Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

思い出の木

2011-04-27 21:46:46 | どうでもいい話
私の好きな季節がもうすぐやってくる。5月は私流に一言で言うと、「キラキラ」
イメージは、木漏れ日、初夏。紫外線強い。6月よりも暑い。
夏よりも5月のお日様が好き。

この季節、子供の頃・・・小学5年生の私は、家から少し離れた大きな公園へ毎日行って木に登ってた。その公園には超お気に入りの木があったのだ。
根本のとても太いこの木は下の方の枝が長く横に伸びている。だから最初の一歩が登りやすい。この枝にひょいと飛び乗る。中には手がベタベタする木があったり、かゆくなる木があったりするけど、この木だけは触っているととても気持ちよかった。
次の枝は少し上のほう。だから腕を伸ばして足も使ってお猿さんのように上っていく。
そこを超えると太くしっかりした枝に腰を落とす。そこは枝と枝の交差する場所で座ると足を置く場所もある。テーブル代わりの枝もある。そこでお菓子を食べたりボーッとしたりする。

葉っぱに覆われた枝のもっと上は、たぶん登った人でなければわからない世界。
その木自体が高台にあるので、すごい遠くまで町が見渡せる。空気がおいしい。緑のいい香りに包まれる。空が、雲が近い。葉っぱの間から木漏れ日がキラキラ揺れる。夕方は夕日で空が赤く染まる。本当に美しい世界。「ずっとここにいたいなぁ。」と思っていた。

足元も葉っぱで覆われているので下は見えない。だから一人になれる特等席。嫌な事があったときそこで怒った。悲しいことがあった時は泣いた。5月の新緑が全部隠してくれた。

5月になるとその木を思い出す。公園はまだあるけれどあの木はまだあるんだろうか。
あるとしたらもうずいぶん年寄りの木になっただろうな。樹齢100年とか・・・?
ゴールデンウィークに見にいこうかなと毎年思うけど、あったとしてももう登ることはできないし。(怒られるよね・・・・)でも、登らないとあの世界は見れないもんなァ。
もう一回行って見たいなァー。のぼっていい・・・・?

・・・・・・・ぶっとばされそう・・・・。

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