは異なる
計算によるものなので、
メイン州の農暦でも実際の天体の運行による計算でも
"blue moon"だったのは、20世紀では、
1905年2月19日、1981年2月18日だけだった。
21世紀には一度もない。メイン州の農暦のみを満たすのは、
21世紀では2008年2月21日だった。次回は、
2019年2月19日である。2月19日は、
コペルニクスの誕生日である。
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