「氷の拳」王者ヒョードル、ミルコを判定で下す！

久しぶりに格闘技の話題を。

昨日のPRIDEミドル級トーナメントとあわせて、おそらくこれまでのPRIDEの歴史の
なかでも、１，２を争うくらいのビッグカードが行われた。


最後まで自信がなかったと「ヒョードル」
やはり、強者は強者を知るということか！



あのロシアの皇帝「エメリ・エンコ・ヒョードル」対戦う国会議員K-1から転職した「ミルコ・クロコップ」の王者決定戦。
ミルコは以前、ヘビー級トーナメントの予選で敗れてしまって結局ヒョードルには
挑戦できず、またノゲイラ兄には敗れたり。

しかし、そのあとヒョードルのタイトルに向けての特訓と挑戦はすざまじかった。
自分に対して連戦の課題を課し、次々と相手を倒し続けてきた。
そう、この日のために！

打撃では総合の世界では向かうとこなし、グラウンドの技術でもタックルを切り
時にはフロントチョークも使ったり、かなりの進歩を見せた。
国会も、首相から議決以外は出なくていいので練習に専念するようにという異例の
お墨付きまでもらっているまさにクロアチアの英雄なのだ。

今回は万全を期し挑戦したわけだが、ヒョードルの壁は思ったより高かった。
グラウンドに移ってからは、防戦一方で結局判定３－０で敗れてしまった。
しかし、潔いのは両者。
ミルコは自分の力が王者には通じなかったことを素直に認め、王者は最後まで、
ミルコには勝てる自信がなかったとさえ言っている。

本当に強いものは相手の怖さもわかるのだろう。
潔い二人に大きな拍手を送りたい。またいつかこの両雄が対峙することもあるだろう。
奇しくも来年はヘビー級トーナメントの年。
ノゲイラ・ハリトーノフ、マークハント、さらにはヘビー級転向にむけ準備着々と
すすめている吉田秀彦、それにミルコが加わればもう、これ以上面白いものはない
いまから、楽しみだ。

●放送は明日　19:00-21:09で録画地上波放送あります。（ネタバレごめん）

8月28日のアクセス数：501 PV