突然ですが、皆さんはカッコーという鳥の托卵という習性をご存じでしょうか。
ざっくり言うと、カッコーは自ら巣を作らず、他の鳥の巣に卵を産んで育てさせるのだそうです。
本来の巣の持ち主の卵より先に孵化したカッコーの雛は、残った卵を巣から落として、他人(他鳥)の親から餌をもらって育つ。
親は我が子が別人(別鳥)だとも気づかず、頑張って餌を運び続ける。というような事です。
生き物にも、色々な習性や本能などがあるものですが、カッコーは「ずるい」と思っちゃう自分もいます。
でも、「いきるため」。
人間みたいに、もっともっと、という欲とかで他者を食い物にしている訳ではなく、ただ、種の存続「いきるため」。
そして、ニューカレドニアのワピピという鳥の生態。
彼らは托卵されるのですが、孵った雛を偽物と見抜いて、捨ててしまうのですよ。
まだ目も開いていないカッコーの雛。先に孵化して、ワピピの卵を巣から落として、生き延びようとするのですが、ばれてしまう。
それぞれが、知恵を働かせて、種を守っていく。
自然淘汰、弱肉強食という言葉もあって、自然はうまくやりくりして成り立っている、いや、「いた」のでしょう。
こうしてみると、人間ってほんと、なんなんですかね。
カッコーみたいな親や、実の子に手をかける親もいたり。
そんな事を言っていても、始まらないですね。
2014年に描いた油絵ですが、そんなメッセージをこめています。
水彩では、こんな風にメッセージをこめたものが描き切れない。
薀蓄は個展で(爆)
油絵をまた描こうかなって思うこのごろですが、なかなか手をつけられないのが現実。
そのうち油絵にも復帰します。
今日も笑顔で過ごせますように。
感謝をこめて
つる姫
(ブログ開設から2782日)