気ままな今日のひとりごと

日々の出来事や感じたことを自由に書きます

それぞれの想い

2014-06-18 10:28:33 | 日記
私は三人きょうだいの真ん中で、姉とは4つ、弟とは8つ歳が離れている。年が離れているせいか、私は弟と遊んだ記憶や想い出がない。親の関心がそれまで末っ子だった私から弟に移り私は親に注目されたくて、いい子だった。成績もそこそこ、学級委員に選ばれたり、作文を昼休みの校内放送で紹介されるような子供だった。
高校は親の推薦するお嬢様学校を拒否し、商業から普通高校になったばかりの不良が多いと言われる学校に自分で決めて進学した。
高校3年のときは、父が脳動脈瘤で倒れて手術したあとで母から進学は無理かもと言われたのをいいことに、さっさと担任に就職先を斡旋してもらった。父も私にはなにも言わなかったし、母はあんたはしっかりしてるから安心、といつも言った。
母がそういうと、反発心や寂しさを感じていた。それが伝わらないことが反発や厳しさになってしまったように思う。

姉と弟は、それなりに親に心配と世話をかけた。
金銭面でもかなりの世話になってるだろう。そういうところからも親との接点がずっとあったから、
私と、姉弟には温度差があるだと思う。

今回、母が夏を越せないかも知れないと聞かされた私ら子供には、それぞれの想いに違いが出た。
食欲のない母の前で食事したくなない弟、この状況で母には無理だと、なにもかも母には無理と言う。
私はすべて母さんの意思が優先であり、寿命を全うするまで家族で楽しい気持ちで過ごさせてあげたい、と思った。
でも、真逆の弟にはそれは通じなくて、先日旦那と実家にいったとき弟は少し距離を置き旦那と私に接した。
姉は、私と弟の中間。だけどどちらかというと弟寄りである。

旦那のいつもと変わらない接し方に母は元気が出たようで、姉や弟にわかってよ、という気持ちがあった。
反面、姉と弟は母に本当に優しいけど、私は冷たいのかなあ、と悩んで落ち込むことが多くて今回もかなり落ち込んだ。
旦那は、そんなふうに考えるな、そんなことないじゃないか、と言ってくれ気持ちが落ち着いた。

そんなわけでこの何日か、葛藤もあったが、誰が正しいとかそういうことではなく、それぞれの想いがあるのだ、と考えられるようになってきた。
母はそれぞれの想いを受け入れてるように思う。