チームとは？

一番上の姉が日曜日に私の家を訪れる時にはある法則があります。
それはマラソンを見終わってから来るのです。
８５才になる彼女は若いときにマラソンをしていたわけでもありません。
それでいて、コースや選手を勉強しているかと言えばそうでもないようです。
なにが気にいって見ているのか分かりませんがどうやら他の年寄りにも人気があるようです。
特に駅伝には力が入るようです。

今、テレビで大学駅伝を放映しています。
駅伝は日本だけの競技のようですが、特に自分が所属する団体や縁のある人が所属するチームが参加していれば特別でしょう。
考えてみるとマラソンは日本人の性格に合っているのかも知れませんね。
正に徳川家康の「人間は荷物を背負って長い坂道を登るが如し」の精神が好きなのでしょう。
それに加えて襷を繋ぐと言うチームプレイは如何にも日本人に感動を与えています。
そして、襷を繋げなかった時などは自分の事のように悲しみます。
先頭を行く選手だけでなく最後の選手にも注目を集める手法も如何にも日本的ではありませんか。

これらのことを当たり前のこととして育ってきましたが、最近になってこれが日本人的性格故と気付きました。
実は今の私には色々な人達が拘わっています。それに私が感謝の旨を伝えるとその内のお一人が言いました。
「私達はチーム○○だからね（○○は私の名前です）」
和風総本家ではありませんが、ああ～日本人で良かったと思いました。