なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

雨の日曜日 アン・シャーリーの孤独

2021-03-22 10:40:00 | 日記
(21日)雨の日曜日。窓から庭を眺めていると、お腹が空いているのか水面をグルグル泳いでいるメダカの様子が見えました。雨が小降りになったところを見計らって庭に出て、メダカにエサをあげました。ほったらかしにしていたエサは、一冬越してなんだか湿気っているので、新しいものに買い替えないと。

 この春初めてカエルが鳴いています。それを聞いて、あぁ、また季節が巡ってきたなぁと感じました。そこには、変わりばえしない日常がぐるぐると…という諦めのような気分も入っていましたが、すぐに、何も鳴かない春だったらどんなに恐ろしいことだろう、と思いなおしました。カエルくん、また会えてうれしいよ。いつもの春がちゃんと巡ってきてよかった。
 ゆうべからの雨でしっとりした庭。花たちは昨日よりとても元気な様子です。ジョウロの水より、しとしと雨に降られるほうが、植物が生き生きするのはどうして?

 詰め込みすぎた寄せ植え。ヒヤシンスが香っています。ネモフィラも咲き出した。

 三時に雨があがるという予報でしたが、まだ降っています。夫はお昼寝中。手持無沙汰なので、先週勢和図書館から借りてきた梨木果歩さんのエッセイを読みました。「炉辺の風おと」がとても良かったので、2019年発行のエッセイ集「やがて満ちてくる光の」も借りてきたのです。

 興味のあるものから読み始めました。「アン・シャーリーの孤独 村岡花子の孤独」も面白かった。昨年NHKで放送していたカナダ制作のドラマ「アンという名の少女」は、アンの内面の影の部分に切り込んだ内容になっていて、従来の明るく元気なアンを期待している人にはあまり評判がよくなかったようです。わたしは、明るく元気に(あるいは、けたたましく)ならざるを得ないアンの内面がわかって、興味深く観ることができました。
 梨木さんは、ドラマが放映される前にこのエッセイで、「アンの孤独」について考察しています。     「アンのとめどない饒舌には、圧倒的な不幸に打たれたままでは終わらない生命力が感じられる。」
「赤毛のアンが私たちに与えてくれるものの中で、最も貴重なものの一つは、孤独を抱えたまま生きることへの励ましであった。」
「それぞれの孤独のさらに奥深くで、私たちは皆繋がっている。」
 ドラマ「アンという名の少女」のテーマとも言えるような文章で、驚きです。ドラマもですが「赤毛のアン」をまた読みたくなりました。
 
 残念なことに、小学校の図書室では、「赤毛のアン」は昔ほどは人気がないのです。「成長期の少女の孤独」や「自分というものが浮き彫りになっていくときに生じる影」をどうもまだ引きずっているらしいおばちゃんは、やっぱり高学年の女の子におススメしたいと思います。

 ★やっと雨があがった月曜日。土日はだらしなく過ごしてしまったので、わたしが一番苦手な片付けをしよう!と自分に言い聞かせているところ。

かわいらしい花が咲いて、特別な鉢に植えているからきっと大事な苗だったのに、何の花かわからない。ネットでいろいろ検索してやっとみつけました。ゲウムだそうです。ダイコンソウの仲間。ダイコンソウは前に育てていて、あーそういえば似ていると思いました。頭の回路がつながった感じ。よかった。

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