2014年のアメリカ映画。
これは、言わずもがな、旧約聖書の創世記に登場する大洪水にまつわるノアの方舟の物語を元に作られたものです。
元々のノアの箱船の伝説は、古代メソポタミアの文学に似たような内容のものがあったそうです。
神が、地球規模の洪水から、ノアとその家族、そして世界に残された動物たちを救った話。
その大洪水は、天地創造の約1650年後、今から4400年前、紀元前2400年前に起こったとされています。
方舟は、137×22・9×13・7メートルだという、現実的な数字さえあるようです。
この舟の存在を信じて探す旅は、西暦300年頃から始まり、今でも信じている人は探しているとか。
うろ覚えだった元々のお話をひもといてみましたが、この映画には、元の物語にはない人物が沢山登場して、話をややこしく、おもしろくしています(笑)
今の地球で起こっていることを考えると、これが紀元前の時代から伝説のようになっていたことに驚きを隠せません。
また、この洪水というのは、古代メソポタミアで王朝が変わったことで、秩序の回復が図られた事を示すものだという説もあるそうです。
今の世界を一掃して、新しい世界を創りたいという思いは、その頃からあったのでしょうか。
映画では、世界は、火ではなく、水によって滅びる。
その時に、人間以外の無垢なものたちだけが、生き残れる。
生き物たちを箱船に乗せて、新しい世界に降り立った後、ノアとその家族が、すべて召され、世界に人間が一人もいなくなることが、ノアの使命でした。
しかし、彼の家族は、彼ほどの使命感を持てなかった。
人間の愛は世界を救うものでもあるけれど、それが様々な感情に変化していく。
他の生き物のように、無垢ではいられないのだ、と感じました。
だから、天地創造の神は人間を排除しようとしたのでしょうか。
ノアは、かのアダムから10代目の男性だそうです。
神様は、なんでわざわざ「善悪の知識の木」などと言うものを手の届くところに実らせたのでしょうか。
蛇はなぜ、唆してイヴにその実を食べさせたんでしょう。
天地創造の神は、今の地球をどのように見下ろしているのでしょうか。
人間は、その行いの果てに、この地球を捨てて、他の星に行く空舟を作る時代。
その舟にはどんな生き物が乗れるのでしょうか。
「無垢」ではない人類だけが乗れるような気もしますが。
美しい地球を創造した神様の、唯一の失敗作は人間だったのでしょうか?
神話や伝説には、とても大切な事が隠されているなあ~と思いました。
そして、神話や伝説をもっと読みたいなあ~~~と、思いました。
何年ぶりにりんご描いてみましたが、へたくそでした~^^;
文章もまとまらず、やはり本を読まんといかんぜよ。
さて、一日雨かと思ったけど、いまは空が明るくなってきました。
が、最近描けてなかったお絵かきをしたいと思います。
久々のこもりのおばちゃまよ。
今日も笑顔で過ごせますように
感謝をこめて
つる姫
私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。
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