絵本に学ぶ仕事のコツ

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他人と比べない!!

2024年04月29日 | 仕事術

続きまして、本題の絵本の紹介をさせて下さい。

今日は「しょうぼうじどうしゃ じぷた」です。

          渡辺茂男 作 山本忠敬 絵   福音館書店 1966年6月10日初版

 

  あるまちの消防署にははしご車ののっぽ君、高圧車のぱんぷ君、救急車のいちもくさんがいました。

  それぞれが、自分の特技を自慢しながらも大きな火事があると3台揃って飛び出して行き、大活躍します。

  そして、この消防署にはもう1台、古いジープを改良したちびっこ消防車「じぷた」もいます。

  じぷたには小さなポンプ、サイレンもついています。

  じぷたは働き者です。小さな家が火事になると、勇ましく走っていって、たちまち火事を消してしまいます。

  しかし、のっぽくん、ぱんぷくん、いちもくさんは「なんだ!ぼやか・・・!ちびっこでちょうどいいんだ!!」

  「あれで、勇ましいつもりだね・・・」なんて言います。

  じぷたはのっぽくんを見上げて、「あんなはしごが欲しいなあ・・・」

  ぱんぷくんを見て、「力の強いポンプが欲しいなあ・・・」

  いちもくさんを見て、「かっこいいなあ・・・」と思います。

  なんだか自分がとてもちっぽけでみにくく思え、悲しくなりました。

  と・・・その時、隣村の警察から応援要請が入ります。

  山小屋が火事になり、このままだと山火事に発展する恐れがあるのです。

  さて・・・消防署の署長さんはどうしたでしょう?

  そして、この後 じぷたは大活躍することになるんです。

 

  この絵本は昔からよく知られた絵本です。

  本屋さん、図書館、どこでもすぐ見つけられる絵本です。

  続きが気になった方は、是非、続きを読んでみて下さい。

 

   ちびっこじぷたは同僚達が持っている特技をうらやましく思い、自分と比べて悲しく思っていました。

   ところが、「山の火事」に出動することで、じぷたの得意なことが活かされ、大活躍!!

   大惨事を免れます。

   その事が町でも認められて、よかったですね。

   人でも車でも生き物、物問わず、それぞれ役割がありますね。

   それぞれが自分が持っている持ち味を肯定し、「それが必要とされる仕事で精一杯力を発揮する」それが大切なのでは

   ないでしょうか?

   そして、署長さんのように、仕事を誰にまかせるかの判断もとても大事ですよね。

   チームのメンバーの一人一人の持ち味を把握し、それぞれが力を発揮しやすく段取りをする、そうすることが いい仕事

   に繋がっていくような気がしています。

   もちろん、自分の持ち味が発揮できない仕事に携わることも多々あるかと思います。

   でも一つ一つ精一杯頑張ることも素敵なことだと私は思います。

   周りと比べるのではなく、いかに自分の伸びしろを伸ばすか・・・が重要ではないでしょうか。

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皆さんと共有したい出来事の紹介をさせて下さい!!

2024年04月29日 | よもやま話

注 意 喚 起!!

皆さま、新緑がきれいな季節になりましたね。

東北、北海道あたりでは桜が満開で見ごろのGWですね。

今日は絵本の紹介に先立ち、皆さんにもちょっと共有したい出来事の紹介をさせて下さい!!

先週、ブログを更新しようとしたら・・・・画面に「ウィルスに感染したので、ロックされてます!!うんぬん・・・」出て

大音量でアナウンスまで出てきました。画面を閉じようとしても閉じれなくてエンドレスにアナウンスも続く始末。。。。

う~ん。。。困ったどうしたものか。。。。

家族も出かけていて、ITに詳しくない私は困りました。自分で対処できない人はサポートダイヤルにおかけください!!

と電話番号が書いてあったので、電話をしてしまい。。。。話すと4万かかると。。。。

大音量のアナウンスが消せなくて、電話の向こうの相手の言っていることもよくは聞き取れなくて・・・それがよかったのか、

やりとりをしているうちに冷静になってきて、4万はどう考えてもおかしいし、第一そんな大金払えない!!

そして・・・その時の私の意識は、「家族が帰ってくるまでにおひるごはんを作っておかないといけないこと」(笑)に向いていました・・・

そのままほったらかしにして、ごはんを作り終えて、スマホで調べてみたら・・・なんだかよくある詐欺と同じ手口!!

あ~~~・・・私もう少しでひっかかるところだった。。。。苦笑

電話を切って正解だったわ とそこへ家族も帰宅し、話した所、家族も以前同じこと経験したとのこと。

家族も特にひっかからず、お金をとられることもなく、無事逃れたと言っていましたが・・・

PCを購入した会社に事情を話して、再起動の方法を教えてもらい、無事難を逃れました

後で調べたら、よく知られた著名人も経験したことあるらしい。。。。

みなさんも「その手口なら知ってるよ!!」と言う方もおられるかもしれませんね。

初めて聞くよ!!と言う方はそんな手口にはのらずさくさく再起動して下さいませ。

蛇足話にお付き合い下さりありがとうございます。

 

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本来の目的を常に意識する

2024年04月13日 | 仕事術

皆さま 春本番ですね!!

ちょっとバタバタとしているうちに・・・またまた日があいてしまいました。。。。(苦笑)

今日は予告していた 「くつ屋さん」のお話をご紹介したいと思います。

 うでのいいくつや

  くすのきしげのり  作 澤野秋文 絵    フレーベル館 2018年3月初版 

   

ウトピア王国にある 腕のいいくつ屋、 センベルがいました。

センベルが作るくつは町で評判でした。

しかし、今は息子のイデアが作る洒落たくつの方が人気があるのでした。

ある時、イデアは言います「くつ底の皮を一枚減らして 飾りをつけた方が仕事も早いし、高く売れるよ!!」

「そんなことだから とうさんは大儲けが出来なかったんじゃないか!!・・・」

「とうさんが作るような靴は時代遅れなんだ!」

そして・・・「この店をおれにまかせてくれないか。もっと儲けてみせるよ!!」とまで言います。

父親のセンベルはイデアが言うことに無言でこつこつとくつを作り続けます。

ある時、国の王様から「国じゅうで 一番すばらしいくつを差し出したくつ屋を「王様のくつ屋」にする」というおふれが出されました。

イデアは「おれが王様のくつ屋になってみせるぞ!!」と意気込み、くつを作り自信げにセンベルに見せるも、センベルはちらりと見た

だけで、またこつこつと作りはじめました。

イデアは こんなすばらしいくつを作ったのに なぜ いつまでたってもおれの腕を認めてくれないんだ。。。と不満げです。

イデアは自慢のくつを王様の元へ持っていきます。国じゅうのくつ屋からもくつが差し出されましたが、イデアが作ったくつはひときわ

見事なものでした。

王様の家来たちは「こんな見事なくつは今までに見たことがない!!」と言いました。

しかし・・・くつを履いた王様は・・・・くつを作った者を城へ呼ぶように言いました。

イデアが王様に呼ばれた事を知ったセンベルはイデアの為に作った仕上がったばかりのくつをイデアの足元に置きます。

イデアは、こんなありきたりのくつなんて履けないよ!!・・・と思うも、せめて家を出るときだけでも「履いてやるか!!」

とくつを履いて出かけました。

すると・・・どうでしょう・・・

父親にもらったくつがとても履き心地がよいのです!!

イデアはくつを手にとって じっくりと眺めます。そのくつは 履く人のことを考え抜いて丁寧に作られています。

イデアは思います。 「おれは こんな風に履く人のことを考えながら くつを作っていただろうか?」・・・・

さて、王様の前に出たイデアに王様は言います。「おまえが作ったこのくつは見事だ! だから、履かずに飾っておこうと思う。。。」

イデアはとても残念に思いました。

そして、イデアは王様に 父親が自分の為に作ったくつの話をします。

「私は父が作るような 履く人のことを考えて、心をこめて丁寧に作ったくつが作れるようになりたいと思います!!」と。

さて・・・それを聞いた王様はイデアに何といったのでしょうか?

そして、イデアが取った行動は???・・・・

センベルはどうしたでしょうか?

 

 

この絵本は外国を舞台にしたお話ですが、日本でも 今では本当にたくさんの人がくつを作っていますね。

昔は「少々足に合わなくても なんとか履ければOK」で私も昔は少々つま先が痛くても「素敵なデザイン」や「人気があるブランドのくつ」を選んで履いていたように思います。なにより、私の足に合って楽な靴で履きたいと思うくつは売ってなかった!!

(もちろん、おしゃれな靴が足に合う人もいたことと思います)

今は「本当に足に合う靴」をモットーに作っているくつ職人さんの靴がいろいろな媒体で紹介され、情報が得やすく

買いやすくなっていますね。

靴の場合は 「履きやすいくつ」が本来の目的なのでしょう。

もし、「飾りとして飾る靴のオブジェが欲しい」という目的であれば、イデアが最初に作った靴は目的にかなっています。

が・・・王様が求めておられたのは「履く靴」なので、残念ながら「飾っておこう」と言われたのでしょう。

それでも 王様は優しいですね。イデアが作った靴を褒めていますね!!なかなかの人格者だと思います。

そして、本質もちゃんと知っている!! こういう王様が治める国はきっと安泰ですね!!(架空の国ではありますが(笑))

イデアが 父親が実直に作り続けてきた靴の良さがわかって、本当によかったと思います。

 

 

 

 

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