なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

蛍の思い出

2016-05-31 17:45:12 | 日記
   暑くなりました。明日からもう六月ですね。夏の予定をそろそろ考えなければいけなくて、なんとなーく重い気分。(上の写真は伊賀の忍者になったビクター犬)

 今日のお習字、生徒はわたし一人でした。奥さん先生とかなりおしゃべりして時間を過ごしてしまった。彼女とは興味の対象が、かなり合致しているので、楽しくおしゃべりしたのですが、一対一でしゃべるのって、かなりエネルギーがいります。お習字の指導も一対一なので、どんどん書いてどんどん見て頂きました。
 帰りがけに、かねてから約束していたドクダミを分けてもらいました。普通のドクダミならウチにもどっさりあるのですが、今日分けてもらったのは、八重のかわいいものと斑入りで黄色い模様の葉のドクダミ。斑入りは園芸種として江戸時代からあって、海外でも人気らしいです。
ネットでみたら、五色ドクダミというそうです

普通のドクダミは嫌われて、ちょっと変わったものは珍重されて…奇妙な世界ですね。

 このじっとりと湿気を含んだ空気を感じると、蛍はそろそろ飛んでいるかしら…と思います。
蛍狩りは、子どものころの懐かしい思い出です。父と兄と、月あかりのない夜に近くの川に蛍を獲りに行きました。時間は夕ご飯を食べた後ぐらいだったかな。わたしは牛乳ビンに草を入れて準備し、父は竹ぼうきをかついで行きます。橋の上から、下の川を覗いて蛍が飛んでいるかを確認するのですが、真っ暗な川はとてもこわくて、じっくり見ていられません。河原に下りて、竹ぼうきを使って、草の間からすーっと飛び出す蛍を捕まえます。
竹ぼうきをひょいっと振って、そこに入れこんでしまうという捕まえかたが不思議で、ビンに入れるとき
に、手の中で光る蛍の頼りなさがこわかった。いっぱい飛んでいるときはあんなにきれいなのに、一匹はとてももろい虫。
 枕元に蛍の光るビンを置いて、ぴかぴかの点滅を眺めながら眠りました。そして、次の日の朝、もうその光をだすこともない蛍を見て悲しかった。

こわくて、きれいで、悲しい、けれども懐かしい父と兄との思い出。

 今夜は火星大接近だそうですね。外に出て、街灯のないところを探し、南の空を眺めてみようと思っています。

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