昨日は犬友さんの家で18歳のぷぅちゃんの見守りをしてきました。
ぷぅちゃんはてんかんがあって発作を起こす時があるのですが、歳も歳だし留守番させるのが怖い時があるのです。
ぷぅちゃんママの気持ちは痛いほどわかります。
すうすう寝ているぷぅちゃんを見ているとタマちゃんの介護の日々を思い出します。
スーパーに行く時も恒清の散歩に行く時も猛ダッシュで行ってきて、帰ってタマちゃんの生存確認をしてホッとする毎日でした。
定春の命日のブログにある方に定春のことを見てもらったと書きましたが、実はその時タマちゃんのことも見ていただいていました。
会った時に、タマちゃんがご飯を全く食べてくれないこと、このまま死んでしまうのではないか心配でたまらないことを話すと、その方はうーんと考えた後こうおっしゃいました。
「タマちゃんがいつまで生きられるのかは神様の領域なのでわかりません。……でもタマちゃんはもう寿命がきているかも」
「秋になって涼しくなったらご飯食べられるようになるから大丈夫ですよ」
そう言ってくれると思っていた私は頭が真っ白になりました。
その方はこう続けました。
「寿命が来ているタマちゃんが生きている理由はお母さんです。
お母さんいつも忙しいでしょう。タマちゃんはお母さんのことを心配してます。
もっとゆっくりのんびり過ごせばいいのに。
ぼくと一緒にのんびり過ごせばいいのにって」
私はとてもせっかちでいつも何かやっていないと気が済まない性格で、そのためか年に何度も体を壊して寝込むことがあるのですが、そんなガチャガチャした私をタマちゃんは心配していたようです。
「もう寿命が来ているからご飯を必要としてないんです。タマちゃんの生きる糧はお母さんだから。
もっとゆっくりタマちゃんと過ごす時間を作ってみたらどうでしょう」
その方がその後に多分ついうっかり言ってしまった言葉を私は聞き逃しませんでした。
「あと半年、頑張ってみてください」
神様の領域だからわからないと言ったけれど、この人には見えているんだなぁと思いました。
タマちゃんの命が尽きるまであと半年なんだと。
その後も年末までは相変わらずご飯を食べなかったけれども、タマちゃんはなんとか体重は維持できていたし、調子が悪いのを繰り返しながらもこのままずっと生きていてくれるんだと思っていました。
「あと半年なんて当てにならないじゃない」
内心そう思っていたのに、年明けした途端に本当に坂道を転がるようにタマちゃんは衰弱していきました。
「嫌だ、半年なんて嘘だ
」
そう思って必死に足掻いた。
積極的な治療は中止したものの、やれることは全てやった。
タマちゃんも私も必死で足掻いたのに、予告の半年から延ばすことができたタマちゃんの命はたったのひと月でした。
タマちゃんの命の火が消える数分前。
幸せそうな顔をしているでしょう?
亡くなる時は自分の腕の中で送ってやりたい。
逝く時はねんねに抱っこされて逝きたい。
最後まで足掻いて足掻いて、私とタマちゃんは最後の願いを叶えることができました。
仕事をしながらポチ君を介護していた時に思ったのが
「できればこの子の最期は私が看取りたい。
でもどうしても無理な時はせめて誰かに看取ってもらいたい」でした。
少しだけでも力になれるなら、無理のない範囲でぷぅちゃんママの力になりたいと思っています。
恒春はよく清春に抱きついています
そんなに好きならいじわるしなけりゃいいのに。
皆さま台風には十分気をつけてお過ごしくださいね。
気圧の関係で調子が悪いせいか、今日は暗い記事ですみません
byねんね