おはようございます。
昨日は献血に行ってきました。
献血を 初めて⇔始めて したのは、たぶん成人の日だったと思います。
当時は、大人になったら…という宣伝が成人の式の会場にあふれていた頃だったので
そうか、大人になったら献血くらいはしないとイケないなぁと・・まだ純だったのですねぇ(笑)
とにかく献血を何年か続けましたが、飽き性といいますか、いつの間にか忘れて仕舞ったのですね。
それから 約半世紀を経てある日献血の文字が目に入りました。
そうだ! すぐに若い時の献血を思い出しました。
今では献血は四百CCが当たり前になっていますが、二十歳の時は二百CCだったと思うのですが
係の人に聞いてみますと、昔は そうでした、との返事。やっぱりと納得しながらも
四百CCの量を思い浮かべてみました。
確か缶ビールの小が350ml入りでしたね。mlとCCが同じなんかな?と思いつつ
缶ビールのロングが500ml入りだったのを思い出しました。
あれより100少ないのか…でも小よりは少し多い…みんな普通に献血されてるんでしょうから
そんなに悩むこともないんでしょうが 久しぶりなので気持ちが高揚していたようでした。
例えば献血の前に血圧を計るのですが、164/ 108 でかつて見たこともない高血圧になりました。
問診するお医者さんが、ここで上がるのはよくあります。深呼吸をしてみて下さい。
と静かにおっしゃいます。ですが私はこの数字にすっかり動揺しながら深呼吸を繰り返しては
測定をしました。普段はどうですか?と途中訊かれますが 百そこそこですけど…と答えても
こんな数字では信憑性がないでしょう。医者さんは、頷きながらさぁ、私を勇気づけるようして
一回一回深呼吸をさせて計るとその度に数値が下がっていくのでもうちょっとですよ、
と私を励ます。この人らにもノルマがあるんかな、と変なこと思いながら三回目に
ようやく医者さんがオッケー大丈夫です、と合格のサインを出しながら、
下が百を下回るといいんですよ。と教えてくれました。
結局上の血圧は百四十くらいで下が九十七…だったかな…
数字に納得は出来ませんでしたが 兎に角 第一関門を通過、第二関門は 苦手な血沈。
これは指先を少し突いてわずかな血を取って調べるのですが目的は血が薄くないか、
のようです。血が薄い=貧血、あんまり気持ちの良くない検査をくぐり抜けて
ようよう献血のバスまでたどり着きました。そうそう途中 問い合わせるアンケート
みたいなのにハイ、イイエ、で答えました。イギリスに永く滞在しましたか?
イギリスに滞在なんて 旅行なんだろうか、それともエリート商社マンかな。
生の豚、鶏、牛の肝臓を食べましたか、はは〜ん、いつぞや ニュースにあったな、
私は元々生食はしないので全く安全。アフリカに住みましたか、イギリスにも
行ったこと無いのにアフリカなんてよけいありませんよ。と抗議したいところを
グッと抑えて イイエにチェック。他には聞いたこともないクスリの名前が
出てきて 服用してませんか、と聞いてきます。さぁ…どうだったかな…ととぼけて
からかったろか…と想いましたがイヤイヤ変な冗談は出禁を喰らうかも知れませんよ。
様々の質問をクリアしてやっと献血。周りの人を見ると皆さん 慣れた様子で
静かに献血をされていました。
私は未だかつて社会貢献をした覚えがありません。
ですがこの先余命がどこまであるのかと思う年頃になってようやく社会へ少しでも役に立てたらいいな、
考えるようになりました。ボランティア作業もあるようですが私の性(しょう)に合ってるのは
この献血のようです。献血は一回すると3か月間の猶予期間があってきっちりやって年間四回ですが
焦らず続けていこうと思っています。ただし年齢制限があって満年齢で七十歳まで。
逆算しながら目一杯受けていきたいのが今の目標です。気の永いような話ですが
ぼちぼちやっていこうと思ってます。
献血が済んで 念のためか血圧を測りました。結果123 /78。これって普段の血圧でした。
血を抜くと下がるんですか、訊くと いえ、献血では下がりません。ときっぱり。
そして、ふらつくようですと血圧が下がってる場合がありますが大丈夫です。
と聞いてひと安心。血圧が上がったり下がったりでしたが結果オーライ。
思っていた社会貢献も少し出来たかな、と軽い気持ちで帰りました。