昨日はあんまりいいお天気だったので、息子と車でちょっと走ったところにある公園へ行きました。
何年か前まではイングリッシュガーデンで、その雰囲気もプロが手がけた感じがあって、なるほどーと感心するほど素敵だったのです。経営が変わってから、大幅に人手と資金が縮小されたのか、だいぶ庶民的な庭になってしまいました。この数年は行く度に「あのすばらしいキャットミントとマロウのボーダーはどこへ」とか「白で統一したこだわりのコーナーがなぜこんなにありふれたものに」と次から次へと文句を言って、かつての美しい異空間が失われたことを嘆いているのです。厳しい状況はわかりますが、せっかく育った珍しい苗まで全部抜いてしまって、ホームセンターで買えるようなお花ばかりになっているのが納得いかないし、悲しいのです。
それでもさすがに植物が輝くこの季節、庭の植物はせいいっぱい春を謳歌しているようで、かわいらしい空間を作ってくれていました。(じゃあ文句言わなきゃいいのに)
パステル!といった感じのかわいい色
白モクレンや洋ナシなどの花木も咲いて、青空に映えています。
クリスマスローズ
息子が背中丸出しで地面に這うようにして撮ったのです。クリスマスローズは恥ずかしがり屋だからね。
桜も七分咲き。
アップは特別素敵
レンギョウも黄金色に輝いています。
みっしりと花が
ウチにもレンギョウがあります。これは岩手の実家にも垣根のように何本も植えてあったので、同じようにしたくて植えたのです。
小学五年生の新学期、父に、教室に飾るようにと、レンギョウと水仙を持たされました。新しく担任になった先生に「この黄色い花はなんというの?」と聞かれ、わたしはわからなかったので、家に帰って父に聞きました。「オウバイ」と父が言うので、そのようにまた担任の先生に伝えたのです。そのうちに、本当はレンギョウだったとわかったときがあって、「植物のことならなんでも知っているおとうちゃんでも間違えることがあるんだな」と思い、先生にウソのことを教えたみたいで、けっこうショックだったことを覚えています。そして「オウバイ」という名前は黄色い梅みたいな花だから、と父が適当につけたのだとばかり思っていました。この年になるまでずっと。
それが先日、「オウバイ」に出会ったのです。公園に咲いていた黄色い可憐な花の名前がわからず、調べてみたらそれは「オウバイ」という花でした。
これです。オウバイ
そして、父はこのオウバイと間違えていたのだということに気づいたのです。だって、クリアな黄色がよく似ているもの。父はテキトーに言ってたんじゃないんだな。もう40年以上も前のことなのに、父の思い違いに今気がついて、父に教えてあげたくなりました。「オウバイはこれだよ、おとうちゃん」って。
春は桜ですが、わたしにとってはレンギョウも思い出深い花なのです。
ウチのはどうしてこんなに花がまばらなの
何年か前まではイングリッシュガーデンで、その雰囲気もプロが手がけた感じがあって、なるほどーと感心するほど素敵だったのです。経営が変わってから、大幅に人手と資金が縮小されたのか、だいぶ庶民的な庭になってしまいました。この数年は行く度に「あのすばらしいキャットミントとマロウのボーダーはどこへ」とか「白で統一したこだわりのコーナーがなぜこんなにありふれたものに」と次から次へと文句を言って、かつての美しい異空間が失われたことを嘆いているのです。厳しい状況はわかりますが、せっかく育った珍しい苗まで全部抜いてしまって、ホームセンターで買えるようなお花ばかりになっているのが納得いかないし、悲しいのです。
それでもさすがに植物が輝くこの季節、庭の植物はせいいっぱい春を謳歌しているようで、かわいらしい空間を作ってくれていました。(じゃあ文句言わなきゃいいのに)
パステル!といった感じのかわいい色
白モクレンや洋ナシなどの花木も咲いて、青空に映えています。
クリスマスローズ
息子が背中丸出しで地面に這うようにして撮ったのです。クリスマスローズは恥ずかしがり屋だからね。
桜も七分咲き。
アップは特別素敵
レンギョウも黄金色に輝いています。
みっしりと花が
ウチにもレンギョウがあります。これは岩手の実家にも垣根のように何本も植えてあったので、同じようにしたくて植えたのです。
小学五年生の新学期、父に、教室に飾るようにと、レンギョウと水仙を持たされました。新しく担任になった先生に「この黄色い花はなんというの?」と聞かれ、わたしはわからなかったので、家に帰って父に聞きました。「オウバイ」と父が言うので、そのようにまた担任の先生に伝えたのです。そのうちに、本当はレンギョウだったとわかったときがあって、「植物のことならなんでも知っているおとうちゃんでも間違えることがあるんだな」と思い、先生にウソのことを教えたみたいで、けっこうショックだったことを覚えています。そして「オウバイ」という名前は黄色い梅みたいな花だから、と父が適当につけたのだとばかり思っていました。この年になるまでずっと。
それが先日、「オウバイ」に出会ったのです。公園に咲いていた黄色い可憐な花の名前がわからず、調べてみたらそれは「オウバイ」という花でした。
これです。オウバイ
そして、父はこのオウバイと間違えていたのだということに気づいたのです。だって、クリアな黄色がよく似ているもの。父はテキトーに言ってたんじゃないんだな。もう40年以上も前のことなのに、父の思い違いに今気がついて、父に教えてあげたくなりました。「オウバイはこれだよ、おとうちゃん」って。
春は桜ですが、わたしにとってはレンギョウも思い出深い花なのです。
ウチのはどうしてこんなに花がまばらなの