Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
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昭和

2012-08-13 21:36:02 | 好きな話
朝、駐車場に向かう途中、暑くてダラダラと日陰を歩いていて、ふと思う。

何だか街がガランとしている。いつもならこの狭い歩道、しかも日陰側は、人が多く、歩くのも大変なんだけど、今日は道がものすごーく空いている。つまり、アレか、、、お盆だね。ここは都会で、みんな帰省しちゃったのか。

しかし、お盆だろうがなんだろうが、私には関係の無いことで、休みの日にお墓参りに行くくらいしか、思いつかない。

ガッチガチの江戸っ子で、子供の頃から田舎というものが、私には無かった。じいちゃんちも親戚のうちも、全て東京都内で、夏休みに田舎の海行ったり、山行ったりする友達が羨ましかった。だから、お盆になると、未だになんとなく悲しい気持ちになってしまう。

終戦の時期だったっていうのもあるかもしれないのだけど、この時期になると昭和のことを思い出す。

戦争を体験している年齢ではな~い!でも戦争を体験している人達に囲まれて育ってきた。小さなころから、空襲の話や疎開の話などを聞いていたし、身近にあった服は、国民服にゲートル、カバンも皮、普通に土間に飯ごうが転がっていた。そこにいて疑似体験していたのかもしれない。

もうちょっと大きくなると、昭和のまっただ中に入る。「何年生まれ?!」と驚かれるけど、当時、土間には石でできた流しがあり、石鹸がぶら下がっていた。ご飯は火を炊いて釜で炊き、冷蔵庫や洗濯機、掃除機はなく、今思うに、よく食べ物腐らなかったな、、、と思う。スイカを流水で冷やしているのは見たことがあるけど、氷は見たことがなかった。洗濯は蛇口からゴムホースで、たらいに水をはり、石鹸をつけて洗濯板とたわしで洗っていた。

トイレはどったん便所で、いつもフタがしてあって怖かった。そこから誰かに見られているようで、そこから手が出てきて引きずり込まれそうで・・・未だに怖い。(ブルブル・・・)

20世紀に憧れていた・・・どんな未来なんだろう・・・って。いつのまにか2012年になったけど・・・まったくロクなもんじゃねぇな。

けど、その頃、夢見ていた洗濯機、冷蔵庫、せっかくあるのに、あまり使いこなせてないな。あの頃の事考えたら、もっと大事に使わなければ・・・と思うのであるけれど。

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