おかんハンドクラフト

　　　　ある夜、夫が洗面所で歯磨きをしていて、あーっといつになく大声で、なにかとても良くない
　　ことをみつけた様子で呼んでいました。

　　　行ってみると、洗面所の天井と壁の間に水がしみ込んだ形跡が。洗面所の上は二階のトイレな
　　ので、トイレがどうにかなっているのでしょう。
　　夫は電化製品とか家の設備が故障すると、なんかちょっと怒りをこめて嘆きます。
　　普段は温厚なのに、このような事態が発生すると、これをどーしてくれる！みたいに。

　　（あ、あと信楽とか伊賀で買ってきた土ものの器のへりがちょっと欠けたときも。このときはガッ
　　クリうなだれるだけで、そう怒りはしないのですが。）

　　　とにかく問題はトイレの水漏れです。わたしが見てみると、トイレ本体ではなくてタンクの後
　　ろから滴っていて、まあそう汚い水ではないことがわかりちょっと安心しました。
　　
　　これを解決するのはわたしの仕事のようなので、昨日、タンクのふたをよいしょと外して問題の
　　検証をしてみました。そしたら、なんのことはない手洗い口にはめるノズルがちゃんとはまって
　　いなかったことと、本体に流す働きをするチューブが外れていたことが原因でした。

　　ついでにタンクの中も掃除して、ほらほらと夫に見せて解説。何回も呼びつけてほら、これがな
　　どと説明するわたしに、付き合ってくれはしましたが、あんなに一大事みたいに騒いだわりには
　　あまり興味が無い様子。

　　タンクの中って、意外にピタゴラスイッチみたいな仕掛けでできていて、面白かったですよ。
　　それを説明したかったのに……。

　　　さて、先日大阪の夫の実家へ行き、その途中寄った京都で、夫の左足の肉離れがちょっと再発
　　したお話を一週間前に書きました。
　　そのとき、湿布をするのにおかーさんが出してきた自作のサポーターがすごかったので、ご紹介
　　しましょう。

　　写真でご紹介するのはあまりにあれなので、イラストにしてみました。
　　　イラストの取り込み方を知らないので……
　　
　　けっこうこれ、夫は気に入ったようです。大阪のおばちゃんはみんな、いろいろ工夫して再利用
　　するのが好きらしいのですが、おかーさんも実用的な作品をたくさん作ります。

　　大阪では、普通の顔して見ていましたが、ウチでこれを見るとやっぱりオカシイというか面白い
　　のでご紹介しました。
　
　　おかんアートが話題ですが、これはおかんハンドクラフトですね。