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500年以上続く天下の奇祭「会陽」、今回は、以前参加した時の思い出話でも…

2023-02-19 | トピックス

西大寺「会陽」

今年も争奪戦はなし

何年前だったか…

ほんとに寒かったけど

すごい肌で感じる争奪戦だった

写真一緒に一緒に撮ってもらっていいですか?

英語で話しかけられた

Of course!  It's our pleasure !

彼女はポーランドからやってきたらしい

 

今回は、以前参加した時の思い出話でも…

500年以上続く天下の奇祭

我が国の重要無形民俗文化財に指定されており、全国的に有名な西大寺会陽(はだか祭り)。
厳冬の深夜、西大寺観音院の本堂 御福窓(ごふくまど)から投下される2本の宝木(しんぎ)

をめぐって、約10,000人のまわしを締めた裸の男たちが激しい争奪戦を繰り広げます。

その様子は圧巻で勇壮そのもの。この宝木を取った者は、福男と呼ばれ、福が得られると言われています。

<2023年の注意事項>
「地押し行を主とした裸祭り」が行われます。
1.宝木争奪戦のみ見送り、例年通りの流れで裸の自由参拝を受け入れる。

 

(詳細については後日奉賛会より告知)
2.地押し行(境内巡行)の結願は、令和4年の宝木争奪戦を代えて行った、

祝主への直接宝木投下に準ずる儀式を本堂の下から参拝頂き、宝木の功徳を授かる。
3.詳細参加要項などは後日HP・奉賛会チラシ等で広報。


●少年はだか祭り 中止
●会陽甚句の演舞 開催(後日HP・奉賛会チラシ等で告知)
●会陽太鼓奉納 開催(後日HP・奉賛会チラシ等で告知)
●会陽冬花火 開催(後日HP・奉賛会チラシ等で告知)
●宝木投下 22:00(祝主様に直接投下) ※露店出店あり

※岡山観光WEBより

新型コロナウイルス禍で2021年以降、無観客での開催が続いたが、3年ぶりに一般客に公開した。


「ワッショイ!ワッショイ!!」気合を入れた掛け声で境内に走りこむ男達(私たち)

毎年行われその回数も室町時代から数えて500年を超えるこの行事「会陽(えよう)」。端から見るこの行事と
実際に中に入って、参加者として見る「はだか祭り」には大きな温度差があることをまさに、肌で感じる一日だった。観音院からほんの数十
メートルしか離れていないところに私の実家がある。昔は門前町でこの辺りは賑やかな商店街で人通りも多かったが、今はほとんどの店が、
シャッターを下ろし、商売もやめているところが多い、時代の流れを改めて感じる風景、ちょっと寂しさも感じたのでした。


これから「仁王門」をぐぐり抜けるところです。


そして、向かうところは石門をくぐり、垢離取場(こり とりば)へ ここで禊ぎ、体を清めるのです。


水ですか?そりゃもう、冷たいのなんのって…下半身が出た後、

しびれるような冷たさです。でもそこは「気合だー!」

彼、N氏はこの会陽には30回以上の参加実績を持つ、はだか祭の有名人。

みんな小学校の同級生たちです。特注の「赤ふん」、これ目立たないわけがない



すごいでしょう?この熱気、遠くから見てもこの迫力、
この裸の渦の中に入るとまた「別世界」が見えてくるのです



本堂の上にひしめく男たち、肌が擦れあい、熱くなるので上から水を撒くのですが、これが瞬く間もなく湯気となり立ち上っていくのです。
この風景は、下から見上げるのは、また違う風景です。

この圧力!この人口密度は半端じゃない!


何しろ、一升升に一人の割合というから、その密度は想像できるでしょう?前の人の肩が頸動脈を押すような体制になったり、胸を協力に
圧迫してきて苦しくなったり、その時には水がかかって滑りができた時にスルリと体制を変えるのがコツだと教えられ、実行したのです。
手は絶対に下ろしちゃダメなそうなんです。手を下ろすとはだかの渦の中に沈んでしまい危険。絶対にあげておくのが鉄則だそうです。
そして、万が一こけた時には、絶対に仰向けにならないで、うつぶせに…そんな説明がある。

時折、本堂のはだかの渦の上で大音量のスピーカーで「裸が倒れているようです。救助隊が入ります。押し合うのはやめてください」
そんなシーンが5度ほどありました。そこは、さすがに会陽に参加する人たちは、わきまえている。協力するのです。
そして、よくある「将棋倒し」で事故がある…というが、裸の男たちは、流れが傾くとしっかりと外側はそれを支え、またうねりが逆に
流れていくのです…。なんかそこは男たちはお互いに守り合い、支えあいながら、会陽を楽しみ、祝っているそんな思いを肌で感じた。

深夜になって、まだワッショイが聞こえる…行ってみると今年の福男たちがパレードをしていた。

宝木にはかすりもしなかったけど、その熱気を福を頭の上から浴びて満足。

何よりその空間に初めて身を置いたことに感謝しています。
そして、着替えをすませると「打ち上げ」が待っていました。

楽しい語らいがいつまでも続くのでした。

イギリスとカナダのプレスマンがこの祝い場の片隅を借りて原稿を書き、写真を編集してたので、ちょっと話してみる。
これが明日の全世界に向けて配信されるんだって。「赤ふん」も撮ってくれたそうだ。彼らとは途中で境内で出会って、この場所まで
一緒にやってきたのでした。

そして最後にこの男!

今回の会陽、実は地元の山陽放送がこの男に、密着取材の二日間でした。
今回は小学校の同級生が集まり、出場ということで、当日までの、5日間の禊ぎと祈り、まわしを締め、境内から冷たい垢離取場での禊ぎ、そして終わった後、
翌日早朝の「お礼参り」にまで、まさに密着取材でした。3

私も何度か話すチャンスもあったので、出ていると思うのですが。

三丁目の夕日、や魔女の宅急便などのロケ地にもなった五福町でテレビのインタービューに軽やかに、答えるN氏でした。

愉快な仲間たちです。来年は再び出てみようかという
話も出ているが…どうしよっかな~



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