祈りうた(信仰くねくね 自分教Ⅰ)
自分教Ⅰ1 自我強し おのれを恃(たの)む「自分教」「自我」を「エゴ」と読む自分大好きと自分大嫌い それはうぬぼれと自己卑下の顔をもつエゴの双子 なのかもしれぬ2 聖書読む 他人のような顔を...
祈りうた(ココロ日誌 交歓年賀状)
交歓年賀状1 二〇二二年 二〇二二年の年賀状のやり取りも終わりに近づいた。わたしも差し...
祈りうた(百字ノート 優しさに「くるまれる」)
優しさに「くるまれる」 優しいひとに出会うと「くるまれている」という感覚になる。幼児が母親の胸にくるまれるような、あるいは、父親のあぐらの中にくるまれるよう...
祈りうた(百字ノート 汚れに立ち向かえる優しさ、「優」と「憂」と)
汚れに立ち向かえる優しさ 自分が憂鬱だとまわりは濁って見える。己も嫌だが、世界も嫌いになる。だが、それでも希望をなくさないでいられる、己も見放さずにいられる、世界の内側にと
祈りうた(百字ノート 心を傾けて聞く)
心を傾けて聞く いかにも聞いているようで、全然聞いていないからガッカリする―そう妻から指摘された。相手が何を言っているかでなく、自分がどう言うかを考えている、とも。...
祈りうた(百字ノート 芯の太い優しさ)
百字ノート 芯の太い優しさ 1 ひとはどうやって生きて二十歳を越えるのか、ただ優しくて―という詩を書いたことがある。そのときのわたしはウジウジして
祈りうた(百字ノート 言いきらない優しさ)
言いきらない優しさ 「結論から言う」という話し方に馴れると、理屈が感情を潰すことが増すようだ。やわらかな物言いでなく、ズバリ言うことで核心に迫れる一方、その言葉...
祈りうた(百字ノート 上手に身を守る、光のすじ)
百字ノート 上手に身を守る 「暴力」から上手に身を守ること、それは、卑怯でも恥でも不誠実でもない。相手が猛獣のように圧倒的な力で襲いかかってきたら、「逃...
祈りうた(百字ノート 「しあわせ峠2」の詩、しあわせ峠2)
百字ノート 「しあわせ峠2」の詩 プライドを棄てきれないと、いつも「自分の力で何とかしよう」と思う。誰にも頼るまいと。苦しくなってついに親しい友人...
祈りうた(百字ノート 「しあわせ峠1」の詩、しあわせ峠1)
百字ノート 「しあわせ峠1」の詩 「しあわせ」についてどう考えるかは人さまざまだろう。「しあわせ峠」の詩は、峠の茶屋での呟きである。―幸せは自らつ...
祈りうた(百字ノート 孤独の閉じこもりから、血の浄めを求めて)
孤独の閉じこもりから しゃがみこんでいたとき孤独だった孤独と感じたからしゃがみこんでいたのかもしれない辺りは狭くて暗くて寒かった...