冬の到来を告げる冷たい雨が北陸に降ったこの日・・・。
仕事から帰ると、留守番していた子供達が郵便物をポストから取ってくれていた。
季節柄、喪中はがきが数枚。
私宛のはがきの一枚をみて、呆然とした。
「長女A子さん永眠」とある。
親ではなく、私とそう変わらない年齢の、見慣れた名前がそこに書かれていた。
元の職場でお世話になった2つ年上の先輩。
スタンドカラーのフリルの白いシャツに、大粒のパールのネックレスがよく似合う、
大輪の花を咲かせたようにきれいで芯の強い人だった。
10年ぶりに仕事復帰し、また働き出したのだと報告しなくては・・・と
考えていた矢先のことだった。
亡くなったのは半年も前。
癌だったらしい。
つい先日、とおたんの趣味の友達が同じ病気で逝ってしまったと、
その喪失感が癒えないまま、
またひとつ心のどこかにぽっかりと穴が開いた。
誰しもいつかは旅立つだろうとそれはわかっていても
あまりにも早すぎる別れはつらい。
彼女が亡くなった頃、私は何をしていたのだろう。
何も知らなかった。
何もできなかった。
闘病のさなか、
笑顔になるひと時はあっただろうか。
幸せだと感じる時があっただろうか。
願わくば、安らかな旅立ちであったと信じたい。
今夜は
彼女の好きだった赤ワインを
一緒に飲もう。
ご冥福をお祈りいたします。
仕事から帰ると、留守番していた子供達が郵便物をポストから取ってくれていた。
季節柄、喪中はがきが数枚。
私宛のはがきの一枚をみて、呆然とした。
「長女A子さん永眠」とある。
親ではなく、私とそう変わらない年齢の、見慣れた名前がそこに書かれていた。
元の職場でお世話になった2つ年上の先輩。
スタンドカラーのフリルの白いシャツに、大粒のパールのネックレスがよく似合う、
大輪の花を咲かせたようにきれいで芯の強い人だった。
10年ぶりに仕事復帰し、また働き出したのだと報告しなくては・・・と
考えていた矢先のことだった。
亡くなったのは半年も前。
癌だったらしい。
つい先日、とおたんの趣味の友達が同じ病気で逝ってしまったと、
その喪失感が癒えないまま、
またひとつ心のどこかにぽっかりと穴が開いた。
誰しもいつかは旅立つだろうとそれはわかっていても
あまりにも早すぎる別れはつらい。
彼女が亡くなった頃、私は何をしていたのだろう。
何も知らなかった。
何もできなかった。
闘病のさなか、
笑顔になるひと時はあっただろうか。
幸せだと感じる時があっただろうか。
願わくば、安らかな旅立ちであったと信じたい。
今夜は
彼女の好きだった赤ワインを
一緒に飲もう。
ご冥福をお祈りいたします。
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