突然ですが(笑)
小川未明さんの童話ですが、ご存知でしょうか。
ある北の暗い海に身重の人魚が棲んでいましたが
あまりにも海が寂しいので子供が可愛そうだと考えました。
人魚は人間が優しい心を持っていて、町は楽しい所だと聞いていたので
海辺の町の神社に行って子供を産み落とすことに決めました。
翌朝、人魚の捨て子は神社のそばのろうそく屋の老夫婦に拾われ
その子はとても大切に育てられ、美しい娘に成長しました。
人魚の娘が白いろうそくに赤い絵を描くとたちまち評判となり、ろうそく屋は繁盛します。
神社に納めたろうそくを灯して漁に出ると、時化でも無事に帰ってこられるということが分かり、ますます評判が広まりました。
評判を聞きつけた行商人が人魚に目をつけ、老夫婦に娘を売ってくれるように頼みましたが
最初のうち老夫婦は娘を手放そうとしませんでした。
「昔から、人魚は不吉なものとしてある。」という行商人の言葉と、
法外な金を前にして手放すことになってしまいました。
娘は、自分が入れられる鉄の檻を見て、老夫婦の元を離れたくないと懇願しましたが
欲に目が眩んだ老夫婦は耳を貸しませんでした。
娘は真紅に染めたろうそくを残して、連れて行かれました。
その夜、老夫婦の元に不気味な女が現れ、真紅のろうそくを買って行くと
突然に海が荒れ狂い、沢山の船が転覆し、娘の乗った船も檻と共に沈んでしまいました。
それからというもの、神社に灯がともると大時化が来て人が死ぬようになり
老夫婦は神様の罰が当たったのだと考え、ろうそく屋を廃業しました。
ろうそく屋がなくなっても、その呪いは収まらず、山の上の神社は恐れ嫌われて人が途絶え、数年後には町全体が
滅びてしまった。
おしまい
というお話です。
私はこの童話を20歳の時に初めて読みました。
まあ、今から10年ほど前ですが(閻魔さまがお怒りじゃ)
人間の欲は、自分自身を滅ぼしてしまうという事ですかね。。。
なぜこの話を思い出したのか、それはご想像にお任せするとして。
身重の人魚さんはどうして、娘と海の中で生きることを選ばなかったのでしょうね。
檻とともに沈んでいった娘は、人魚に戻ることが出来たのかしら。
何の関係もない人まで死んでしまって気の毒だ。
などと、俗な思いを馳せたりする秋の夜。
昨日の夜は、雲が早く流れていて
16夜のお月様が見えたり隠れたりしていました。
かさ地蔵、こぶとり爺さん(小太りのじいさんじゃないよ)はなさか爺さん。
舌切り雀に、おむすびころりん。。
まあどれも、欲をかきすぎたら失敗するというお話。
わらしべ長者みたいになれたらよいですが
正直者が馬鹿を見るような世の中は普通ではないのですよね。
なんとなく今朝もブログを更新してしまいました。
今日から3連勤となりますが、最終日はお墓参りのため午前中で上がる予定です。
子供の手が離れたと思ったら今はワンちゃんの事もあり、出かける時間が規制されてしまったのですが
元気なうちは社会貢献として働こうかな、という考えで
徒歩一分、出勤も結構融通きかせていただける職場にご縁があり、本当にありがたいことです。
社会貢献とは言えタダでは働きません(笑)
せいぜい貯金して、還暦にアメリカでスカイダイビングの夢を叶えようと思っておりますが
あ、ここではまだ話しておりませんでしたか?
そう、100歳まで(元気に)生きる予定の私ですが
還暦にアメリカでイケメンのインストラクターとスカイダイビング、というのが目標なのだ
あっ、まだ30年もありますけど(爆)&自爆
今はそのための準備期間というか
今は今。
ご訪問くださりありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫