自然の驚異、ハリケーン「カトリーナ」の猛威

アメリカという国は、何事もスケールが大きい。
建物、都市、そして自然。それに加えて自然災害も桁違い。
これまでも映画などで見たことがあるが、トルネード（竜巻）のすさまじい破壊力
はなにもかも巻き上げて家ごと吹き飛ばす。
自然と闘う人間の微力さ。


水没したニューオーリンズの市街


しかし、たいていは人間は自然の猛威に対してなにもできない。
ただ、言えることは自然をなめているとい点だろうか。
そんなにたいしたことはないだろう、避難勧告が出ても自分は大丈夫だろう…
と自然の力を見くびっているてんだろう。

今回のハリケーン「カトリーナ」の被害を大きくしたのもそういった人間の予測の
甘さがないとは言えない。

100万人が避難生活に、被害は米自然災害史上最悪といわる。
ジャズの都といわれるニュートーリンズの街はあっという間に廃墟のごとく崩れ去
ってしまった。市街地の80%は水没したというから、その被害も甚大だ。

民間の保険の支払だけでも2兆7500億円に上るという。
日本も台風が多い国だが、これほどとスケールのものはない。もちろん、日本にも
大型の強い台風が襲ってきたこともある。

広島では、平成１６年の台風18号が宮島の屋根や、舞台を吹き飛ばしたり、多くの
犠牲者を出したのが記憶に新しい。
ちなみに過去最悪の台風は昭和34年の「伊勢湾台風」で死者5098人を出している。

地震は予報できる科学力はまだないが、台風は事前にある程度の予測ができるだけ
に、予報や事前の避難などの準備は怠ってはならないとい教訓だろう。

明日は、我が身…と言えなくもない。

★日本の台風の歴史（リンク）

ハリケーン、１００万人が避難生活　貧困層直撃 (朝日新聞) - goo ニュース

9月1日アクセス数：548 PV