昨日、ヒマラヤ桜の様子を見に行ってきました。
おとといの夜見つけた沢山の蕾たち。
真っ青な空の下で、咲くのを待っています。
この桜が咲くと、メジロや外来種のインコ、ヒヨドリたちが来て
可愛い花を根元から落としてしまうのです。
花の根元に甘い蜜があるみたい。
冬に入る前の、嬉しい御馳走なんでしょうね。
あと10日ほど経てば開くのかな?
ついでに、公園の中を散策します。
広場では、ゲートボールの老人たちが
曲がった腰を伸ばして、コーン!とボールを打つ音を響かせています。
打ち方は、こうよ。
見上げれば黄葉。
なんの実でしょう。これも小鳥たちの大切なごちそうですね。
小春日和、公園には小さな子供を連れたお母さんや、お年寄りが日向ぼっこをしています。
カメラを持っている私は、何だか注目の的。
こそこそと脇の小路に入ると、池を渡る橋の下には沢山の鴨が集まっていました。
ひときわ目立つ綺麗な鴨、鴨のくせにガンを飛ばしてきます。
カメラを向けると、鴨たちは一斉にお尻を向けて行ってしまいました。
思い出したぜ~。あのねえちゃん、毎年来るやつだ。
かも~ん!なんておんなじギャグ、今年はやめときな。
こちらを気にしながら、群れの大将らしき鴨君も去って行ってしまいました。
ふん、どうせ私は日陰の女。
でも、オッケー♪
変な頭ですが帽子かぶってます。
かさかさと落ち葉を踏む音が聞こえる、静かな小路を行くと
小さな滝が流れています。
こんな電線みたいの、あったかなあ。
見上げればもみじ。
もみじまんじゅうは、にしき堂。
まだ緑のもみじは、小さな掌をいっぱいに広げてお日様の光を受け止めます。
おじいさんのカメラ目線。
おや?いつの間にあんなところに自販機が?
この公園には、朝からワンカップ大関を飲んでいるおじさんもいてはります。(謎の関西弁)
春に黄色い花が咲いていた木(5月撮影)
赤い実がなってます。なう。
私は、最後の一葉。
いいえ、私もまだ。
あら、まあお互い頑張りましょう。
花でしょうか葉でしょうか、産毛がかわいいですね。
ススキの穂には、逆光がお似合い。
日陰の女には逆境がお似合い
潜水中の鴨さん。
おお!すごい目つきになってる!
なんか捕まえたかな?
葉っぱは、木のために一生懸命太陽の光を受け止めて栄養をつくり
最後の最後まで栄養を送り続けて、そして地面に落ちて行く。
落ちた葉っぱは地面の栄養になるんです。
人は咲いた花を見て美しいとため息をつき
実った実を食べて美味しいと心を満たされる。
なぜ花が咲き実がなって、そして枯れて落ちて行くんだろうなんて
あんまり考えません。
花を見て、木を見ない。
木を見て森を見ない。
人間が生きている間の、花や実は何でしょう。
一番大切なものは、見えない所にあるのではないでしょうか。
命の営みに無駄な事は一切ないんです。
命の営みに終焉はないんです。
などと、自問自答しながら晴天の秋をもう一度見上げると
あ!?この木ソメイヨシノのはず。
葉を落とした後にはもう、次への備えが!
つる姫は、計り知れない命のエネルギーを感じたのでした。
哲学のお昼前。
お腹がぐ~っとなったので、帰宅。
哲学も空腹には勝てません。
春夏秋冬。
あなたはどの季節が好きですか?
どの季節にパワーを感じますか?
身近な自然に目を向けると
花や木や小さな生き物が
いつだって、不平不満なんて思いもつかず
一所懸命生きているのがわかります。
旅の虫を封印している今日この頃
徒歩2分の公園で、心の旅をしてきました。
行動を制限されることがあっても
心を制限されることはないのですから。
今日もご訪問いただき、とりとめもない記事にお付き合いくださり
ありがとうございました。
明日から連休の方、素敵な休日をお過ごしください。
私は、明日明後日早朝からのお仕事です
感謝をこめて つる姫