ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】魔女がいっぱい…割とブラックだしちょっとモヤモヤも残る

2021-08-14 15:15:03 | 映画
本日2021年8月14日(土曜日)3度目の更新です。
1回目はこちら2回目はこちら
今日は引き続き豪雨なのでずっと家におります。
家ではHDD内のバラエティを観たり「Disney+」で「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」を観たぐらいの1日です…無為に貴重な休みが過ぎ去っていこうとしております💦
(2021年8月17日 追記:更にこの記事のアップ後、録画していた「ミッドナイト・イン・パリ」も観ました)



以下は映画鑑賞記録です
前回に引き続きロバート・ゼメキス監督作品連投ともなります。



「魔女がいっぱい」🧀🐁🐀
監督 :ロバート・ゼメキス
出演 :アン・ハサウェイ、ジャジール・ブルーノ、オクタヴィア・スペンサー
制作年:2020年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :The Witches

TSUTAYA DISCASから「あの頃。」と一緒に届いた1本。
2021年8月13日(金曜日)の13:00頃までに鑑賞しました(Blu-ray)。



概要
ロアルド・ダールの児童文学「魔女がいっぱい」の映画化。
1968年のクリスマス、8歳の少年(ジャジール・ブルーノ)と両親が乗っていた車は交通事故に遭い、シートベルトをしていなかった両親は死亡、シートベルトをしていた少年だけが助かる。少年は母方のおばあちゃん(オクタヴィア・スペンサー)に引き取られおばあちゃんの家で一緒に住むことになるが、少年は両親を失った悲しみからなかなか立ち直れなかった。ある日おばあちゃんが白いネズミを少年に買い与え、少年はネズミにデイジーと名付け一緒に遊ぶように…おばあちゃんの優しさや厳しさに触れるうち、少年も悲しみから立ち直って行った。しかしこの家を忌々しげに監視している魔女がおり、その時からおばあちゃんが咳き込むようになる。ある日おばあちゃんと買い物に出かけた少年は店の中で見知らぬ不気味な女から菓子を差し出されるが、そのタイミングでおばあちゃんが声をかけ、女は姿を消してしまう。その夜その話をおばあちゃんにすると、おばあちゃんはそれは魔女であり、かつて魔女によって動物にされた少女の話を始める。魔女に見つかったこの家を出ないといけない、従姉妹に頼んでオーリンズホテルに宿泊することにするが、そこには「国際児童愛護協会」を名乗った大魔女(アン・ハサウェイ)の一行も到着する。



感想
「魔女見習いをさがして」の記事の蛇足に書きましたが、この映画の原作児童文学「魔女がいっぱい」は、「おジャ魔女どれみ」の元ネタのひとつとのこと。
「魔女がいっぱい」と「おジャ魔女どれみ」は全く違う話でしたけどね💦
「おジャ魔女どれみ」は人間の中に多くの魔女が紛れて生活している…って部分だけをチョイスしたようです。


さて映画ですが、それなりに面白かったです
この映画に登場する魔女は「魔法が使える女性」などという生易しいものでは無くて、
「3本指の醜い鉤爪だから肘まで隠れる手袋を常備」
「足の指もなく醜いつま先」
「口は耳まで裂けているからファンデーションで隠している」
「頭髪は無くカツラをかぶっているから頭皮はいつも気触れている」
「嗅覚が鋭く鼻の穴は20センチぐらいまで広がる」
「子供の匂いは嫌いで清潔にしている子供ほど臭く…ウンコの匂いのように感じる」
と、まぁ酷い設定の存在
さらに
「ガーリックは嫌い」
「お金は利用するけど汚い」💵…ここだけなんか急に説教的な設定😅
(「お金は汚い」みたいな話する女性はマトモじゃないみたいな揶揄かなコレ
という特徴があるようです。
あんまり特のある存在には感じませんが、アン・ハサウェイの大魔女がおばあちゃんが子供の時から年を取っていないところをみると不老ではありそうです。

この身も心も醜悪な魔女を、綺麗なアン・ハサウェイが演じており、アン・ハサウェイの振り幅が凄いというのが映画の見所
彼女の巻き舌風、ダミ声のような、蛇のような、変な話し方も面白い演技でした
(同時に日本語吹き替えの朴璐美も凄いですね

お話は…児童文学原作だけあって割と単純。
魔女にネズミ🐀にされた少年と、そのおばあちゃんが、魔女の魔法の薬を逆手にとって、魔女を駆除する話です。
途中、少年の賢い作戦を実施する際も、そこまで失敗は無くスンナリ成功していくので、ハラハラは少ないです…割と安心設計。

とはいえブラックな描写も多く、
おばあちゃんが子供の時代に友達がニワトリ🐓にされたところの描写あたりは怖い部分です😣
なんかね、あの女の子の親が娘を必死で探したとか、そういう描写は無いんよね。
…このおばあちゃんが子供の時だから、20世紀初頭の黒人居住区域で子供が居なくなることなんて日常で、かつ被差別階級だから行政や警察も真剣に探してくれなかったんじゃないかとか考えるとゾッとします
(原作は未読なので原作に同様のシーンがあるのかどうかは知りませんが)
少し昔の児童文学なので、こういう子供が消えるなんてことは“よくある”事だったりして、友達が急にいなくなったことをこういう物語に当てはめさせ、子供のトラウマ軽減するような効果も見込んだ物語なのかもしれません(知らんけど)

※「知らんけど」は、当ブログで最近の流行り、責任回避の良いフレーズです😅

で、主役の男の子が元に戻れるのかと思ったら戻れない💦…このあたり原作通りらしいですが、こうなのにハッピーエンドで良いのかな
「ネズミって最高!」とか言っていたけど…観客としてはややモヤモヤ。
おばあちゃんの咳は、魔女関係なくて病死フラグかと思っていたのですが、こっちは普通に魔女の仕業だったんすね。
魔法効果の基準がよくわかりませんが、そういう事みたいです。

で、最後は他の子供達巻までき込んで魔女退治とか危険なことさせているし、何かあったら誰が責任とるんよ…というここでも“モヤモヤ”。

まぁ原作もこういう感じなのだろうし、ゼメキスはともかく、ギレルモ・デル・トロアルフォンソ・キュアロンあたりが制作に加わっている映画なので、そんなに綺麗で優しい終わり方にはならんよな😅…納得。

ギレルモ・デル・トロの名前を出しましたが、魔女のデザインはギレルモ色が出ているのかもしれません。
少し好みの良い感じの気色悪さです

一方でねずみ🐀のCGは、なんとなく一昔前風味のグレード。
パフォーマンスキャプチャーの第一人者としてCG映画ばかりつくったゼメキスですが、このあたりに特にこだわりはないんかな(こんな程度で満足なんかな

あとは…最初の黒人魔女は手から蛇🐍など出しては、警戒しないわけない。
彼女、子供を動物にしてしまう任務の成功率低そうだな😅

スタンリー・トゥッチは脇役なのに、まずまず美味しい役回り。

オクタヴィア・スペンサーはまたウンコの話ししてるよ💦

とか、そういう感じです。


ということで点数は4点強(5点満点中)です。
大人も子供もそれなりに楽しめる映画でした



では、このあたりで



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