皆さんは、カラス好きですか?
大好きという人はあんまりいないとは思いますが。
私も、現実的には嫌いな鳥さんです。
しかしながら、見方によっては、とても興味深い鳥でもあります。
幼い頃、山の田舎に育った私ですが、家が町中にあったせいか、カラスを身近に見ることは、ほとんどありませんでした。
夏の夕方、茜色に染まった西の空から東の山へ、一斉に帰って行く、何百派とも思えるカラスの黒いシルエット。
その光景は、神々しくもあり、首が痛くなるまでその光景をみあげていた私。
都会に来てからは、カラスは身近に見る、怖い嫌われ者。
ゴミをあさり、糞をばらまき、人を怖れない。
バブルの頃、「からす」という、長渕剛さんの歌がありました。
とても好きな歌の一つです。
自分たちを、都会に群れを成す烏、とたとえた様な歌ですが、お時間あれば聞いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=ExVPw-JOpwI
女子が好きそうな歌ではなさそうですが、私は若い頃から好きでした。
カラスはどこかの国では神の使いともされた鳥でもあります。
数年前、とある感情が湧いて、油絵でカラスを描こうとして、いまだに闇夜のカラスのまま放置してあるんですが(自爆)
昨日、近隣で撮ったカラスを水彩で描いてみました。
羽がややこしくて、気が狂いそうだった~。
色はいいんです。黒の濃淡ですから。
ちょっと他の色も混ぜてみたりしましたけど。
一番難しかったのは、描いたことない人工物。カラスがとまっている街灯でした。
カラスは三歳児位の知能があって、人を覚えるそうですよ。
七つの子という歌もありますし、夕焼け小焼けにも出てくるカラス。
いつの間にか嫌われ者になっちゃったけど、カラスに悪気とかはないんでしょう。
十数年前ですか、カラスの嫌いな石原都知事の時代に、裏の木に作られたカラスの巣を駆除してもらった事がありました。
我が子どもが、襲われそうになったからですが、その巣をみて、悲しくなった。
針金ハンガーを上手に組み合わせて作られた巣の中に、色んなところから集めた布とか綿みたいなものを敷き詰めてあった。
親カラスの愛情をかいま見て、ちょっと泣いた。たまごや雛を守る気持ちは、同じなんだもん。
黒い羽が七色に輝いて見える時もある、カラスさん。
また描きたいと思いました。
今日も笑顔で過ごせますように。
感謝をこめて
つる姫
(ブログ開設から2774日)