この歌を詠んだのは「紫式部」だとか、「和泉式部」だとかいう
噺がある。いずれにしても、後世の作り話である。この歌の
「いわしみづ」の「いわし」を「鰯」とかけて
("後世"の偽作なので「いはし」でなく「いわし」で結構)、さらにその
「鰯」を女官言葉で「むらさき」と言ってたことと、
「源氏」にこじつけてるわけである。
紫式部を和泉式部と混同したのは、
「鰯」を「むらさき」ということを知らない者が、
「岩清水」は「泉」だから「式部」は式部でも和泉だろう、
というだけの浅知恵である。ともあれ、
この歌の拙大意を掲げれば、
「日本じゅうに、行きわたった、河内源氏の氏神石清水八幡信仰であることだ。
その石清水八幡にまさるともおとらないくらいたくさんあるのが
鰯なことである。さらにまた今般は、
岩清水梓選手の名誉あるレッドカードは日本じゅうに知れ渡ったことである。
石清水八幡にお参りしない人も、鰯を食さない人も、
岩清水選手のスライディングに拍手を送らない人も、
いないんじゃないかなあってね、思うことであるよ」
といったところだろう。それにしても、
昨年12月の第32回全日本女子サッカー選手権3回戦で、
沢選手、大野選手、近賀選手、岩淵選手、そして岩清水選手を擁する
日テレ・ベレーザが、常盤木学園高校と0-0で引き分けの末、
PKを6-5で敗れた大番狂わせのニュースを聞いたときは、
世界一など夢の夢と思ってたものである。
なでしこヤーパンの優勝の最大の功労者は、
自らを犠牲にして危機から日本ティームを救った岩清水選手だという人もいる。
延長戦後半のロスタイム、美人だが性根の悪そうな俊足FWアレックス・モーガン選手がまた、
というところで、岩清水選手が人生初のレッド・カードを受けることになった
スライディングをしてそれを阻んだ。
[梓弓、レッドカードぞ、引き射つる]
なでしこジャパンの決勝戦の日には、やっと煎餅を焼き終わって疲れ果て、
録画しといたTVドラマ「11月の陰謀」を途中まで観て、
「起きてられんと。もう寝るけん(Nelken)ね」
と急に蹴球人から九州人になってしまい、寝入ってしまった。が、
前半終了直前に目が醒め、それ以降、TV中継を観てしまった。
FIFA女子ワールドカップが始まった6月26日、米国ミシガン州デトロイトのコメリカ・パークで、
昨年「11」月に亡くなったかつての監督スパーキー・アンダースンのユニフォーム・ナンバー
「11」をリタイアド・ナンバー(永久欠番)とするセレモニーがあった。
ヴィズィターであるダイアモンドバックスの監督は、かつて、
アンダースンが監督だったときにワールド・スィリーズの勝利を決定づけた
代打逆転サヨナラ本塁打を放って足を引きずって何度もガッツポウズしながら
ダイアモンドを一周したカーク・ギブスンである。
ともあれ、
「11」人どうしで戦うサッカーの
「2011」年FIFA女子ワールドカップの決勝は、
9.11を体験したUSAと3.11に被災した日本の対戦だった。
サッカーは大昔からある球技ではあるが、現在の形になったのは
意外に近年のことである。だから、それより前にスポーツとして確立してた
クリケットの要素がずいぶんと採り入れられてる。まず、
両ティーム「11」人ずつが対戦する。そしてフィールドは、
サッカーは投球はスロウイング以外にないにもかかわらずピッチと呼ばれる。
クリケットは玉を投げるほうが本来攻撃であり、
ボウラー(投手)がウィキットにぶつける投球をバッツマンが阻止する。これは、
ゴウルにシュートされるボールをゴウル・キーパーが阻むのと同じ原理である。
ハットトリックはクリケットでボウラーがバッツマンを三者連続アウトにすると、
帽子が贈られたことに由来する。さて、
岩清水選手がモーガン女史を阻止した地点は、
ペナルティ・エリアのわずかに外だった。これがエリア内だったら
せっかくスライディングで阻止したのにPKとなって、
まず得点されてたはずである。ともあれ、
PKを蹴る位置であるペナルティ・スポットはゴウルラインから
「11」mの距離にある。
英語の「11」にあたる語は"eleven"である。これは
ゲルマン祖語由来の古代英語の"endleofan"がもとになってる。
"end"は"and""addition"と同源で「もう一つ」という意味であり、
"leofan"は西武ライオンズあるいはレオナルド・デカプリオのファンではなく、
"laf""leaveの過去分詞left"などと同源で「残った」である。
左右それぞれの親指と4本の指で10数え、それに
「余った」一つ、という意味である。
クリケットにおいてはウィキット・キーパー、
アソウスィエイション・フットボールにおいてはゴウル・キーパー、
がその「残ったひとつ」にあたる。
それにしても、
米国ティームのFW、Abby Wambach(アビー・ウォンバック)女史は
偉大な選手である。カル・リプケン・ジュニアと顔が似てるけど。公の場で、
沢選手をはじめ勝った日本選手を讃えるマナーをきちんと心得てる。
勝った日本選手が負けた米国選手の横列に順に握手してったとき、
その隊列の右端から2番めにいたウォンバック選手には
旧知の日本選手はとくに懇意に挨拶をした。いっぽう、
一番端っこにいて仏頂面のAlex Morgan(アレックス・モーガン)選手には、
日本選手のほとんどがおざなりな触る程度の、しかも、
顔を背けたままの握手しかしないか、または無視してたのが、
とくに印象深かい表彰セレモニーの一場面だった。ともあれ、私は、
美人でそこそこの体格(170cm)の性根の悪い女性に
「岩清水」されるのが好きなプチM男である。
噺がある。いずれにしても、後世の作り話である。この歌の
「いわしみづ」の「いわし」を「鰯」とかけて
("後世"の偽作なので「いはし」でなく「いわし」で結構)、さらにその
「鰯」を女官言葉で「むらさき」と言ってたことと、
「源氏」にこじつけてるわけである。
紫式部を和泉式部と混同したのは、
「鰯」を「むらさき」ということを知らない者が、
「岩清水」は「泉」だから「式部」は式部でも和泉だろう、
というだけの浅知恵である。ともあれ、
この歌の拙大意を掲げれば、
「日本じゅうに、行きわたった、河内源氏の氏神石清水八幡信仰であることだ。
その石清水八幡にまさるともおとらないくらいたくさんあるのが
鰯なことである。さらにまた今般は、
岩清水梓選手の名誉あるレッドカードは日本じゅうに知れ渡ったことである。
石清水八幡にお参りしない人も、鰯を食さない人も、
岩清水選手のスライディングに拍手を送らない人も、
いないんじゃないかなあってね、思うことであるよ」
といったところだろう。それにしても、
昨年12月の第32回全日本女子サッカー選手権3回戦で、
沢選手、大野選手、近賀選手、岩淵選手、そして岩清水選手を擁する
日テレ・ベレーザが、常盤木学園高校と0-0で引き分けの末、
PKを6-5で敗れた大番狂わせのニュースを聞いたときは、
世界一など夢の夢と思ってたものである。
なでしこヤーパンの優勝の最大の功労者は、
自らを犠牲にして危機から日本ティームを救った岩清水選手だという人もいる。
延長戦後半のロスタイム、美人だが性根の悪そうな俊足FWアレックス・モーガン選手がまた、
というところで、岩清水選手が人生初のレッド・カードを受けることになった
スライディングをしてそれを阻んだ。
[梓弓、レッドカードぞ、引き射つる]
なでしこジャパンの決勝戦の日には、やっと煎餅を焼き終わって疲れ果て、
録画しといたTVドラマ「11月の陰謀」を途中まで観て、
「起きてられんと。もう寝るけん(Nelken)ね」
と急に蹴球人から九州人になってしまい、寝入ってしまった。が、
前半終了直前に目が醒め、それ以降、TV中継を観てしまった。
FIFA女子ワールドカップが始まった6月26日、米国ミシガン州デトロイトのコメリカ・パークで、
昨年「11」月に亡くなったかつての監督スパーキー・アンダースンのユニフォーム・ナンバー
「11」をリタイアド・ナンバー(永久欠番)とするセレモニーがあった。
ヴィズィターであるダイアモンドバックスの監督は、かつて、
アンダースンが監督だったときにワールド・スィリーズの勝利を決定づけた
代打逆転サヨナラ本塁打を放って足を引きずって何度もガッツポウズしながら
ダイアモンドを一周したカーク・ギブスンである。
ともあれ、
「11」人どうしで戦うサッカーの
「2011」年FIFA女子ワールドカップの決勝は、
9.11を体験したUSAと3.11に被災した日本の対戦だった。
サッカーは大昔からある球技ではあるが、現在の形になったのは
意外に近年のことである。だから、それより前にスポーツとして確立してた
クリケットの要素がずいぶんと採り入れられてる。まず、
両ティーム「11」人ずつが対戦する。そしてフィールドは、
サッカーは投球はスロウイング以外にないにもかかわらずピッチと呼ばれる。
クリケットは玉を投げるほうが本来攻撃であり、
ボウラー(投手)がウィキットにぶつける投球をバッツマンが阻止する。これは、
ゴウルにシュートされるボールをゴウル・キーパーが阻むのと同じ原理である。
ハットトリックはクリケットでボウラーがバッツマンを三者連続アウトにすると、
帽子が贈られたことに由来する。さて、
岩清水選手がモーガン女史を阻止した地点は、
ペナルティ・エリアのわずかに外だった。これがエリア内だったら
せっかくスライディングで阻止したのにPKとなって、
まず得点されてたはずである。ともあれ、
PKを蹴る位置であるペナルティ・スポットはゴウルラインから
「11」mの距離にある。
英語の「11」にあたる語は"eleven"である。これは
ゲルマン祖語由来の古代英語の"endleofan"がもとになってる。
"end"は"and""addition"と同源で「もう一つ」という意味であり、
"leofan"は西武ライオンズあるいはレオナルド・デカプリオのファンではなく、
"laf""leaveの過去分詞left"などと同源で「残った」である。
左右それぞれの親指と4本の指で10数え、それに
「余った」一つ、という意味である。
クリケットにおいてはウィキット・キーパー、
アソウスィエイション・フットボールにおいてはゴウル・キーパー、
がその「残ったひとつ」にあたる。
それにしても、
米国ティームのFW、Abby Wambach(アビー・ウォンバック)女史は
偉大な選手である。カル・リプケン・ジュニアと顔が似てるけど。公の場で、
沢選手をはじめ勝った日本選手を讃えるマナーをきちんと心得てる。
勝った日本選手が負けた米国選手の横列に順に握手してったとき、
その隊列の右端から2番めにいたウォンバック選手には
旧知の日本選手はとくに懇意に挨拶をした。いっぽう、
一番端っこにいて仏頂面のAlex Morgan(アレックス・モーガン)選手には、
日本選手のほとんどがおざなりな触る程度の、しかも、
顔を背けたままの握手しかしないか、または無視してたのが、
とくに印象深かい表彰セレモニーの一場面だった。ともあれ、私は、
美人でそこそこの体格(170cm)の性根の悪い女性に
「岩清水」されるのが好きなプチM男である。
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