Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

震災から一週間

2011-03-18 21:23:43 | 仕事や生活の話
もうどうにもならないじゃないかと思ったくらい衝撃が大きかったけれど、生きてる者は生きていくしかない。そうしながら、東北関東大震災がおきて一週間がたった。

昨夜は計画停電が最終の時間にあたった。町は真っ暗で、帰りの運転はちょっと怖かった。いつもある信号がない交差点は危ないから、もともと信号のない道を選んで走行する。その方が安全だ。けれど6時半ごろだとまだ人や自転車が多く、特に無灯火の自転車は全く見えない所から飛び出てくる。人も冬だから黒系の服が多い。街灯も消え、店もやっていない街は本当に暗い。車を降りてからは歩く足元が見えない。でも星がきれいだったし、月ってあんなに青かったんだと思った。そしてとても静かだ。。。

家に入るともっと真っ暗。ロウソクに灯がともっている。三面鏡をそばに立てて1つのロウソクで4~8倍の明るさにする。究極の省エネ。
困ったのは水が出ないこと。ポンプが電気使っているらしい。トイレにもいけない。
幸いガスは使えたのでポットに残っていたお湯を沸かしなおし、コーヒーであったまる。
ラジオからは懐かしい曲が次々と流れ、昭和の匂いがした。昔は良く停電した。こんな夜も珍しくはなかったな・・・・。
仕事は出来ないし、ほかにできる事もない。ただ、ロウソクの灯を眺めながら音楽を聴いて過ごす。地震がなければもう一生停電する事などなかっただろう。たまにはこんな時間があってもいいのかもしれない。地球が自分勝手な人間達に考える時間を与えたのかも知れない・・・。それにはあまりに犠牲が大きすぎたが・・・。

震災から一週間目の今日は何をしていたかといえば、朝7時からガソリンスタンドに並び、2時間位、止まったままの車の中で過ごしていた。9時20分頃、やっと給油することができた。
私は並ぶことが嫌いなのできっと退屈だろうな・・・と思い本など持って出た。
だけど2時間は以外にあっという間に過ぎた。寒かったせいかも知れない。少しでも燃料を節約しようとエンジンはきって待つ。毛布を足に巻いたりしながら。
携帯に仲間からの開いているSS情報がやってくる。電話も何回かかかってくる。小学生が歩道橋をわたって通学している。「毎日あそこわたるのかぁ、足腰鍛えられるな!」と思う。まあ、そんなこんなで本など読んでる暇などなく、あっというま整理券が配られ、制限いっぱいまで給油した。
私がガソリンスタンドに並んで待つなんて、これもこんな状況じゃなければ絶対にありえないことだ。ラーメンだって並んで食べたことはない。ここの所、初体験が多い。

昼間ラジオから聞こえるアンパンマンの歌。
「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび、たとえ 胸のうちが いたんでもー。」
ふと涙がこぼれた。今まで真面目に歌詞など考えながら聞いたことはなかったけど、アンパンマンの歌で涙を流すのも初めてだな・・・
そして日本にはすごくいい歌が実はたくさんあるのだなと気がついた一週間でした。

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