「暴れん坊将軍」、けさは比企理恵。きのうの北原佐和子と同じく、80年代アイドルだ。オールドファンならわかるだろうが、ホリプロスカウトキャラバンというアイドル登竜門で優勝してデビューした。
役は町娘・お邦、25歳。本当は24歳だったはずだが。商家の跡取りとの祝言前日にいいなずけが辻斬りに殺されてしまう。その辻斬りは徳川家と縁のある越前福井藩の大名の弟で、家督を継げなかったことで吉宗を恨み、吉宗にクビにされて逆恨みする元若年寄と結託して、江戸の治安を乱して吉宗失脚を図っていたのだ。
お邦は独自に捜査するが、悪者に拉致される。しかし、座敷牢に入れられながらも逃げ出す。
しかし、見つかってしまいピンチに陥るが、ここでもなぜか現れた吉宗に助けられる。その場で吉宗は縁のある松平家が大名である福井藩の悪事について「善は善、非は非、天に変わって成敗する」と言って、いつもに増して険しい表情で成敗する。
長くなるが、いい味を加えているのが山田朝右衛門(栗塚旭)。以前は幕臣で死罪を言い渡された罪人の首を斬る仕事をしていたが、今は町民として暮らしている。何かとお邦の世話をしている。というのは、在職中にお邦の父親が死罪を犯し、首を切っていたからだ。お邦はそんなことは知らず「先生」と呼んで、慕っていた。
成敗の最後に吉宗は「朝右衛門、成敗!」と叫ぶ。お邦のいいなづけを何の理由もなく殺した奴らに天誅を下す。
お邦は、吉宗の計らいであろうが、嫁に入るはずだった商家を継ぐことになり、朝右衛門も手伝いに来る。火消し「め組」の面々がお祝いに来ると朝右衛門は笑顔を見せた。「め組」の頭は「朝右衛門さんが笑ったよ」と騒いだ。確かにたまにしか出ないが、いつも険しい表情ばかりだったね。
このところ、かつてのアイドルが出ていて、見るのも楽しいね。
余計だが、きょうの高島礼子(御庭番)。