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今日はお休みなのにまたまた雨
でした。
空は暗いし寒いし
…あんまり楽しいお休みって訳には行きませんね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
模型誌
を買いに行ったぐらいの1日でありました。
嫁さんが夜勤(入り)ってこともあって、晴れてたとしてもどこに遊びに行けるわけではなかったんですけどね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
さて、今日は映画鑑賞記録です。
「羅生門」
(監督:黒澤明、出演:志村喬、三船敏郎、京マチ子、1950年邦画)
2008年4月5日(土曜日)にNHK BS2で黒澤明特集として放送されたものがHDDの中にありました。
2008年12月14日(日曜日)の夕方から鑑賞。この日は嫁さんが夜勤に行く前にHDDの容量が無いと騒いでいたので何かを処理しようと…で、こいつをチョイス。
ノーカット版だと思うのですがTV放送なのでもしかしたらカットされている版かも(?)しれないですね。
ストーリー
芥川龍之介の小説「藪の中」を元にした作品。
平安時代、羅生門の下で雨宿りをしようとやってきた男(上田吉二郎)は、そこにいて人を信じられないと頭を抱える旅法師(千秋実)と杣売り(志村喬)から奇妙な話を聞くことになる。それは山中で侍(森雅之)の死体を発見した杣売りが検非違使の取り調べで聞いた話であり、盗賊多襄丸(三船敏郎)が山中で侍の妻(京マチ子)を襲い、侍(森雅之)を殺害したという話だったが、捕まった盗賊と妻、そして霊媒師を介して話す侍の証言は各々がまったく食い違っていた。
ピロEK的感想&点数
こういう古典作品の記事を書くには兎に角恐る恐るになります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
今更私如きが何を語れと言うのでしょう
。
まぁ…それでも頑張って書きますので、内容のヘボさは許してください![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
最近「バンテージ・ポイント」だの「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」だの「羅生門」式と呼ばれる映画をたまたま数本観ていた私。
これらがオマージュなりパロディなりする大元の作品を観ていなかった私は、それらの描こうとするものがイマイチ理解出来なかった訳で…そういえばHDDに入ってるなぁ…と思いだした次第。
…で、丁度観る時間が出来たので鑑賞してみました。
この「羅生門」と、現在「羅生門」式と呼ばれているものとでは、ちょいニュアンスが違いますねぇ。
「バンテージ・ポイント」と「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」の場合は、単なる視点による見え方の違い。
それに対し「羅生門」は自分の名誉の為に各々がウソの証言をしているというお話(こんな感想書いてると「藪の中」も読んだこと無い事がバレちゃいますね
)。2時間ドラマで犯行がバレないようにウソ証言するのとは逆ベクトルのウソなのが(多分
)ミソ。
特に視点の違いを追っていただけの「バンテージ・ポイント」は違いますね。各々が勘違いしている「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」の方が近いのかなぁ。
「羅生門」式の話はここら辺にして、
で映画「羅生門」がどうだったのかというと。
60年も昔の作品という事を差し引けば、十分に面白い作品かと![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
時間の経過がこの作品を芸術作品に高めちゃってる感がありますが(私が勝手に思ってるだけ
)、娯楽作品としても十分に面白いのではないでしょうか。そんなに難しいテーマって訳でもないしね。
残念ながら音声の状態は少しだけ悪くて聞き取りづらいセリフなんかもありましたが
、映像の方は…デジタルリマスターでもされているのか(?)十分に綺麗でしたし
、あのコントラスト強めだというモノクロ映像は逆にクリアで観やすい感じでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
お話のラストは…芥川龍之介の小説「藪の中」やら「羅生門」に対する黒澤明なりの解答なのか(?)実に道徳的。このぐらいのお話の結び方だと安心できます(最近は殺伐としていたり、報われなかったりする終わり方のストーリーが氾濫してますからねぇ)。
ということで点数は…
4点(5点満点中)…私如きがこのような名作に点数を付けるなんてオコガマシイ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
観た事の無い方は一度観とけばイイと思います
。
色々な映画を観る際の基礎知識となる1本かも(?)
霊媒師が鳥居みゆきみたいな動き
なのも現代人には見所です。
もちろんストーリーが単純って事もあるんだろうけど…キッチリ起承転結を描いているものだと感心。
こういう作品が過去に作られているのに…
いつの間に今のような何だか見づらい、場合によってはオチてもいない様なものばかりが氾濫するようになっちゃったんですかねぇ日本映画界
って。
補足・蛇足
もちろん私が補足するような知識を持っている筈もなく…
蛇足は本当に蛇足になってしまうと思われるのですが…ちょびっとだけ
…。
【三船敏郎】
若い頃の三船敏郎って結構な男前ですなぁ。
60年前と女性の美人基準は随分変わっているように思えますが…京マチ子は現代ではいないタイプだよね
…男前基準の方はあんまり変わっていないのかも
ね。
で、この若い頃の三船敏郎が、最近バラエティ番組で出てくる三船美佳にソックリに笑うのでそればっかりが気になっておりました。
関係ないけど三船美佳は割と好みです
(ブログの記事でこういう事を書く度、私って美人なら誰でも好きなんだなぁ
…と思って少し恥ずかしくなってきています
)。
【ガサラキ】
この映画の羅生門のセットを観て思いだしたのは10年ぐらい前のアニメ「ガサラキ」。
「ガサラキ」の平安編ではモロこの映画に影響された羅生門が登場していました。
…今の時期に「ガサラキ」なんて言ったって、この記事を読んでいる方の中に果たして「ガサラキ」知ってる方っているのでしょうか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
「ガサラキ」はLDで全話持っていますが、機械が壊れていて観ることが出来ません。困っています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
では、今日はこのあたりで![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
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嫁さんが夜勤(入り)ってこともあって、晴れてたとしてもどこに遊びに行けるわけではなかったんですけどね
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さて、今日は映画鑑賞記録です。
「羅生門」
(監督:黒澤明、出演:志村喬、三船敏郎、京マチ子、1950年邦画)
2008年4月5日(土曜日)にNHK BS2で黒澤明特集として放送されたものがHDDの中にありました。
2008年12月14日(日曜日)の夕方から鑑賞。この日は嫁さんが夜勤に行く前にHDDの容量が無いと騒いでいたので何かを処理しようと…で、こいつをチョイス。
ノーカット版だと思うのですがTV放送なのでもしかしたらカットされている版かも(?)しれないですね。
ストーリー
芥川龍之介の小説「藪の中」を元にした作品。
平安時代、羅生門の下で雨宿りをしようとやってきた男(上田吉二郎)は、そこにいて人を信じられないと頭を抱える旅法師(千秋実)と杣売り(志村喬)から奇妙な話を聞くことになる。それは山中で侍(森雅之)の死体を発見した杣売りが検非違使の取り調べで聞いた話であり、盗賊多襄丸(三船敏郎)が山中で侍の妻(京マチ子)を襲い、侍(森雅之)を殺害したという話だったが、捕まった盗賊と妻、そして霊媒師を介して話す侍の証言は各々がまったく食い違っていた。
ピロEK的感想&点数
こういう古典作品の記事を書くには兎に角恐る恐るになります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
今更私如きが何を語れと言うのでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
まぁ…それでも頑張って書きますので、内容のヘボさは許してください
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最近「バンテージ・ポイント」だの「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」だの「羅生門」式と呼ばれる映画をたまたま数本観ていた私。
これらがオマージュなりパロディなりする大元の作品を観ていなかった私は、それらの描こうとするものがイマイチ理解出来なかった訳で…そういえばHDDに入ってるなぁ…と思いだした次第。
…で、丁度観る時間が出来たので鑑賞してみました。
この「羅生門」と、現在「羅生門」式と呼ばれているものとでは、ちょいニュアンスが違いますねぇ。
「バンテージ・ポイント」と「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」の場合は、単なる視点による見え方の違い。
それに対し「羅生門」は自分の名誉の為に各々がウソの証言をしているというお話(こんな感想書いてると「藪の中」も読んだこと無い事がバレちゃいますね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
特に視点の違いを追っていただけの「バンテージ・ポイント」は違いますね。各々が勘違いしている「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」の方が近いのかなぁ。
「羅生門」式の話はここら辺にして、
で映画「羅生門」がどうだったのかというと。
60年も昔の作品という事を差し引けば、十分に面白い作品かと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
時間の経過がこの作品を芸術作品に高めちゃってる感がありますが(私が勝手に思ってるだけ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
残念ながら音声の状態は少しだけ悪くて聞き取りづらいセリフなんかもありましたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
お話のラストは…芥川龍之介の小説「藪の中」やら「羅生門」に対する黒澤明なりの解答なのか(?)実に道徳的。このぐらいのお話の結び方だと安心できます(最近は殺伐としていたり、報われなかったりする終わり方のストーリーが氾濫してますからねぇ)。
ということで点数は…
4点(5点満点中)…私如きがこのような名作に点数を付けるなんてオコガマシイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
観た事の無い方は一度観とけばイイと思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
色々な映画を観る際の基礎知識となる1本かも(?)
霊媒師が鳥居みゆきみたいな動き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
もちろんストーリーが単純って事もあるんだろうけど…キッチリ起承転結を描いているものだと感心。
こういう作品が過去に作られているのに…
いつの間に今のような何だか見づらい、場合によってはオチてもいない様なものばかりが氾濫するようになっちゃったんですかねぇ日本映画界
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
補足・蛇足
もちろん私が補足するような知識を持っている筈もなく…
蛇足は本当に蛇足になってしまうと思われるのですが…ちょびっとだけ
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【三船敏郎】
若い頃の三船敏郎って結構な男前ですなぁ。
60年前と女性の美人基準は随分変わっているように思えますが…京マチ子は現代ではいないタイプだよね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
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で、この若い頃の三船敏郎が、最近バラエティ番組で出てくる三船美佳にソックリに笑うのでそればっかりが気になっておりました。
関係ないけど三船美佳は割と好みです
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【ガサラキ】
この映画の羅生門のセットを観て思いだしたのは10年ぐらい前のアニメ「ガサラキ」。
「ガサラキ」の平安編ではモロこの映画に影響された羅生門が登場していました。
…今の時期に「ガサラキ」なんて言ったって、この記事を読んでいる方の中に果たして「ガサラキ」知ってる方っているのでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
「ガサラキ」はLDで全話持っていますが、機械が壊れていて観ることが出来ません。困っています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
では、今日はこのあたりで
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で、なんでまたこれ?と言う疑問はおいといて、映画館での鑑賞でした。
リマスター版ってやつで、とってもきれいでした。
三船敏郎さんって人は、やっぱ男前でしたね。
つくづく思いますわ。
と言うことで、次はぜひ「TAJOUMARU」をどうぞ。
いつもコメントありがとうございます
>なんでまた?
sakuraiさんのブログを遡って読ませていただいていたら、こちらの映画も見つけたのでトラバさせていただきました。
深い意味はありません
>と言うことで、次はぜひ「TAJOUMARU」をどうぞ。
リメイク版ですかね。
観てないけど…何となく失敗の香りがするのは気のせいでしょうか??
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。