#佐藤佐太郎 新着一覧
自分を虐げ辛子を溶く歌:尾崎左永子の短歌
・充つるなき日終わらんとして自らを虐ぐるごと辛子溶きをり 「彩紅帖」所収。 自己凝視強い作品だ。こういう作品を「自虐の歌」と評する人がいるが、それは違う。自己凝視は自己を深く見つめること...
地下街で連れ去られてゆく雛鳥の歌:尾崎左永子の短歌
・地下街を歩み来しとき無心にて連れ去られゆく雛のもろ声「彩紅帖」所収。どこの地下街か、...
禽獣の死の歌:尾崎左永子の短歌
・禽獣の死は悼(いた)たまるることなくて岩のあひだに骨片乾く「彩紅帖」所収。 禽獣は「...
目に見えぬ不安の歌:尾崎左永子の短歌
・透明のゆゑの不安か上層の広き窓よりつづく快晴「彩紅帖」所収。 不安には形がない、目に...
独りの喪・深い悲しみの歌:尾崎左永子の短歌
・冬の苺匙に圧(お)しをり別離よりつづきて永きわが独りの喪 「さるびあ街」所収 自己凝...
堪えがたき心の空白の歌:尾崎左永子の短歌
・悔しまむ罪さへなくて堪へがたきこの空白は夜半につづかむ 「さるびあ街」所収 強い自己...
薄明の意識を詠う:佐藤佐太郎の短歌
・薄明のわが意識にてきこえくる青杉を焚く音と思いき 「歩道」所収。 「薄明」は薄明り...
清見糺の短歌鑑賞 168 169
ブログ版清見糺鑑賞 24 かりん鎌倉なぎさの会 168 このあたりの...
佐藤佐太郎、尾崎左永子との出会い
佐藤佐太郎、尾崎左永子との出会い。 佐藤佐太郎との出会いは「佐藤佐太郎秀歌集」(角川書...
渡辺松男の一首鑑賞 1の41
渡辺松男研究 5(13年5月) 『寒気氾濫』(1997年)橋として ...
旧正月
今日は旧正月ですね 暦では、初春、霞初月(カスミソメヅキ) なんとなく春の足音が聞こえそうな名...