☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

いま、会いにいきます/市川拓司

2006-08-27 | ・・・シリーズ、
映画を見てから原作を読むというケースはあまり多くないのだけど、エアコンをかけながら、ゴロゴロして、読んでしまった。
まだ、日中は残暑が厳しく、そんな時間の過ごし方ができる贅沢を幸せに思える。

映画の場面を思い浮かべながら読むので、ストーリーの進行とともに、映画を二度みてるような気になる、最後の場面が映画ではカットされていた記憶があるけれども、、、


冥王星が、太陽系の惑星から外れることになったけど、この本の中に、「遠日点にある冥王星」という言葉がでてくる。

植物園の描写も、いろんな花の名前や、木の名前がでてくるところから考えると、筆者は、かなりの植物好きなのかもしれない。

:私は、バラの花が咲くころには、この世には、いないだろうけど、大切にしてね。

亡くなったものが残した品物は、当時に、タイムスリップさせてくれるけど、成長する植物達は、亡くなったものに、

:あなたの残した植物がこんなに大きくなったよ、、、

と、時の経過を感じさせてくれる。

それは、子供の成長とともに、自分の老いを感じるのにも、似てる。

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本の中から抜粋

身体の外から取り入れる化学物質は、それを分解したり、濾したりするのに、器官にものすごく負担をかける。

癲癇発作を止めるために、飲んでいた薬、内分泌異常のために、補充していた化学物質が、同居人の内臓に影響がなかったはずがない。 結局、恒常的に薬をのまなければならない状況にあるものにとっては、ポイントを何に置くか、ということしかない。

完全に発作を止めようと、大量の薬を飲んで、常にボンヤリとした状態でいるか、閾値ギリギリで、危険な綱渡りをするか、、、 どちらにしても、化学物質。

この本の主人公が、ハーブの香りで、心を落ち着かせる場面がでてくる。 アロマテラピーというものかしら。