スローでいこうよ

キャンプレポートやキャンプに関わるお気に入りの品の紹介をメインにしてます。

マウンテンハードウェア・スペースステーション(MHW Space Station)

2011-01-01 00:00:00 | テント

大きい系の山岳用シェルターのベンチマークといえば、MOUNTAIN HARDWEAR SPACE STATION でしょう。
Sierra Designsを経てMHWでテントデザイナーを任されていたMartin Zemitis氏による直径6m, 高さ3mに及ぶジオデシック構造体は、宇宙基地というよりか見た目サーカス小屋。

エベレストBC等、極地での利用でよく知られるノースフェイスの2 METER DOME (写真左:直径3.94m×高さ211cm)よりも一回り大きく、宿泊用というよりも皆が集まるダイニングや通信所としての利用を想定したものですが、これが登場する以前はいわゆるカマボコ型の大型テント利用が主流でした。
ただ、問題なのは耐風性能に劣るというところです。


そんな中、アメリカ人登山家Ed Viesturs氏が彼のエベレスト遠征用に更に大きく耐風性能が優れたシェルターをとMartin氏に製作を依頼したことをきっかけにこのスペースステーションが製作されることになりました。ちなみに最初のプロトタイプの縫製はSierra Designsで25年のキャリアを経た後にMHWへと転職してきたばかりの日系女性Kimiyo氏が担当されたとのこと。(写真のチムニー付きSSはそのEd Viestursが特注したモデル

MHWは93年に会社が発足したばかりの若い会社ながらも、創設期にこのテントを完成させることができたのは、メンバーの多くがSierra Designsで長く経験を積んだ転職組だったということが多いに関係していると思います。


このスペースステーションの基本構造である頂点に向けて三角形をつなぎあわせて形成するジオデシック構造体については、バックミンスター・フラー氏により提唱され、


ノースフェイスによって最初にこの“オーバルインテンション”にて応用されたのは知られるところです。


E.M.Hatton著“THE TENT BOOK”(1979)より。入り口に立つフラー氏。

ただ、商用ベースでこれだけ大きい幕体については初めての試みでした。


そうして出来上がった直径6m、高さ3mにもおよぶ半球体は、MSR ボードルームビッグダディもこれにすっぽり入ってしまう大きさ。

骨格についてはフレームが15本もあり、この後のレポートで詳細に記述していますが、組み上がった後のGeodesicドーム状の幕体は強靭そのもの。

360度、どこから突風が吹こうがびくともしません。こうしてひっくり返しても構造体を維持しています。

ちなみに2M DOMEはやや小ぶりなため12本、うち2本はグラウンドに水平な取り回しになります。


MHW社は6mドームを製作する過程のスタディモデルとして10mドームを完成させているそうですが、こちらについては市販化する予定はないとのこと。
ヤク(山羊)1匹で運べる重さというのが制約になっているようですが、こちらも素材の日進月歩を鑑みると、いずれ軽量強靭なマテリアルで発売されるのではないでしょうか。
ただしまだこうしたニーズの少ないドームをコンシューマー向きのカタログモデルにもってゆくだけの体力を持っているのはMHW社だけなようですね


映画“Vertical Limit”(2000)でのワンシーン

いずれにしても、世界中の登山家から親しまれるこのドームは、まだまだ極地のアイコン的シェルターであり続けるでしょう。

〈プロトタイプについて〉

Proto type for Ed's trip to everest in spring 1997

このスペースステーションには前のほうで少し触れましたが製品化される前のプロトタイプが存在します。

"This is it, a piece of history and 1 of only 5 made from the "original" Monster Dome 17 person tent in 1997-1998 MT. EVEREST Expedition."

こちらはかのEd Viestursがガイドをつとめた97年春のエベレスト遠征用にと発注したモデルで、計5張製作したもののうちの現存する1張になります。


Ed Viesturs


MHW社は96年にIMAX隊のエベレスト遠征をサポートしてますがその時に用意されたクルー用テントにはMartinがデザインした同社のTrango、集会用にはロッジ型が用いられていたことから、おそらくこの97年のエベレスト遠征でのスペースステーションが現場で初お披露目となったプロトかと思われます。

出品者の方に詳しい事情を聞いたところ、97年の遠征用に5張製作されたうちの3張は最初の3週間の間にあった熾烈極まりない悪天候により破損し破棄されたらしく、4張目については帰国した後の隊員の治療費捻出のため米国の山岳会がオークションに出品したところ、すぐに落札されたそうです。
そして、今回eBayに出品された5張目は、運良く?現地ではプラスチック容器に入ったまま使用されることなく、本国USへと持ち帰られたのだとか。

これをMHW社が98年のアウトドアリテイラーショウにおいて1万ドルの値で出品したそうですが、落札されることなくお流れになり、当時、米国で一番の売り上げのディーラーを経営されていた出品者の方に、MHW社の好意で譲り受けたのだそうです。


こちらコンシューマーモデルには無い特徴として、フレームが全て米EASTON製、入り口が4箇所あり(現行品は3箇所)、各入り口に小さいヒサシがついています。


テント内部から眺めたチムニー部分

また、2M-DOMEと同様にチムニー(煙突)が天頂部にあり、これを形成するためにもEASTONのゴールド色をしたフレームがあしらわれています。


本体に縫い付けではなく、脱着可能なところが2M-DOMEと異なります。
せっかくなので、現行品にもオプションでチムニーを装着できるようにしてほしいところです。


(チムニーユニットを外した様子。メッシュウィンドウが配されています。

〈バーニングマン〉

他、派生型として、タン一色に統一されたモデルもあります。
全体的に土汚れが目立ちますが、実はこちら、あのバーニングマンイベントで使用された個体だそうで、こびりついた汚れは開催地のブラックロック砂漠で日々襲って来る強烈なサンドストームを絶え抜いた証なのだそうです(^^; 

先に紹介したEdモデルにしろ、この幕にしろ、それぞれに物語があって興味深いものがありますね。

現行モデルと異なるのはカラーの他、フレームの太さが3種とも同じものが使われています。

こちら、実際設営してわかったのは、ミリタリーなカモフレームは労力2倍かかるということ。
というのもこのイーストン製フレームの径が普通のSSの12mmよりも太い15mmのものが用いられているにもかかわらず幕についているフックのサイズは同じなので2つ交差するところでフック内のクリアランスがほとんどなくなり、非常に窮屈になります。それに径が太いので当然、重い。
自分にはヘビーデューティ仕様すぎるため、2度目からは普通のフレームを使って設営することに。


内部は落ち着いたタン色。一見、モス幕の中にいるみたいな感覚になります。

仕様で気になるのが、ブランドロゴの長方形をしたワッペンが一般モデルだと外側に縫い付けられているのですが、このモデルは内側についていること。
そして、一般モデルにあるブランドロゴのプリントもなく、外側からは、素性を確認することはできません。
よほどカモフラージュをしなくてはならない事情がある用途で製作されたのでしょう。大変面白い幕です。譲っていただいた方によると、新品2500ドルで売られていたそうです。

ちなみにフライも幕と同じタン色のパーシャルフライで、あらかじめメーカーによりシームテープがきっちりと縫い目に貼られているため面倒なシームコート処理が無用。これは助かります。

他、探している途中で遭遇した亜種として、紫×グレーの幕、PVC窓がジッパーで開閉できるタイプなど、まだまだ探せばあるんですね、知りませんでした。

〈設営レポート〉

(2012年12月 アウトサイドベースにて)

さてここからは、初設営のレポートになります。

説明書には2名での設営方法が書かれていますが、Big Daddyでの経験から脚立を使うことによる1人での設営にチャレンジ。 ちなみにヒマラヤでの設営では、自分らで建てるのではなくて慣れたシェルパの方にお願いしてる遠征隊もあるようです。2名がかりで20分程度だとか。はたして私にもできるでしょうか。


まず、幕体、ポール、フライ、フロアシート、ギアポケット、全てはこのような専用スタッフサックに入ってきます。

フロアシートやら何やらと全てを入れた状態では、RV車のように車高の高い車へ担ぎ上げるのには大変難儀する重さです。

腰の弱い方には無理だと思います。

ヒマラヤ遠征などでのベースキャンプとして、ヤクの背中に乗せて運び上げるには問題ないのでしょう。


スタッフサックにはこれだけ入っています。紺色の袋には色の異なるフレームがそれぞれ5本。
グレーの袋にはフロアシートが入っていますが、このスペースステーションユーザーのほとんどの方はこのフロアシートとは無縁なようで、、
それは私も設置して使用してから、その無用さを理解しました。

写真ではわかり難いのですが、Marmotの巨大シェルター Lair 8Pと同様に
張り綱が何十mなのかバルクロールのままで入っていました。適当に切って好きなだけ使ってくれ!ということですね(^^)

そういえば、写真には写っていませんが、25個ものシームコート剤が同封されていました。こちらの幕体は最近のMSRみたいにシームテープがされていなく、自分でコートをしなさい!ということでしょう。
でも、コーティングするにしても気が遠くなる作業ですね!

モスのオリンピックに1週間かかった筆者だと、半年はかかるような重労働です。


Yunan社のScandiumのポールはプレスフィット(PF)タイプのもので赤5本、銀5本、黒5本、計15本。全て径は12mmのものになります。ビッグダディよりも径がやや細く、モスのアンコールに使用されているフレームと同等の太さ。

ちなみに後に紹介しているEd Viesture遠征モデルにはEASTON製のものが使われています。


元素番号21、記号Scで表されるScandiumは、チタンよりも55%軽く、かつ25%強度があるのだそうで、
高機能素材としてアルミへ添加した合金が一般的で、このスペースステーションにもその合金が用いられています。

確かに性能は大変良く、設営時にかなりヤバい曲がりをしても破損無くしっかりと踏ん張ってくれます。


まずは幕体を広げます。最近、大きなものに慣れてきたのかもうこの時点でデカさに驚かなくなってきました。


次にフレームを通します。順序的には赤を通した後に銀色のフレームを通し、いったん立ち上げた後に黒のフレームを通します。

作業自体はフックに通すだけなので意外と簡単。どこに通すのか迷いそうですが、ナットロゴ刺繍との相対位置を見ながら進めると案外簡単にいきます。
またフレーム末端をさすハト目がついたポールフラップにはフレームに合わせた色がついているので、これも参考に。
ただ何度も単調に繰り返す作業は苦痛です。

あと、ポールを通している間、ずっとオレンジ色を見ていると、なんか目をそらしたくなってきます。


脚立を内部に建てます。脚立で幕体が傷付かないよう、脚立上部は服で覆いました。

生地は薄くちょっとしたことで穴があきそうです。また色コーティングも剥がれやすい感じがします。

海外ユーザーさんの幕を見ると、穴を覆うテープだらけで、それが逆に雰囲気をだしてるようにも見えますが
最初は大事に使わなきゃ~


黒いポールを通してようやくきちんと立ち上がりました! 意外と簡単やん! スカートを内側に織り込んだ状態でまずは写真を1枚 ってゆうか、天気がヤバい。
単調なフレーム通し作業に、途中途中で休憩をはさんでしまったため、20分どころか40分くらいはかかりました。


スカート出して1枚。豪雪地ではこのスカートが重要な役割をします。
夏は強風よけのためココに岩をおいたりすることもあるため本体幕生地とは異なる分厚いしっかりした生地が使われています。
空がゴロゴロと鳴りだしました。。


自然の中に突如現れた人工物。。

カタログ値で想像はしてたのですが、建ててみてあらためてそのデカさに驚きです。

これでもサイト管理事務所への報告は、テント1張りということなのでしょうか。

大抵の区画サイトには無理がある大きさだと思います。ただし、外綱が必要ないので、6m直径円のスペースだけで事足ります。


MSRビッグダディが映画のお茶の間セットくらいの広さとするならば、こちらは子供らとミニサッカーとかできそうなくらいの広さです。

高さはカタログ値3m、全く窮屈さを感じません。


(アウトサイドベースにて。インナーテントとしてダンロップV6を4人仕様にして張ってる様子)



インナー設定のないシングルウォールですので結露が気になりますが、市販のテントを張ったり蚊帳を吊り下げたりして使用すれば問題ないでしょう。
それにたとえインナー+フルフライの仕様だったとしても、インナー設置後にフライをどうかけるのか見当もつきませんし、それだとヤクが運べる重量を超えてしまうでしょう。


こうしたベンチレーションが10カ所あります。冬は薪ストーブの煙突出し用穴として利用できそうですね。



ベンチレーションは他に天井に1カ所丸い形状のものが、そして3カ所の入り口をフルオープンにすることによって、かなり空気の出入りは調節できそうです。

とはいえ、フルメッシュのテントでも暑い日本の夏場では不十分。よってこの幕は、秋から春にかけての使用と割り切るか、夏なら森林限界以上の高山なら快適かも。


サイケな配色の空間は、じっとしてると覚醒してしまいそう(^^; でもこのグルーヴな空間にたたずむことをずっと憧れてた私には、感無量です。

しかし、そんなサイケな幕内も夜、ランタンを灯すと室内は落ち着いた大人のトーンな雰囲気に早変わり。SSの中は絶対夜がおすすめです。


窓から眺める琵琶湖。あれ?さっきまで見えていた比叡山が雲に覆われて全く見えません。。
ちなみにこの5カ所ある窓は、付属のギアポケットですべて目隠しすることができますので、プライベートな空間作りが可能です。
この日は、その後、雷を伴う豪雨と強風だったのですが、さすがに15本ものポールでガッチリできたドームはびくともしません。
この頑丈さは私が持っているテントの中では明らかに最強の部類です。

実際数えたわけではないですが、カタログによると全体で105カ所の点で突っ張り支えられているのだそうです。
どのようなテントもポールを通して、最後にはペグダウンでたわんでいる幕体の張りを調整することになりますが、
このスペースステーションは、ポールを通して立ち上げた素の状態で既に幕体にたわみがあるところなど皆無で、いわば105カ所全ての点で均等に引っ張られてた半球ができているのでしょう。

あと、天面を覆う形のフライが付いているのですが、説明書に書かれている設置方法が適当で、どこにどうやって付けるのかわかりませんでした。海外のサイトでも説明が不十分と不評でしたが、ここまで適当とは。。いったん立ち上げてしまったら高さ3mの天面にフライをかけるすべもなく、もう少しわかりやすい説明があればな~

フライ装着のレポはこちら


せっかくなのでMSRパビリオンと大きさ比較したかったのですが、雷を伴うしゃれにならないほどの豪雨のため断念。。

よくよく考えるとこんな周りに何もない広場で金属のポールを高く振り上げながらの撤収は非常に危険だったんですね。

何もなくてホッとしております。

〈派生モデルの紹介〉
さて、ここからは類似したドームシェルターおよび派生モデルについての紹介です。

スペースステーションはGeodesic型山岳テントでは世界最大と長らく言われてましたが、そのMartin Zemitisが興したSlingFin社により直径7mのBFDとよばれるシェルターが発売されました。マテリアルの軽量化強靭化が日進月歩の中、ドームのサイズアップは必至の流れといえます。

 
(SlingFin社のBFD(左)とLFD(右)

しかしながら、このBFD、高さが半径に満たない2.7mしかなく、4:3の映像を16:9に引き伸ばしたような形に違和感を持つのは私だけでしょうか?
またカラーリングとロゴが日本人ならば某自動車会社を想像してしまいます。もうちょっと、この配色とロゴがどうにかなれば手にしてみたいという気にもなるのですが、、
それに個人的には同社のLFDと呼ばれる5mドームのほうが半球に近い形で好みかも。

こちら使用されている素材はこだわりにこだわり抜いたもののようで、本体の幕素材には米国内で製造されたナイロン6.6の70ETと呼ばれるものを更に別のUS国内工場で酸化チタンコーティングしたものを、
ドア部にはやや厚手の90ETでこちらはドイツ製のものを、同じく米国内で酸化チタンコーティングするといった徹底ぶり。

フレームを支えるCobraClipと呼ばれるクリップも新開発、マイナス40度の環境下でも粘りあるファンクションを維持できるものだとか。
加えてポールは当然ながらEASTONの最高グレード7079-T9(USA製)が用いられています。

また製造過程においては、テンションがかかるクリップ部と幕体の縫い合わせ部については、スペースステーションとよりも強度の高い一手間かけた縫製を施してるのだとか。

なにせブランド初出しのプロダクトですから、気合いが入っていることでしょう。まさしく一生ものといえますね。
くどいですが、このロゴさえどうにかしてくれば。。と思って問い合わせましたら、好きな色、デザインで製作もしてくれるのだそうで。SSと同じ配色もOKとのこと。


またワンオフモデルとしてMAMMUTが世界10張限定で出した、SPACE DOMEというものもあります。
フレーム数はSSと同じ15本のジオデシックドームです。こちらは訳あって一時期、2張が手元にありました。


2人用のテント(モス・サイクロイド)と比較するとその異様な大きさがおわかりただけると思います。巨大なマンモスプリントは遠くからでも目を引きます。
余談ですが、こいつの入手にはかなり苦労しました。
幕自体はロンドンから取り寄せ、純正のフレームは香港のアウトドアショップオーナー宅にあったのですが断固として海外発送はできないとのことで直接香港のご自宅マンションまで引き取りに行きました。


こちらはスペースステーションよりもさらに大きく、空間サイズは圧倒的。中もブラックとグレーの都会的な配色でスターウォーズ的な?印象を持ちます。昼間でも中で過ごし易いのが利点。
ただし、黒基調なので真夏の低山では暑いかも。

これら全部並べて比較レポとなると、さすがに周りはドン引きでしょうし、キャンプ場にもご迷惑がかかるので実現はしないと思います。
これから1つ1つ、利用しながらレポを重ねたいと思います。

(番外編)シェルター照明システム

こちら実際に米国の遠征隊がベースキャンプのスペースステーション内で使用していたペリカンの照明システム9500です。


24個の白色LED2000ルーメン)と12個の赤色LED400ルーメン)を備えたライトチューブユニット3基装備。



元々は軍用シェルター用に開発されたもので、


戦地の状況に応じてツイッチ1つで、白色と赤色を瞬時に切り替えることができます。



赤色は暗視スコープ(ナイトビジョン)装着時に対応。
サバゲー本部シェルターなんかに装備すれば雰囲気抜群でしょうね。

電源は、AC100〜240V、シガーソケット24Vで利用可能。日本のAC100Vコンセントでもアースピンを避けて利用することができました。各ライトチューブユニットにスイッチがあり、これにより通電状態でもON/OFFがユニット毎に可能。


専用の重厚なペリカンケースに入っているところが玄人っぽいですね。受注生産らしく定価は100万円を超えますが、造りは質実剛健でその価値はあるかと思います。


*関連記事


* プロトタイプモデルの紹介(こちら)


* TNF 2M-DOMEと並べた様子(こちら)



* ソーラー発電システムを設置した様子(こちら)


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8 コメント

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Unknown (cosmos)
2011-07-26 23:56:55
MONOLITHさま
いつも楽しく拝見させて頂いております。
突然なのですが、質問があります。
Mountain Hardware Space Stationがebayに出品されていて、

http://p.tl/Pr8f

幸い海外に発送を手伝ってくれる知人もおりますので、入札を考えていたのですが、MONOLITHさんのサイトの写真とポール等が微妙に色目が違う様に見えるのですが、やはり何か仕様が異なるのでしょうか?
現物を見たことが無い私には判断がつきませんので、もしよろしければ、この出品物MONOLITHさんの所有物と同じタイプのものか、突然失礼を承知ではございますが、お教え頂けないでしょうか。
失礼いたします。
返信する
Unknown (MONOLITH)
2011-07-28 19:29:08
cosmosさん、こんにちは。
そのブツは私もウォッチしてますよ( ^ ^ )/■
色違いがあれば~とアラートしてました。

ご質問の件ですが、写真と説明が限られてますので憶測になりますが、それでもよろしければ参考になればと思います。

まず、色ですが、これは明らかに異なります。本体幕はタン一色で、通常のオレンジとグレーの2色コンビではなさそうです。この色がカモフラージュ用途ならば、Mountain Hardwearのロゴプリントがなされていない可能性があります。多分、自分の推察では十中八九、プリントはないとみてます。フロアシートの色はグレー一色で、私のものは濃紺一色です。フレームはそれ自体の色でカラーコードされていなく、末端にテーピングで区別できるようになってるみたいですね。
このテーピング部分が剥がれてきてるような様子が写真で確認できることから、多分、メーカーによるのではなく、個人でしたのかもしれません。

あと、着脱可能なギアポケットと、フライについては含まれるかどうか不明です。

他、細部の仕様については、よくわかりません。

また気になる点として、フレームの写真に、リペアスリーブが通ったまま折り畳んであるところです。このリペアスリーブは、フレームに問題無い場合は使用する出番がなく、新品で購入した状態ではペグの入った小さいスタッフサックに入ってました。これが出品物では、フレームに通った状態になってます。

また、ゴムで収束したフレームの端の銀色に写ってところを注意深く観察すると、そこだけ極端に曲がってるように見えます。(左から2セット目)構図の中央あたりにあるのでカメラレンズの収差のせいとは思えません。

以上、いずれにしましても限られた情報から私の推察も入った見解です。多少なりとも参考になればと思います
返信する
Unknown (cosmos)
2011-07-29 19:14:36
MONOLITHさま

ご返信ありがとうございました!
古い記事への投稿でしたので、恐らくご覧になられてないかとおもっておりました。
お忙しい中、ご教授ありがとうございました!
僕はたまたまebayで見かけたのですが、MONOLITHさんは既にウォッチされてたんですね、流石です。

カモフラージュ仕様のものが出ていたんですね。
ネットで調べても、オレンジとグレーの2色のものしか出て来なかったので、判別が出来ずにおりました。
やはり、オレンジとグレーの物が欲しかったので、今回は諦めておこうと思います。
キャンプでの利用もそうですが、小さな音楽会や、山中でのヨーガや瞑想等のリトリートで使おう!なんて夢が膨らんでいたのですが・・。
しかたがないですね。オレンジとグレーの物はネットで調べても、海外はどこも今$4,900程度だったので、金額的に難しいです。。$2,800であれば、よかったのですが。。

出品者に質問を送ってみたのですが、「日本への発送は行っていない」との返信後、 「アメリカに住所があります」と再度送信したのですが、その後質問を受け付けてくれませんでした。

またspace stationに縁があれば、と願ってます。
この度はご返信ありがとうございました!

blogのほうもいつも参考にさせて頂いております。
今後とも宜しくお願いします!
返信する
Unknown (MONOLITH)
2011-08-06 13:04:46
cosmosさん、こんにちは。
確かにカモ柄のフレームに単色の幕の組み合わせは面白いですね。
今回は断念されたようですが、網を張ってたらまたかかってくると思いますよ。以前、1500ドルで良い状態のユーズドが即決されてました。
ネットでは新品最安がちょこっと確認したまでですが3200ドルくらいですね。eBayにも年に1-2度くらいで出てきますから気長にいきましょう。この幕の出番は秋から春にかけてですから、この秋あたりに手にできるといいですね。

ところで私も久々に、cosmosさんのコメントを機会に記事の小アップデートをしました
返信する
画像の転載について (キャンプWEBマガジン「CAMP HACK」編集部)
2017-12-08 21:14:49
突然DM失礼いたします。

キャンプWEBマガジン「CAMP HACK」編集部の松田と申します。

この度『大型ドームテント』特集記事に、こちらのお写真をご紹介させていただきたいのですが、いかがでしょうか?

いーさん様の「マウンテンハードウェア スペースステーション」と「ノースフェイスの2M-DOME」のお写真を、是非ご紹介させていただければと思っております。

もしご紹介(転載)が可能でしたら、下記アドレスかコメント返信でご連絡いただければ幸いです。

ご連絡ない場合は画像の使用はいたしません。

それでは、お返事お待ちしております。

matsuda@spacekey.co.jp
返信する
転載について。 (いーさん)
2017-12-12 01:55:27
CAMP HACK 松田さん
こんにちは。ブログ転載ですが、有名なキャンプ情報サイトに載せていただくなんて!とても嬉しくおもいます。どうぞご自由にしてください。ちなみにこのページは以前、SSをデザインされたMartin Zemitis氏にも見ていただき、いいね!の評価をメールでいただいており、ある意味お墨付きです(^^)
返信する
画像の転載について (キャンプWEBマガジン「CAMP HACK」編集部)
2017-12-12 09:52:31
いーさん様

お返事とご承諾いただき、誠にありがとうございます。
まさかお墨付きだったとは、驚きです笑
公開日は未定ですが、今月中には配信する予定です。

今回の記事で、なかなか手に入らない大型ドームテントについて、
初心者にも分かりやすく情報をまとめられたらと思っております。
改めてご協力感謝申し上げます。
返信する
Unknown (いーさん)
2017-12-12 18:08:24
お墨付きとは言いすぎかもしれません(^^;
日本語訳したわけでないので、数々のテントにWOW!と言葉をいただいただけでした。
Slingfin社のセールスの方も私とよく似たコレクターの方で、メールで何度かやり取りしている中で、Martinにこのブログを紹介いただいたのが縁です。
そのセールスの方もSSをに2幕、ビンテージモスを6幕持ってらっしゃるとのことで世の中には似た者がいるものだと感心してました。それでも、煙突付きのSS(彼はChina Hatと称してます。)は”Super Rare”だそうです。
私の知る限り現存1幕だと思います。
では特集を楽しみにしてます。
返信する

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