☆つる姫の星の燈火☆

#2007 つる姫の旧作シアター~レ・ミゼラブル~

今日の映画は

レ・ミゼラブル

ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、大ヒットした名作ミュージカルを映画化したもの。

パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。

やがて運命的に出逢った女性、ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。

バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。

 

子どもの頃に、本を読んだ記憶がありますが、ジャン・バルジャンと言う名前と、銀の燭台を盗んだが、牧師さんがかばってくれて・・どうのこうの、というような内容をうっすら覚えているだけでした。

この映画は、最初から最後まで、普通のセリフというのがほとんどないミュージカル。

最初の20分ほどみても、もうクライマックスじゃないかと思うような展開に、引き込まれるというよりも、ものすごく疲れて、30分ほど観てその日はおしまい。

昨日気を取り直して続きを観たのですが、何故か名作「嵐が丘」を思い出す。

この話とは全く違う内容なんだけど、もどかしいというか、早くページをめくりたいというような感じ。

一体どうなるんじゃい!とイライラするというか、なんというか。

また、バルジャンを追い詰める警部が銭形警部に思えたりして。

時代背景の悲惨さ。人民の貧困。

キャストの皆さんの歌のうまさとかも相まって、これは映画館で観たらぶっ倒れたかも知れないなあと思う程、ど~~んと来ました。

始めはたった一個のパンを盗んだ罪で19年の投獄。

しかしながら罪は罪。執拗に追いかける警部は間違ってはいない。

法を守るというのは、どういう事なのか。。。。

いやはや、これまで色んな映画を観たけど、これは感動したとかよかったとか、一言では言い表せない映画で、心に残る一本でした。

なので

★★★★★

詳しくは調べていませんが、どうも子どもの頃よんだものとは、結末とかが違うらしい?

この映画の時代背景、女子ども(おんなこども)、若者たちが権力に立ち向かい、死んでいく姿にも、とても心を打たれました。

自分の命だけれど、これから先、未来の人たちのために命を投げ出す姿。

戦争の事も思い、これは究極の命の使い方なのではないかとも感じました。

そう思うと、生きている命と亡くなってしまう命に何ら違いはないのだとも。上手く言えないですが。

犠牲になる命は悲し過ぎますが、あのような時代や人の想いがあってこそ、今の私たちがこうして生きていられる。

とても沢山の事を考えさせられる映画でした。

観てから読む、が私の原則ですが、今回だけは原作を読んでみようとは思いませんでした(笑)

この映画の中で、こころがほっとした事は、コゼットの継母に溺愛されて我儘だった実の娘が、片思いの彼のために身を挺し、その彼が愛したコゼットの手紙を彼に渡したこと。

あんな親に育てられて荒んだ生活をしていた娘なのに、芯のあるいい子に育ったんだなあ、って思った。

ここ、私にとっては重苦しい映画の中の、少ない救いの場面でした。

ネタバレになるのでこれ以上は書きません。

 

ああ~~~~映画ってほんっとにいいもんですなあ。

まだ余韻に浸る朝。

そんな昨日はオオルリを描いてみました。

正直に言いますが、写真ではいい感じの色に見えますが、実際には納得できる色が出ていません。

そして、頭がちょっとでかくなっちゃった。

図鑑じゃないんだから、徐々に背景も描こうと思います。

 

さてそんなことよりカープのマジックがに!

松山さん

27年ぶりの地元での胴上げ、今日は観られるんでしょうかっ

ビール一杯の賭けには負けたが(内緒)、なんでもいいから今日決めよう

ビール賭けよりビールかけ!

(ブログ開設から2626日)


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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