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京大の小出教授は「除染」というのは基本的にありえないと仰っています。
小出「私たちの管理区域の中にも除染室というのを必ず作ることになっていて、放射性物質を扱って体が汚れたりしたらば、その汚れを落とすというそう言う部屋があるんです。但し落としたところで放射能が無くなるわけではなくて、今度は放射性の廃液という方に移るということなんですね。結局、“移染”なんですね。」
司会者「移すだけなんですね。汚れを移すことでしかないけれどそれを除染と、除く書くとね、ホントに放射性物質が消えるような気がしますよね。
小出「そうですよね、そういうニュアンスで今政府が除染という言葉を使って住民達にあたかもなにか汚れが無くなるよという幻想を与えようとしているわけです。」
司会者「これを移染というふうにもし変えるとするとですね、どこに移したんだと、どこに行ったんだといつも疑問を呈することができますが、除染と言ったがために安全な、どこか他に行っちゃったという感じはないですよね。」
小出「そうですね」
司会者「はあ・・実際は移染でしかないわけですね」
小出「はい、だから移す場所がなければ移すことも出来ないわけですし、大地全部が汚れてるわけですから基本的にはもう移動させることも出来ないのです。その現実、厳しい現実を皆さんが本当は知らなければいけないのですが、国が率先して除染をすればなんとかなるというような宣伝を今強めてきているわけです。」
広大な地域の土の表皮を削り取り、屋根を洗い流し、樹木も皆伐採したとして、東京ドーム何百杯分もでます。いったいそれをどこに持って行って保管すればいいのか、という話です。
もって行き場がないから毎日新聞で報道されたように
集めた枝葉は本来なら「フレキシブルコンテナバッグ」と呼ばれるブルーの袋などに入れて仮置きする。「でも仮置き場の場所がなくなっていて、枝葉を袋に回収しないでその辺に捨てることもある。日常茶飯事です。早い話が『もう置くところがないから仕方ないべ』となる」
建物などを水で洗浄する場合は通常、下にブルーシートを敷いて汚染した水を受け、ポンプでくみ取りタンクに入れ、浄化装置で処理する。しかし、「回収するのは環境省が管轄し、なおかつ環境省が見に来るモデル地区だけ。普段はそんなことやっていない。(汚染水は)流しっぱなし」
ということになるわけです。
原子力推進のロビー勢力―私たちは「原子力村」と呼んでいますがーは同じ場所に居座り続けています。除染が彼等の新しい収入源となり、「復興」は建設会社にとっての思いがけない贈り物となりました。本当に除染をやるというなら、福島県内の全ての地区でやらなければなりません。でも、放射能に汚染された土をどこに持って行くと言うのでしょうか
「実際、大した効果は出ていない。僕たちから言わせたら税金の無駄遣い。でも国は『予算がないからやめる』というわけにもいかない。大手(元請け)にしてみれば、こんなにおいしい(もうけ)話はない。作業をすればするほどお金が入ってくる」
と作業員が毎日新聞に述べているとおり、
ムダな作業をしてそこに税金をつぎ込むことで、実際は安全になってなどいないのに住民に安全になったとの幻想を与え、原発事故の戦犯である原子力ムラの一員であるゼネコンが肥え太るという、このとんでもない図式を国民はもっともっと声を大きくして批判すべきですし、マスコミももっともっと取り上げるべきです。
原子力ムラに所属しているこういう大手ゼネコンと一体となってる保守政治家(例えば安倍総理など)ほど国民に「愛国心」を強要したがるのですから、あなた方には同胞や郷土を大事に思う「愛国心」がないのかと皮肉の一つでもいってみたくなるというものです。
===============================
原発事故直後から、経験豊富なソ連の専門家に任せていれば、これほどヒドくはならなかったのではないか、という気もしますが…。
被災地・被爆地でも自民党が圧勝した背景は、ここにあったんですね。
除染が移染に過ぎないのは、人類には放射能をコントロールする能力がないからです。もっとお勉強してからでないと、原発なんて造ってはいけなかったわけね。
総じて、偽計によって人民に幻想を与える政府と言うことですわ。
犯罪による統治という本性丸出しの醜態ですね。
京大の小出教授は「除染」というのは基本的にありえないと仰っています。
小出「私たちの管理区域の中にも除染室というのを必ず作ることになっていて、放射性物質を扱って体が汚れたりしたらば、その汚れを落とすというそう言う部屋があるんです。但し落としたところで放射能が無くなるわけではなくて、今度は放射性の廃液という方に移るということなんですね。結局、“移染”なんですね。」
司会者「移すだけなんですね。汚れを移すことでしかないけれどそれを除染と、除く書くとね、ホントに放射性物質が消えるような気がしますよね。
小出「そうですよね、そういうニュアンスで今政府が除染という言葉を使って住民達にあたかもなにか汚れが無くなるよという幻想を与えようとしているわけです。」
司会者「これを移染というふうにもし変えるとするとですね、どこに移したんだと、どこに行ったんだといつも疑問を呈することができますが、除染と言ったがために安全な、どこか他に行っちゃったという感じはないですよね。」
小出「そうですね」
司会者「はあ・・実際は移染でしかないわけですね」
小出「はい、だから移す場所がなければ移すことも出来ないわけですし、大地全部が汚れてるわけですから基本的にはもう移動させることも出来ないのです。その現実、厳しい現実を皆さんが本当は知らなければいけないのですが、国が率先して除染をすればなんとかなるというような宣伝を今強めてきているわけです。」
広大な地域の土の表皮を削り取り、屋根を洗い流し、樹木も皆伐採したとして、東京ドーム何百杯分もでます。いったいそれをどこに持って行って保管すればいいのか、という話です。
もって行き場がないから毎日新聞で報道されたように
集めた枝葉は本来なら「フレキシブルコンテナバッグ」と呼ばれるブルーの袋などに入れて仮置きする。「でも仮置き場の場所がなくなっていて、枝葉を袋に回収しないでその辺に捨てることもある。日常茶飯事です。早い話が『もう置くところがないから仕方ないべ』となる」
建物などを水で洗浄する場合は通常、下にブルーシートを敷いて汚染した水を受け、ポンプでくみ取りタンクに入れ、浄化装置で処理する。しかし、「回収するのは環境省が管轄し、なおかつ環境省が見に来るモデル地区だけ。普段はそんなことやっていない。(汚染水は)流しっぱなし」
ということになるわけです。
原子力推進のロビー勢力―私たちは「原子力村」と呼んでいますがーは同じ場所に居座り続けています。除染が彼等の新しい収入源となり、「復興」は建設会社にとっての思いがけない贈り物となりました。本当に除染をやるというなら、福島県内の全ての地区でやらなければなりません。でも、放射能に汚染された土をどこに持って行くと言うのでしょうか
「実際、大した効果は出ていない。僕たちから言わせたら税金の無駄遣い。でも国は『予算がないからやめる』というわけにもいかない。大手(元請け)にしてみれば、こんなにおいしい(もうけ)話はない。作業をすればするほどお金が入ってくる」
と作業員が毎日新聞に述べているとおり、
ムダな作業をしてそこに税金をつぎ込むことで、実際は安全になってなどいないのに住民に安全になったとの幻想を与え、原発事故の戦犯である原子力ムラの一員であるゼネコンが肥え太るという、このとんでもない図式を国民はもっともっと声を大きくして批判すべきですし、マスコミももっともっと取り上げるべきです。
原子力ムラに所属しているこういう大手ゼネコンと一体となってる保守政治家(例えば安倍総理など)ほど国民に「愛国心」を強要したがるのですから、あなた方には同胞や郷土を大事に思う「愛国心」がないのかと皮肉の一つでもいってみたくなるというものです。
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原発事故直後から、経験豊富なソ連の専門家に任せていれば、これほどヒドくはならなかったのではないか、という気もしますが…。
被災地・被爆地でも自民党が圧勝した背景は、ここにあったんですね。
除染が移染に過ぎないのは、人類には放射能をコントロールする能力がないからです。もっとお勉強してからでないと、原発なんて造ってはいけなかったわけね。
総じて、偽計によって人民に幻想を与える政府と言うことですわ。
犯罪による統治という本性丸出しの醜態ですね。