少し冷え込んだ朝、用事があって弟の車で出かけました。
すでに朝の9時を過ぎていたのですが、さすが私、持ってるもってる。
持ってると言えば、運かい?
いえいえ、雲海でございます。
夜明けですと、この雲がオレンジ色に染まったりなんかしてそれはそれは美しいのですが、これはこれで美しいですよね。
あたしゃ、ほんとに、うんがいい。
この辺の山を見ると、深山幽谷という言葉を思い出しますが
紅葉の時に来た事はほとんどないと思います。
陰になった部分とのコントラストも素晴らしいですね。
朝の光に照らされた草花が風に揺れています。
日陰には、朝露を纏ったお花の種。乾かないと飛んで行けないね。
ヤツデに蝶がとまっています。
ヤツデは秋から冬の花の少ない季節の日だまりの中で、次々と長期間にわたって花を咲かせ、昆虫に貴重な密を提供しています。
このような季節はずれの開花は、花粉の媒介者である昆虫の来訪を確保し、受精を確実なものとしているのだそうで。
みてください。カオスです。
ハチ、アブ、ハエ、ハナムグリ?などの昆虫が、混とんとしております。
小春日和。
おじいちゃんが、野良仕事。
そこここに、昔からあるお堂などが点在しています。
ここのご本尊は不動明王だそうですが、かつてこの辺りはとても火事が多く、ここにご本尊様をお祀りしたところ、
火事がなくなったとか。
田舎にはこのような貴重な文化財が沢山あるのですが、お手入れをする人がいなくなり、荒れ果ててしまうものが多いそうです。
地元に住む弟はこのようなものを大切にしていきたいと申しております。とてもよい事だと思います。
さてここは何でしょう?
舟を屋根に。
はい、正解は
バス停ですよ。
ただし、ここから乗る人はまずいないでしょう。
バスの便もどんどんなくなって、私などがたまに帰省すると車がないとどこにも行けません。
私のふるさとは高齢化率が45パーセントで、県内でもワースト3に入っているようです。
若者が、オラこんな村いやだ~と思うのも、私にはようく分かりますが、まず長年住んでいる人たちを大切にし、試行錯誤して町を盛り
上げてほしいものです。
新しい事も大事ですが、古くからあるものを大切にしてほしいな、とも思います。
わたしのふるさとはこの辺で終了。
明日は、戦いが終わった後の(笑)つる姫の小さな旅をおおくりしますね。
今日の言葉