なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

炎天下 歩いてお習字へ

2018-07-10 16:54:59 | 日記
    土曜日はわたしが住んでいる町も洪水警報が出て、ちょっとハラハラしました。町から何か情報が発信されているかと調べてみても、何もないし、広報車が注意を呼びかけているわけでもないし、結局、ただひたすら大雨を降らせている雲が通り過ぎるのを、じっと待つしかありませんでした。洪水はまぬがれて、事なきを得ましたが、うちの町の危機管理能力に不安をおぼえたのも確かです。その前に、自分の備えのなさを反省しないといけないんですが…。ウチの庭がプールのようになったり、ガルバリウムの屋根に叩きつける雨の音で眠れなかったり、こんな小さなことでハラハラしてどうするんだろう。
     どうするんだ、もぐもぐ…

    今日はお習字の日。いつも自転車で坂道を三つぐらいのぼって15分ぐらいかけて、丘の上の先生のお宅に行っています。ところが今日は、息子が自転車を使っているので、一緒にお習字を習っているお仲間に、車で行く途中で、わたしをひろっていってもらうようにメールでお願いしました。すぐに電話がきて、彼女は今日は用事でお休みとのこと。しょうがなく、この炎天下、重たいお習字の道具を抱えて歩いていくことを決意しました。重いけれど、水筒をバッグに入れて、ポケットに藻塩を小さな袋に入れたものまで用意して、帽子に日傘の重装備です。
 ピンクのムクゲ開く
    日差しはこの夏一番と思われるほどぴっかぴかでしたが、風がすこしあって、なんとか歩けそうです。車がビュンビュン走っていきます。街路樹が5メートル間隔ぐらいに植わっていて、この木の陰のなんとありがたいことか。黙々と陰をめあてに下を向いて歩きました。この道路は山を切り開いて通しているので、途中に林のように緑がこんもりした箇所が2カ所ぐらいあります。普段自転車で通るときも、ここが涼しいことはわかっていましたが、今日は本当にオアシスのようでした。
    なだらかなのぼりがあって、さらにのぼっていかなければならない、その坂の登り口に一本の大きなヒノキがありました。その木の下あたりに差し掛かったとたんに空気が変わったようでした。清々しい感じ。涼しいだけではなくて、何かいいものが放出されているみたい。そこからちょっとした雑木林が続いて、上り坂なんだけれど、わたしの体はすごく楽になりました。
             白いムクゲと青空 
    雑木林はただ単に木陰を作ってくれているだけじゃないんだな。その下に水をたくさん蓄えていて、それを蒸散している。水が液体から気体に変化するとき、周囲から熱エネルギーを奪うので、涼しくなる。学校の理科で習ったこの仕組みを、今日は本当に体で理解できたのです。この週末降ったたくさんの雨が、木を通してどんどん放たれていっているのを肌で感じました。
    30分近くかかって、先生のお宅に到着。汗だらだらでしたが、脂肪燃焼したかもしれないし、まぁいいか。帰りは申し訳ないことに、先生が家まで送ってくださって、それはそれでホッとしたのでした。

 同じように見えてちょっと違う 昨日の、息子と夫のお弁当 

    昨日から息子のお弁当が再開して、いつもより一時間早く起きています(五時!)。ほぼ同じおかずなんだから簡単なように思えるのに、しっかり時間がかかるのはなぜなんだろう。卵焼きが夫は甘いのがダメなのでだし巻きにして、息子のは砂糖たっぷりにすることと、息子のご飯にはゆかりを振って、夫のには青のりを振っているぐらいの違いなんだけれどな。昨日のお弁当のおかずのメインはコロッケでした。お弁当のおかずのために、本当にひさしぶりにコロッケを作りました。(この暑さのなかコロッケ作るなんてちょっと前のわたしには考えられません。)この分では、だんだん息が切れてくるかもしれませんが、しばらくはがんばりましょう。

 ワイルドライフより 驚くほどのかわいさ クロアシネコ こう見えてすごいワイルド

   中島京子さんの「かたづの!」読み終えました。面白かった。八戸、三戸、と戸がつく地名がどこがどこやらよくわからないのですが、今の青森と岩手の境あたりのお話です(あいまいで申し訳ない)。教員だったわたしの父が最後に赴任したのが二戸郡一戸町(ややこしい)面岸小学校で、わたしは大学生の夏休みに一度だけそこに訪れています。そのとき山奥までバスで走る途中、ぴょこんと立って、こちらを見ているカモシカに出会いました。カモシカを見たのは初めてだったのですごく印象に残っています。
   「かたづの」とは角が一本のカモシカで、物語の語り部としても登場しているのですが、戸のつく地域とカモシカというつながりで、興味深く読むことができました。歴史は苦手だけれど、人気の作家さんに、お話の舞台と題材として、岩手(と青森)が選ばれていてなんだか嬉しかった。

 雨上がりの庭 ジャングルだ

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