ゆったり山登り

北海道で暮らす自然が好きで、山登りやカヌーを楽しんでいるのんびり者です。
日々の自然や人との触合いを書いて行きます。

初手から手違いが… (Ⅱ)

2012-08-18 06:34:52 | 旅行
 そこで道を変えて上渚滑から丸瀬布に抜けることにしました。白滝側からは駄目でも峠の直ぐ下に登山口への林道があるので丸瀬布側からなら行ける可能性があるので予定通りにすることにしました。
走っている内に眠くなってきたので何処かで一眠りしようと考えていましたら旧駅停を見つけましたのでそこの駐車場へ車を入れました。
この駅はかって、住友金属の鴻之舞金山の為に造られた鉄道の駅でしてここの最高に算出した時は東洋一の生産量だったそうです。
そこでこの家をよく見ると中を見学することが出来るようでしたので入ってみることにしました。
      

中には鉱山で使用していた物や働いていた人達が使用した生活用品、そして金の原石などが展示してありました。
  

そしてこんな物も。モンキー・パンチさん3才までここに住んでいたそうです。お父さんが鉱山関係の方だったのか流れ者だったのか、確か出身地は帯広と聞いていましたが…
 

道路沿いには鉱山関係の記念碑が沢山ありまして小学校後地とかそして当然、鉱山後地もありましてここで亡くなった方達の慰霊碑もありました。
    

そして小用をする為に隅の方に行くとひっそりと置かれた石組みがあり傍にはロウソク立てが転がっていました。
何時の頃からお参りする人が居なくなったのかは分かりませんがこちらの方が本当の慰霊碑のような気がしました。


そして程なくトンネルを抜けます。このトンネルの名前が「金丸トンネル」と言います。以前に丸瀬布の資料館を訪ねた時にトンネル命名の由来が書いてありましたが何とこれは当時の芸者さんの名前に由来するものだそうです。金山で働く人達を相手にしていた彼女は死ぬ時に身寄りがない為に残したお金をトンネル工事の為に使ってくれと言い残したのだそうです。
一人の女性の生き様を見た思いが心の中にずっしりと入り込んで思い詰まされました。

丸瀬布側からの道を探していたら白滝まで出てしまい旧道を走っていたのでこんなものを見つけて寄り道しました。
  

結局、見つけた場所が丸瀬布市街からでして無駄に白滝まで行ってしまったようです。
それから今回は用意していたHOを利用すべくマウレ山荘に行ってカウンターで訊ねると今は使用できない期間になっていますと言われました。後で確認すると殆どのホテルが日祭日と10~16日が使用できないと書いてありました。私の生活は如何に世の中の動きと関係なく生きているかを改めて認識しました。
そこで手前にあった町が経営する温泉に行こうかとふと考えました。そこは数百円だけ安いからですが流石にこれではあまりに惨めでは無いかと思い直しマウレ山荘で入ることにしました。
昨年、川崎から来た方にこの本を教えて貰って一緒に旅した時にも感じたことなのですが如何に入浴無料が使用者の心を浅ましくするかを実感していました。安い旅を目的にしているなら別ですが川崎の人はその温泉に入る為にガソリンを使ってわざわざ其処え行きます。
私流の旅に反する様な気がしましたので函館方面に行った時も無料券に振り回されないように気をつけましたがどうしても意識してしまいます。
挙げ句、遠慮しながら入るのであれば気を休めたことにはなりません。難しい判断ではあります、ケチな癖に自意識が高い私ですから。

そして泊りは丸瀬布の道の駅で、やはり沢山の本州からの車と今回はお盆のせいでしょうか道内の車も多く見られました。

  

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
始めて (スー)
2012-08-19 07:01:11
あっけさん
モンキー・パンチさんの漫画に洞爺温泉の名前入り木刀が出てきてオタク達が買いに来てブームになって売れた話。
返信する
初めて (あっけ)
2012-08-18 21:25:47
初めて知りました。モンキーパンチさんが帯広出身だったとは・・・。北海道出身とは聞いていましたが・・・。
返信する

コメントを投稿