伊賀上野の町を歩いた

　　もう二日経つのに、鈴木重子さんのコンサートの余韻は続いているのです。歌がふと流れてきて口ずさみそうになったり、実際、歌ってみたり。かなり心に浸透したみたい。

　コンサートの前に少し、上野の町を歩いてみました。同行した夫はこの町を何度も訪れていて、いつものアドレナリンが出る状態にはならなかったのですが、一緒に歩いてくれました。
　まずあらかじめ、上野出身のお友達に、丁稚ようかんの美味しい和菓子屋さんをきいていたので、そこに行くことにしました。

いせやさん
小粒の草餅
　
　丁稚ようかんと、草餅と柏餅、それから抹茶わらび餅を買いました。和菓子ばっかり食べてるような…。
上野の町は古い建物が普通に残っていて、皆さんそこで普通に暮らしていて、住んでいない家もぽつんぽつんとあって、それなりに寂しい感じもしましたが、城下町の趣きが残っている良い町でした。

お風呂やさん　ワンダーランド！

ネコ型とびだし君　ねこの飛び出しに注意
　
　武家屋敷でステンドグラスの作品展を覗いたり、ギャラリーで書を見せてもらったり、いざなわれるままに、ひょいひょいおじゃましました。上野の町がそういう町なのか、そういう日だったのか、声をかけられることがいつもより多かったのです。そうそう、古民家を改造したイタリアンレストランのメニューを見ていたら、そこのシェフのお父様からも声をかけられました。
「娘がイタリアで修行して、家庭のマンマの味のレストランを開店しました。わたしは草ひきとかで手伝っています。」とのこと。娘さんを応援したい気持ちがすごく伝わってきて、とても楽しそうでうらやましかったです。

　コンサートは六時開場だったので、早めに夕食をとりましょうということで、五時に、リサーチ済みの老舗の洋食屋さんに入りました。ストークさんです。
わたしはハヤシライス、夫はカツカレーを頼みました。

ライスにかけて撮ればよかった


これが、とてもおいしかった！これがハヤシライスなら今まで食べていたもの（作っていたもの）はハヤシライスではありません。しつこくないけどコクがある。感激でした。

　とても満足してニコニコで、コンサート会場の崇公堂に向かったのでした。
最後に崇公堂の玄関をはいってすぐに飾ってあったお花を紹介します。


　
　これはウツギの赤花だと思うのですが、こんな風に素敵になるなんて信じられない！さすが、城下町。
感服いたしました。