今回帰省する時に、悩んだのは、こたろうを連れての移動だけではありませんでした。
蝶の飼育係の役目があったのです。
去年の秋に蛹になった越冬蛹は、ナミアゲハが3体、クロアゲハが2体。
今年の冬が寒かったせいか、例年は3月終わりころから羽化し始めるのですが、今年は4月半ばになっても全く気配なし。
帰省する時までに羽化しなかったらどうしようかと思いつつ、帰省の朝を迎える事に。
蓋の部分をネットで覆った海苔の空き容器
このままで置いて行けば、羽化した時に外に出れない。
ネットをはずして外に置けば、何者かに襲われるかもしれないけど、この際運命に任せるしかない。
自然の中では、それが当たり前の事だと、ネットをはずして、玄関わきの目立たないところに置いていきました。
生き物を飼うという事は、そういう事なんですよね。たとえ小さな虫でも。
帰省してからも、ふとした時に彼らの事を思い出していました。
帰宅してまず、玄関のわきの飼育箱を確認すると、あ!ひとつも羽化してない!
再び室内に回収して、そのうちの一つが昨日朝、羽化の気配だったので、見えやすいリビングにおいていました。
そして、4月25日午後1時過ぎ、ナミアゲハちゃんが羽化。
目を離していたので、羽化の瞬間は見逃しましたが、春型の子は、小ぶりで、羽の模様のクリーム色っぽい部分が多く、とてもきれいです。
こたろうくんは、
こいつ何者?と、ガン見。
しかし、この後蝶が飛んで、こたろうにパクっとされそうになり、大慌て。
窓を開けて、旅立ちを見送りました。
ふわふわ舞い上がる蝶々さん。
残りの蛹さんたちの羽化も楽しみです。
さて・・国内で悲惨な事故のニュースが入ってきました。
こんな時、逝き方は選べない不条理を感じます。
亡くなられた皆さんに心から哀悼の意を捧げます。
ご訪問いただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫