なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

岩手への旅 一日目

2019-08-10 11:17:38 | 日記
   岩手への旅を振り返ってみましょう。
8月3日 1日目
   朝8時の快速みえに乗って旅はスタート。お供は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です。何年前かに妹にもらったト音記号♪のペンダントを、白いブラウスの上に旅のお守りみたいにつけていきました。
   名古屋で新幹線のぞみに乗り換え東京へ。お昼前の東京駅は、土曜日ということもあって人でごった返していて、おまけに工事中の箇所もあってとても歩きにくかった。だいぶ余裕をみて予定を組んだつもりだったけれど、トイレ休憩するだけでギリギリ。梅干しおにぎりを朝にぎって、携えてきてよかった。


   東北新幹線やまびこは指定席。お隣がアジア系の男の子とすこし年上の日本人の女の子のカップルでした。わたしが荷物を棚にあげようとしたら、隣の男の子が「ニモツアゲマショウカ?」と言ってくれてなんだか感激しました。この男の子、彼女にすごく献身的で、お弁当を広げればゴミを入れる袋を座席の前にかけて用意するし、彼女が咳をすれば水を差しだすし、とにかくすごいフェミニストでした。

   仙台駅で妹が乗車。指定席車両の8号車から妹がいる自由席の3号車まで移動する元気がなかったので、一関駅での再会となりました。一足早く東北の旅に出た夫とも合流。それにしても暑い。名古屋駅より一関駅の方が暑いなんて初めてです。いつもは、ホームに降り立つと、すーっと涼しくて、故郷に帰ってきた実感がしたものだったのに。



   お墓参りのお花をイオンで買って、わたしたちの生まれ育った町をめざします。緑が濃くて空が低い。そうそう、岩手の夏はこんな感じ。宿に一度チェックインして、あらかじめ送っておいたおみやげの箱を車に積んでお寺へ。
   お墓の掃除をしてお参りしたあと、ご住職にごあいさつしに庫裡に伺いました。優しそうなご住職で、わたしたち姉妹は、それまでのなんとも言えない緊張(普段遠くにいてすっかりご無沙汰で申し訳ないキモチでね)がすこしほどけました。

   その日の予定はそこまで。宿に帰り、あとは食事がおいしいという評判の夕ご飯を楽しみに待つだけです。ここは食事は文句なしなんだけれど、お部屋はだいぶ古くて、お風呂もユニットバスなのです。そこで夕食を前に、他の旅館のお風呂に入らせてもらいに行くことにしました。
   三百円でお風呂に入らせてくれる旅館は、猊鼻渓という、渓谷を船頭さんのあやつる船で下る観光地の近くにあります。夏の夕暮れは、もう観光客もいなくなって、砂鉄川の流れの音と蜩の鳴き声が静かに響くのです。ここのお風呂は、帰る家がない(あるんだけれど泊まれない)わたしたち姉妹にとって、あー今年の夏もなんとか故郷に帰ってくることができたな、と実感できる場所なのです。この日は一番風呂で、他のお客さんもいなくて、姉妹水入らずでゆっくり浸かることができました。それにしても、姉妹してツルコおばあちゃん(わたしたちの祖母)そっくりの体形になってきたな。
          猊鼻渓 涼しそうでしょう 画像お借りしました

   宿の食事は評判通り、とてもおいしいものばかり。新鮮なカツオのお刺身。ホタテとめかぶのホイル蒸し。いわい地鶏のみそ焼きなど、岩手県南の食材を駆使したお料理が並びました。食べきれないほど出てきましたが、おいしいので全部いただいてしまいました。
   一関の酒蔵で作っている地ビール「せきのいち」もおいしかったです。あまりお酒はいただかないわたしだけれど、この夏はちょっとビールをご相伴することが多いみたい。
          いつも旅の記録をイラストにして妹に送っています。やっと一日目が描けた
   ★はたして、ブログにこんな細々とした単なる旅の記録を載せていいんだろうか。意外と簡単に忘れてしまうものなので、次の夏の帰省のための備忘録として書いておきます。

    今日(9日)はとてもとても暑かった。アジサイの剪定をしたぐらいで、あとはクーラーのある部屋にとじこもっていました。「蜜蜂と遠雷」の上は、東北新幹線に乗ってすぐぐらいに読み終えてしまったので、今日、下を買ってきてゴロゴロしながらずっと読んでいました。クラシックとか全然詳しくないけれど、コンクールとかコンテストを見るのが好き(ローザンヌバレエコンクールとかね)なので、楽しく読めます。でも、読み始めるとすぐに眠くなってしまって、何度もうつらうつらしました。どうも旅の疲れが出ているみたい。ダブル台風の影響もあるのかな。

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