なんかカールしてる

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昔暮らしていた町へ

2016-03-30 21:39:50 | 旅にでてみた
今日は夫が春休みを一日とったので、二十年前まで六年間暮らしていた紀南へ行ってきました。 
  子どもが一才の頃から小学校に入るまで、三重県の南端に近い町に住んでいました。
  頼る人のいない遠い遠い所で、初めての子育てに右往左往しながら暮らしていました。
   高速道路ができてから、ここ最近はこの町を訪ねることが何度かありますが、そこから先まで
  足を延ばすことはありませんでした。

  それが今日は二十年ぶりに、昔、買い物やちょっとした用事で出かけていた和歌山県新宮市へ行
  って来たのです。
  
  第一の目的は、香梅堂の鈴焼きを買うこと。

  昔と変わらずお客さんがひっきりなしにやってきます。岩手の実家へのおみやげといえばここの
  せんべい(甘い小麦粉の)でした。大人気の鈴焼きはポムポムしたカステラで、上品なお味です。


  これを久しぶりに親戚の皆さんに送ろうと思った訳です。

  着いたのがちょうどお昼だったので、熊野速玉大社の近くの鰻屋、鹿六さんで鰻丼を食べました。
  
  その後、速玉大社へ。こちらは、子どもが五歳のときに七五三のお参りをした思い出深い神社です。
  当時、大阪から夫の父と母もやってきてくれました。みんな若かったな。

  速玉大社をお参りした後、車で新宮の町をぐるりとまわっていたら、よく行っていた懐かしの和菓
  子屋さんをみつけたので、止めてもらいました。新杵という和菓子屋さんです。桜餅とワッフルを
  買いました。


  夫がどこに車を駐車したのかわからなくて、ウロウロしていたら突然、二十年前通っていた歯医者
  さんの前に出てビックリ。とてもお世話になった歯医者さんで、当時のいろいろなことを思い出し
  て、この時点でわたしの容量はいっぱいいっぱいになってしまいました。

  見知らぬ土地で、不安を抱えておずおずと暮らしていた三十代のわたしだけれど、なんかがんばっ
  ていたな。

   帰る途中、みかんの産直のお店に寄り、珍しいかんきつ類を箱で買いました。これと香梅堂の鈴
  焼きをセットにして、親戚に送る予定です。
  春まだ浅い東北に、紀南の味は喜ばれると思います。

  でも、とっても気持ちが揺れ動かされて、一日でヨレヨレになった旅でした。


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