☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

日曜日の午後

2005-05-08 | 今日の幸せ
午前中1箇所、挨拶にいって戻ってくると、「電話があったよ。」 と娘から伝言、知り合いのご夫婦が、立ち寄りたいとのこと。 

:じゃ、ちょうど今、買い物してきたし、一緒に昼御飯を食べていってよ。

ということで、2時間ほど、小さくなった祭壇の前で、おしゃべりをしながらミニ食事会。

骨になった我が子は、「うるさいな」と思ったか、「僕がおとなしくしてるのをいいことに、ママはおしゃべりを楽しんでるな」と思ったか、ジッと写真が眺めていました。

誰もいないときは、つい、CDをかけっぱなし。

普段の日曜日であれば、10時まえから、どこかに出かけるのを楽しみにしてうるさいのに、今日からは、全部ワタシの時間

: 天ぷらそばがいい。 お寿司がいい。 お泊まり行きたい。
ポテトチップ半分あげるから、ママ買って。 新しい靴買って。
温泉いこう。 プラネタリウムがいい。 動物園でキリンが産まれたんだって。
ねぇ、南極って遠いの? 今度連れてって。

:どうして、そううるさいの! 少し黙ってて。

:だって、ママしか、しゃべる人がいないんだもの。 

:わかったよ。そこで、かってに しゃべってなさい。11時になったら、どこか連れていってあげるから。

かくて、毎週、よほどの事がない限り数時間の外出をして満足して帰ってくるというパターンを繰り返していた日曜日。 これから日曜日、どうやって過ごしましょうかね。

空の巣症候群というのがあります。 ワタシには縁のないものと思っていました。

でも、私がいなくては、此の子は生活ができないと覚悟して、それが長年、習い性となり、しらずしらずのうちに、ワタシ自身の生活を支えていたんですね。

長年看病した連れ合いがなくなると、相方がボケて後を追うようになくなるケースがあるといいますが、わかるような気がします。

頼ってくれる者のいる幸せ、
ささやかなことを、喜んでくれる者がいる幸せ、

そしてなにより、

向かい合わせに座って、おいしそうに御飯を食べてくれる者のいる幸せ。

失って、初めて実感できます。

「そんなに張り詰めなくても、ウンと悲しんで、ウンと泣いて、もっと感情を表していいんですよ」といってくれる人達。 ありがとうございます。

「これから、寂しさが、実感されるのよね」といってくれる人達。 そうかもしれません。

「時間が解決してくれるのを待つしかない」、きっと そうなのでしょうね。

とりあえず、生きてみます。

亡くなった同居人に代わるものは永久にないとおもいますし、今の感覚が、記憶から消えることはないと思いますが、関わってくれる人達が、まだまだいますから。

そして、新しい環境の中で、新しい関係をもってくれる人を捜す可能性も開けてますものね。

BGM:A MUSIC BOX FOR KOMORIUTA