最近、近隣のお宅で外壁塗装工事をしています。
足場を組んで、炎天下をご苦労さんなことだなあ、と普通に見ていたのですが。
先日、玄関チャイムが鳴ったので、出てみると
「前の家で工事をしている者なんですが、上からたまたま見えたんですけど、
お宅の屋根の板金？が外れて、防水シートがめくれています。
危ないのではめてあげようかな、と思って」。
というのです。
ええ？と思って、とりあえず玄関を出て話を聞きました。
多分20歳前後の若者が、とても危険なので、はめてあげる、という。
周りには工事関係の人も何人かいて、様子を見ていました。
防水シートがめくれてるなんて、雨でも降ったら大事ではないか！
陸屋根の構造など、屋根に上ったことはあったけど、全然わからない。
相手は、見過ごせなかったからよかったらはめますよ。という。
その言い方は、善意でやってくれるみたいな感じでした。
「足場とか大丈夫なんですか？」というと、ベランダからでもできるといいます。
雨漏りしたらこまるな、とか台風で屋根が剥がれたら大変だ、とか。
いやいや・・・まてよ、本当なのか？
それに、知らない人をいきなり家に入れて作業されるのは、どうなのか、と揺れる私の心。
しかし、64年間生きてきて、バブルの荒波も越えてきた私（関係ないか）は、気持ちを落ち着かせる。
そして。
この家の施工会社に確認します。
ご親切にありがとうございます。
と告げて、家に戻りました。
実は、たまたまですが、ちょうどその日に、五月のお風呂場リフォームの件で確認したいことがあったので、担当の方に来ていただく日程を決めていたのです。
電話をして、そのことを少し話して、ついでに屋根の点検もお願いすることにしました。
結果。
昨日点検していただくと、全く問題なし。
そもそも板金（枠）が剥がれるような構造ではなく、そんなことは聞いたこともないそうです。
もし万一剥がれていれば、すでに雨漏りしているはずだと。
また、施工会社は何年かに一度、無料で点検をしてくれます。
二年前の点検でも何も問題ありませんでした。
結局、あれは悪質業者の手口だったのです。
見えないところに不具合があると嘘をついて、親切で作業してくれそうな雰囲気を醸し出し、
作業終わりました、五万円です。とか。
不思議なのは、近隣のお宅に来ている業者だとしたら、すぐばれるはずです。
私が女性で、屋根に上って確認することができないと思ったのでしょうか。
今でもその気になれば上れるぞ
しかし、もしうちが最近リフォームをしておらず、たまたま近々点検に来ていただく約束をしていなかったら、
だまされて、被害にあっていたかもしれない。
タイミング、神さまありがとうございます。
少し前の事ですが、外の水栓がおかしくなって、ネットで探した業者に来てもらって、ぼったくられました。
会社名も書かれていないワゴン車で三人で来たのを見た瞬間に、直感でやばい、とは思ったのですが。
結局故障ではなかったのもあり、ぼったくりの金額も数千円で済んだのですが、最近その水回りの悪質業者に引っかかって、何十万も請求される人がいるそうです。
水回りの工事はそれでなくても高額になるので、少しでも安くと思ってネットで探すことも多いと思いますが、
長くやっている地元の業者や、水道局などに紹介してもらうのが最善です。水道局の紹介なら間違いはないようです。
皆様もどうぞお気を付けください。
節約したいと思えばなおさら、割高感があっても信頼できる業者に頼んだ方が先々のためです。
お年寄りなどは、屋根が剥がれているなんて言われると、びっくりしてお願いされるかもしれないですね。
それにしても、人の弱みに付け込んだり、恐怖をあおっての詐欺など、本当に人として最低だと思います。
近隣の足場はまだ組んであるので、工事の人に追求しに行こうかと思ったのですが、怖いのでやめときます。
そのお宅が、工事代金でぼったくられておられないことを祈ります。
長く生きていれば、いろんなことがあるものです。
良い勉強になりました。
さて、台風は宮城に上陸したとかで、宮城に上陸するのは観測史上初だそうです。
50年、100年に一度、観測史上初、かつてない、そんな言葉が頻繁に聞かれる今。
気を付ける事が多すぎる。
スイカ色の蝶ネクタイをつけたんだけど、胸毛で見えないこたろうくん。
何かついていることにすら、気づいていない、おばかわいいこたろうくんなのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝を込めて
つる姫
