スローでいこうよ

キャンプレポートやキャンプに関わるお気に入りの品の紹介をメインにしてます。

駒ケ岳キャンプ場で時差ぼけ修正

2017-10-10 22:29:21 | 登山


ブラジルより帰国。
12時間のヘビーな時差ぼけは手強く、なかなか戻ることができない。週末、家に居ても寝るだけだろうから、これではいけないと山に行くことに。





少しは勝手のわかる駒ケ岳キャンプ場(標高2870m)にやってきました。






宿は設営に慣れたロクテン(ダンロップV6)。寝ぼけ状態が抜けないまま朝10時前に設営完了。





この日、街は30度になる夏日だったらしいですが、さすがにここまで標高があるとテントに吹き込む風が涼しく心地良い。
雲を眺めてると思わずうとうとしてしまい、そしてうたた寝というか爆睡してしまった。。これじゃまったく時差ぼけ治療にならない。






そしてあっという間に日が暮れ、、時間の感覚がほんとおかしい。





いつの間にかテン場は大盛況の模様。90張はあったでしょうか。






スノーピークのノクターンに灯を入れてみました。月とのコラボ。自然なゆらぎがいいですね! 
灯を見てたらまた寝てしまった。。どれだけ寝るねん! でもここで朝まで寝られたら調整完了、と期待して。



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雌池 in 六甲山で一服

2017-09-14 23:45:13 | 登山


先日の六甲縦断山行でピークに向かう途中、少し寄り道をして雌池という小さな池の畔で一服。
街から1時間ほど山に入ったところにあることもあってかとても静かで、風もなく湖面に雲が映っているのがキレイ。

枯れ木がまだ湖中に朽ちずしっかりと立っているということは、できてまだ数十年というところでしょうか。





でも、航空写真を見てみると、なんとこの池の下には山陽新幹線が走ってるそうで。そんなこと全く感じさせない静けさ。
たぶん、かなり深いところを走ってるのでしょう。

位置的には ”まもなく新神戸~”とアナウンスしているあたりでしょうか。
トンネル内を走っているとはわかっていたものの、まさかこんな山深いところを走っているとは思いもしませんでした。

また紅葉を見に秋にやってこようと思います。
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六甲縦断(芦屋~ロックガーデン~六甲山頂~有馬温泉)

2017-09-10 22:45:49 | 登山


まだ夏日が続きますが、久々に六甲山へハイキング。
今回は芦屋にあるロックガーデン、写真のピラーロックを経て六甲山山頂、有馬温泉へ。





阪急芦屋川駅から住宅街を抜けながら六甲山方面へ、ここロックガーデン入口が今回の山行の起点。






小一時間のハイクアップで最初のチェックポイント、ピラーロックに到着。






朝7時過ぎということもあってか涼しい風が吹き上がってきて心地良い。





ピラーロックを後にして六甲山山頂へ向かう途中、イノシシに出会いました。
シシ肉好きな自分としては不謹慎ですが丸々太っててうまそう! と思ってしまった。






そして六甲山の最高地点(931m)へ。裏六甲、有馬を眺めることができました。





この後、山頂のそばにあるルートマップに載っていない道を下り、有馬温泉方面へ。
最初は笹道でいい感じだったのですが、この後、急峻な下りの連続でかなりやばい。





ようやく川原に到着したものの、途中でルートらしいルートが判別しずらく、ずっとこんな感じでもしかしてプチ遭難?と不安がよぎります。
といって、急な坂を登って帰る気にもなれない。。






一応、流れに沿って歩いてましたら、途中でルートらしい人が辿ったらしきところを発見。





白竜滝に到着。ここでホッと一息。
ここは六甲山系の中でもなかなか秘境なところにある滝かも。





次に白石滝に到着。





落差がそんなに無いのですが、「滝」と呼ぶには何か落差基準とかあるのだろうか?






有馬温泉まで1.3kmの案内板を見てほっとしました。やっとマップにあるメインルートに辿りついた。
「お湯に浸かった後は、ロープウェイで帰るのがいいでしょう」

確かに! せっかく有馬温泉まできたのですからお湯に浸かりたいところでしたが、三ノ宮でランチする約束のため電車で帰りました。
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20年ぶりの奥穂デート

2017-08-06 00:11:23 | 登山


1週間ぶりにまた涸沢へ。今回は20年ぶりに嫁さんと一緒に。





ちょうど20年前のこの日、当時まだつきあい始めだった彼女と、天の川を見に行こうと誘って来ました。

あの日と同じルートを辿って奥穂高山頂に向かいます。登りが苦手なので荷物は私が全部背負って、彼女は当時と同じく空身で(^^)






途中、お花畑。眼下には涸沢のテン場を眺めることができます。






奥穂高岳山荘直下は雪。あと10数歩で到着。ここまでよくがんばった!






そして、小1時間後に山頂に到達。穂高神社の嶺宮3190m。






1997年7月30日登頂時の様子。奥にジャンダルムが見えます。

このとき彼女はニュージーランド留学帰りのまだ学生でした。
Swanndriのチェックウールシャツが時代を感じさせます。

山ガールにしたてようと、奥穂、槍、赤岳と連ちゃんで連れていったのですが、
それが逆効果だったのか、元々インドア派な彼女にとっては熾烈な経験だったようで、、その後ずっと山にはついてこなくなりました。

なので今回、一緒に来れたのは彼女にとっても特別ということもあります。






山頂はあいにくガスで全く見えない状況でしたが、祠の前で写真。同じ配色のレプリカ表示を用意して、20年ぶりの登頂を祝います。
そしてまた20年後に登ろうな、と約束を交わして。






下りは楽々、景色を楽しみながら歩けてるようです。
辛そうな登りでは言えなかった一言、「この調子で次は槍に行こうな」にはあっさりNG回答。。(^^;
やっぱ山歩きは苦手なようです。






雪渓横断は慎重に。ガンバれー





奥穂へのピストンを終え涸沢到着。 先週と比べてやや雪がとけているとはいえ、カール内にはまだまだ雪があります。






涸沢でトイレ休憩した後にそのまま下山し今回の宿は、少し贅沢ですが徳沢園で。
いつもならテントなのですが、長時間の歩きに嫁が疲れているだろうと思って。
風呂に入れる!ベッドで寝られる、と喜んでおります。

その様子をみて、このときこそ!とばかりに、「この調子で次は槍に行こうな」と再度声かけしましたが、即答NOなのでした。


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NHKーBSプレミアム生中継☆ 登山部涸沢合宿

2017-07-24 23:36:56 | 登山


40℃を記録した灼熱の上海から帰国。週末は会社登山部のメンバーらと涸沢合宿。

アカンダナ駐車場を4:50発の始発バスに乗って5時半に上高地に到着。
朝の冷えて澄んだ空気を思いっきり吸い込めばなんだか体が浄化される気持ちになりますね。





道中は飛ばして、涸沢に昼前に到着。





テン場は例年よりも残雪が多く、雪の上に張ることになりそう。
でも全面雪に覆われているわけでなくアンカー代わりの岩はいくらでも見つかりそうですね。





男子メンバーのV6テントは、なんとか岩場に確保できた模様。

女子らは隣りの緑色をしたレンタルエスパース。






自分は最近、山での定宿になりつつあるTerra NovaのVoyager Ultra2。
ダブルウォールの自立で1kgを切る軽さは何にも変えられません。

この夜、雨を伴う強風な状況もありましたが、全く水漏れ無しで快適に過ごすことができました。
さすが、フライに縫い目が1つも無いというだけはあります。






夕食は焼肉です。まずは近江牛のカイノミを1kg。脂身の霜降りが少なめの赤身なのにむっちゃ柔らかい!それでいて肉の味が濃い!
これを柚子こしょうでいただきます。うまい!






そしてラムを2.5kg。これにはニンニクのすり身をあえて、いわゆる”爆弾”という調理法で。
この組み合わせは、経験的にはその日の山行の疲れを一気に回復させるとともに、次の日の山行にパワーをもたらします。

このラムに加え、先の近江牛で計3.5KG。なんと野菜とご飯を持ってくるのを忘れてしまって、、
炭水化物代わりにカップヌードルをすすりながら、ひたすら肉、肉、肉、、

男子5人、女子2名で食べきるので1人500g計算ですが、これがなかなかキツかった。
しかし完食しました!






ところで、この日NHKの皆さんがちょうど横のテーブルで生中継していて、我々が焼肉している様子が生中継されました。
これには一同興奮。 ちなみに右奥の帽子をかぶったメガネ野郎がわたくしであります。
この画は、中継を見た友人がLINEで送ってくれた動画からのカット。





プレゼンをすることが多い仕事柄、アナウンサーの方のプロな様相には皆感銘しきりです。
また、プロンプターならぬカンペがA4サイズの紙で分厚く用意されていたのにも驚き。
てっきり、iPadか何かかと思ってましたが、意外にアナログなのですね。
とはいえ、とても短い時間のトークなのに準備は周到にしているというところはさすが表現のプロですね。とても勉強になりました。






アナウンサーの方が、類さん~と言ってるので、てっきり吉田類さんが涸沢にいるのかと思いきや、どこかの山小屋から涸沢と中継でつながっているようす。残念、ぜひ類さんをひと目見たかった!






次の日、朝4時半起床。ピンクに染まるモルゲンロート(朝焼け)を見ようと思いましたら、
あいにくカールは濃いガスで覆われ稜線の方は雷を伴う雨の模様。






小雨の中、モルゲンロートを楽しみにしていた後輩部長のFは残念に思いながらも、朝の棒ラーメン仕込み中。
昨日あんだけ肉食ったのに、朝からラーメンかい!と突っ込みたくなるが、
山好きキャンプ好きな彼女が号令をかけるおかげで、毎年ココに集まることができる。その人望と行動力に感謝。

このあと、天気は悪くなる一方なので、奥穂登頂は断念。6時半に下山開始。






横尾到着。昨年まだ工事中だった新しいトイレが完成してました。これに伴い、旧トイレは閉鎖。






雪渓で思わぬ大渋滞に遭遇し、徳沢でソフトクリームを食べたりしてたら、
下りだというのに涸沢から上高地バスターミナルまでの16キロに4時間もかかってしまった。







今回、天気に恵まれませんでしたが、久々にあえる面々もいて、そしてNHKの撮影にも遭遇できて記憶に残る山行になりました。

また秋に再会を約束して。





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六甲山トレッキング

2017-05-29 00:18:59 | 登山


この週末は久々に六甲山をトレッキング
自分のお気に入りのルートは諏訪神社から大龍寺でお参りして、鍋蓋山へと向かうルート。
一時、ダイエットに励んでたときは、朝早くに往復してから出社してました。

今回は帰りに市ヶ原を経由して布引の滝、新神戸駅へと下ってきました。

結果、トータル2時間半くらいで約800gの減量。

朝を我慢して歩いた甲斐があった!と喜ぶもつかの間、空腹に耐えられずこの後食べまくりで
結果イーヴンといったところが残念。






大龍寺山門
散歩コース上にあるので、もう100回はくぐったでしょうか。個人的には一番リピート率の高い寺かと思います。

時間があえばお坊さんにシイタケ茶をいただくことも楽しみのひとつだけど、今日は1時間ほど到着が早かった。






大龍寺を後にして鍋蓋山へ。途中のルートは尾根の林を横ばいに楽々歩く感じで森林浴度高し。
体が喜んでいるというか、勝手に健康になってゆく気がします。






朝7時前に鍋蓋山の山頂に到着。神戸の街と海を一望できるパノラマは圧巻。

山頂の標高は486mだそうで、これは東京スカイツリーの展望台(450m)よりも30mほど高い。
とするとスカイツリーが神戸にあったら展望デッキからの眺めはこんな感じなのでしょう。

個人的には神戸スカイツリー展望台と勝手に解釈してます。






今日は湿度が低いせいか空がすっきりしていて、明石大橋もくっきりとながめることができます。
なかなかここまで解像度良く見えるのは珍しい。いつもは湿気でかすんでぼんやりとしか写りません。






帰りは冒頭の写真にある池を経由し布引の滝の脇を通って、






新神戸の町並みが見えてきました。上司の住むタワマンを見下ろしながら下山(^^)
まだ寝てるんだろうなー






昼間は大勢の観光客でにぎわう北野も朝早い時間は人もまばらでウォーキングに最適。

来週も諏訪神社を起点に歩こうと思います。




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走ってきました☆ 熊野古道中辺路マウンテンランレース

2017-03-29 23:47:13 | 登山


先週末は、和歌山県で開催された熊野古道中辺路マウンテンランレースに参加してきました。

このレース、なんと一部があの熊野古道です。
といっても、ほとんどがアスファルトで覆われたコースなので、トレランというよりも箱根駅伝っぽいのですが。





山間にある小さな町に370人もの選手に、サポーターが加わって総勢500名を超え、なかなか盛況なイベント。







レース前に、熊野大社本宮にお参り。そういえばここには正月休みに参拝したばかり。






開会式を和太鼓で盛り上げます。






自分は一番短い9kmにエントリー。他に18kmと31kmのコースがあります。
ほとんどの方が31kmをエントリーしてるらしいですが、さすがにトレラン初体験で31kmは無理や〜





給水所。すぐそばに流れる天然水が竹筒でほんのり竹の香りがします。


ルートは登りと下りが半分半分。意外に下りがキツかった。





ゴール地点では、地元高校生が和装で迎えてくれました。なんだかここだけ見ると、おじゃる丸に出て来るシーンを想像します。



結果、1時間5分でゴール。登りはほとんど歩いていた。ちなみに1位の方は40分で走りぬいていた。。って速すぎ!

9kmのエントリーは20人に満たなかったので、9位入賞でした。走ってすぐは、もう二度とトレランなんぞやらないと強く思ったのですが、
不思議と1日2日とたつと、また参加したいと思うようになってくるのですね!

開催者の高齢化に伴い来年の第10回大会で幕を閉じるとのことで、この1年練習を積んで来年も参加したいと思います。




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六甲にあるという穂高と槍へ

2017-03-07 21:17:25 | 登山
先日、厳冬期の穂高と槍にいってきました。といっても、六甲山系の中にある『穂高湖』と『シェール槍』




穂高湖は摩耶山頂(標高702m)からアゴニー坂と呼ばれる坂道を20分くらい少し下ったところ(603m)にありました。
すぐ傍に駐車場もあるので車でもアクセスできるようです。





上高地の大正池に似ていることから穂高湖と名付けられたらしいのですが、言われてみればそんな印象を受けます。
こちらは人工湖だそうですが歴史があるのでしょうか、とても湖岸の朽ち度合いも自然な感じがします。






シェール槍は穂高湖のすぐ傍にあります。
名前の由来は、シェールさんという明治時代にいらしたドイツの異人さんの名からとったのだとか。
このシェール槍へと辿る道はシェール道と呼ばれています。





10分くらいのぬるい登りであっけなく標高643mの頂上に到達。もちろん森林限界の上でもないので周りは木々ががっつりしげってました。
頂上からは六甲山のむこうに神戸市北区谷上辺りだろうか、町並みを眺めることができます。






そっけない山行で体力を持て余してしまったので、下山してジムで会社の後輩と合流、チャージアウト。がんばがんば
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赤岳展望荘で寝正月

2017-01-18 22:14:25 | 登山



年始は赤岳展望荘(2722m)で寝正月。




凍り付いた扉1枚を隔てて中はまるで別世界。






スタッフの方から、「お疲れ様〜 寒かったでしょう」と暖かいおしるこをいただきました。
冷えた身体をじわりじわりと暖めてくれます。

宿泊者は、暖かいお茶とコーヒーも無料飲み放題だそうで、これはうれしいですね!






宿泊棟には、冷え冷えの凍てついたトンネルを抜けていきます。





この日は空いているとのことで、個室に宿泊することにしました。料金は2食付きで1万円しないのはうれしい。
これは赤岳鉱泉の素泊まり個室よりも安く、それでいておもてなし度は展望小屋のほうが断然に格上。

鉱泉小屋では、チェックイン時の事務的な手続きでしか言葉を交わすことがなく、ペッパー君あたりでもこなせそうなホスピタリティで少しがっかりでした。

女性客の増加傾向を受けてパウダールームの導入とかハード面で色々な改善を施しておられるようですが、ソフト面でのおもてなし感は年々気薄化してきてるように自分は感じてなりません。

例えば、今回の宿泊ではチェックイン時に、お疲れ様でしたとか、記述した山行予定を見て天気が良くてよかったですね、とかたわいもない言葉を交わすこともなく、宿泊簿に書いてお金を支払って終わり。言葉を交わしたのは確か、お名前は?、こちらに記入ください、個室料を追加でいただきます、ちょうどいただきます、部屋の位置の説明、消灯は9時です、だけだったかな。必要最低限のコミュニケーションはさながらビジネスホテルですね。

宿泊人数が展望荘とは比較にならないほど多いでしょうから、宿泊者1人1人に費やせる時間もおもてなしも希薄化するのはわからないわけでもないですが、、。

山小屋もビジネスとして利益獲得拡大を捉えるとするならば、いっそのこと今の無機質で事務的なチェックインをペッパーくんなり自動受付機にまかせて、スタッフの労力をもっと人でしか成し得ない別のバリューへとシフトしたほうがいいのでは?なんても思います。








展望小屋に話しを戻して、部屋からの眺望は最高。赤岳稜線の向こうに雄大な富士山を眺めることができます。日中、暖かい日差しが入ってきて快適そのもの。
夜はずっとストーブがついていて、備え付けの布団だけで十分。寝袋いらずで、せっかく持ってきたけれど、圧縮袋から出さないままでした。






お正月に富士山、なんだかご利益ありそうなシチュエーションに日の出でもないのに思わず手をあわせてしまいます。どうか年末ジャンボが当たってますように〜






夕食はバイキング。いやぁ〜うまい! 同じく単独行の方と一緒にわいわいと山談義しながら楽しくいただくことができました。毎年の常連さんが多く、来年またココで再会しましょう!と約束を交わして。





な、なんと日本酒飲み放題付き。そして、「皆さん、生ハム食べてくださいね〜」とお皿一杯に生ハムが!
(写真はすでに無くなった状態です。)





この生ハム、なんと骨付きブロックから削り落とすやつ。イタリアンバルによく見かけるやつですね。これはインパクト大やわ。
ここは物資の調達がままならない冬場の稜線にある小屋です。







参考までに、こちらが鉱泉小屋名物のステーキ。
山深い中で、この分厚く大きな肉はインパクト大ですね。

これは赤身の肉に脂肪を人工的に注入した成形肉、いわゆるインジェクションミートで、こだわりのポイントが展望荘とやや異なることが見てとれます。









展望小屋に話しを戻して、朝食もバイキングでした。寿袋のお箸がうれしい。そしてお雑煮がいただけるなんて、有り難い。

さて、お腹も一杯になったところで、今日の予定は硫黄岳へ向かい、赤岳鉱泉小屋を経て美濃戸へという予定♪

小屋の皆様、そして夕食朝食でご一緒させていただいた皆様、楽しいひとときをありがとうございました。
出発準備をして、いざ、扉を開けましたら。。






風雪がすさまじく耳がいたい。。
この状況からして、硫黄岳辺りの吹き上げはもっと凄まじいだろうと、とっさの判断で硫黄岳に行くのは断念、でも赤岳山頂を経て来た道を辿って帰るには、頂上直下での滑落リスクが普段以上に高いと思い、
展望荘からすぐ近くの地蔵尾根を通じて行者小屋へと通じる難所を避けた最短ルートで下山することにしました。

ただ、地蔵尾根から下るのはなにせ20年ぶりくらいで記憶がほとんどない。そして、あれれ、あるはずのトレースがない。。
尾根の分岐点はわかるのだけど、そこから1歩進むとまったくトレースがなく、すぐ近くにあるはずの目印になるお地蔵さんが視認できない、、(汗
そして、見渡す限り、先行者も後続者もなく、自分独りしかいない。

そんな状況でどっちだったっけな、、なんて悠長なことをいってられないわけで。。そうしてるうちに自分がたどってきた踏み跡も一瞬で消されてゆく。トレースがないところを方向見失ったらもう小屋にも戻れない。

ヤバい、滑落をしたり雪屁を踏み抜いたりしなくても、迷いさまようことで低体温症にやられてしまう。

このときはさすがに身震いしました。寒いからではなく、あ、今日もしかしたら死ぬかもしれない、という恐怖からの身震い。小槍から滑落し宙ぶらりんになった時の身震いと同じ。







そして、お地蔵さんを探しまわること10分くらいでしょうか、かなり長く感じた10分でしたが、右にいったり左にいったりして、ようやくお地蔵さんに辿り着くことができました。死なずにすんだ!

あと10分も迷い、そしてホワイトアウトにでもなれば、、今思い返すだけでもゾッとします。

でも、一方で、もしも迷って小屋に帰れなかったらスコップで雪洞作って、、あ、でもこの雪だと固めるの時間がかかるなぁ、風上はどっちだろう、なんてことを頭に想い浮かべながらお地蔵さん探しをする妙に冷静なところもありました。万一のため、冬用寝袋にマット、ツェルトにローソクを担いでいたので、雪洞でどうにかなるという少しの余裕が、お地蔵さんへと導いてくれたのかもしれません。

これがもしもビバークに必要なものを何も持たず空身で来てたら多分、パニックになり冷静に行動できず、お地蔵さんまで辿りつけなかったと思います。

ほんの昨日まで、小屋の布団で十分、寝袋はいらないから次来るときは空身で、なんて考えてましたから、この浅はかさを猛反省です。ほんと持ってきてたからこそ命拾いした。

あと、単独行でよかった。もし、連れを伴ってたら互いに気遣いしすぎて判断を誤ってたかもしれません。







ほどなくして無事、行者小屋に到着。

下山してからニュースで知ったのですが、同日に八ヶ岳でお一人、低体温症でお亡くなりになられたとのこと。
この時期に独りで山を登られるということは、山がとても好きだった方でしょう。故人のご冥福をお祈り致します。

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2017 登り初め☆ 赤岳登頂、赤岳展望荘へ

2017-01-13 00:39:37 | 登山


年始の登り初めは、八ヶ岳の主峰、赤岳(2899m)へ。天気は快晴で視界良好。
頂上直下は1歩1歩緊張の連続ですが、一般ルートですのでトレースはしっかりついています。

とはいえ、岩肌には氷が張り付いてるので1歩でも滑らせたら赤岳でも富士山でも、命に保証はありません。

自分は一度、赤岳の隣りにある阿弥陀岳からの下り途中で滑落したことがあるのですが、
滑り始めはザックが背になってそれを反転させるのに手間取り、そうするうちに加速のついた状態をピッケルで制御などできるものでもなく、
最終的にはかなり下の岩にひっかかって停止、運良くザックがクッションになったものの右足首と右手を骨折したことがあります。
買ったばかりのゴアの上着も下もボロボロで散々でした。

その恐怖体験から、滑り始めの1〜2秒くらいで身体を制止できなかったら、もう加速のついた身体を停める技術は自分にはありません。
そう考えると、どの1歩も油断できず、1歩1歩、呼吸を整えながら集中して歩を進めるよう心がけてるつもりですが、それでもヒヤっとするときがあります。







ほどなくして赤岳頂上に到達。遠くに富士山を眺めることができました。
下山してから知ったのですが、ちょうどこの日、富士山では滑落事故が起きてたらしく、お亡くなりになったそうです。







頂上を後にして、今日の宿となる稜線にある赤岳展望荘(2722m)へ向かいます。
普段ならば硫黄岳への縦走途中で素通りするのですが、凍りついた扉を開けて入ってみたら、、ココは極寒にある感動のおもてなし宿でした。

次回はこの展望荘でのひとときをレポさせていただきたいと思います。






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