Life in Japan blog (旧 サッカー評 by ぷりりん)

日本に暮らす昭和生まれの猫ぷりりんの、そこはかとない時事放談と日記です。政治経済から科学、サッカー、手芸まで

テレビを見なくなった人のテレビ論

2009年03月22日 04時21分08秒 | マスコミ
今日はNHKで民放のスタッフを招待してのテレビについての討論をやっていた。一般視聴者も参加していたがここに来るというだけでかなりタイプ的には自然と選別されているとは思う。

まあまあ面白かったと思う。

私にとってテレビとは、数ある映像配信装置の中の1つで、物理的に一番美しい映像を配信できる装置。




テレビ局会社が電波の独占的地位を占めているのはなぜだろうと疑問に思う。ただの早い者勝ちなだけなのに、自分たちのものと思って最近は無茶苦茶をやっている。

権力は長くその座に座ると腐敗するというけれど、政治家よりも腐敗しやすいのはマスコミの巨大権力のほうかもしれないよ?

だから、ほとんど見ない。悲しいことだと思う。・・・・でもつまらないから見られない。

報道というのであれば、もっと良質な報道番組を作れそうな真剣なジャーナリストの会社が他にあると思う。

コンテンツを作成しているのは民放の場合は下請けなので、率直に言って放送局という会社は必要ないと思っている。
コンテンツを下請けさせているのであれば放送局があれだけの規模と予算で存在している意味がないような気がする。

コンテンツ製作会社が映倫のような組織に合格をもらえれば直接配信してもいいのではないだろうか。
放送局に中抜きされないから予算が豊富になってより良質な番組が見られると思う。

コンテンツ製作会社が配信する先も、映像美が必要であるなら既存のテレビだろうし、趣味性が高く視聴率が見込めない場合はPCのオンデマンドだろうし、緊急性の高いニューズ配信は携帯動画でもOKだと思う。

スポーツは既存のテレビ電波でハイビジョンで放送してほしい。ニュースはPCでも放送してほしい。あとのコンテンツはオンデマンドのほうが好ましい。


CMを提供する企業側の立場としても、オンデマンドが好ましい。DVDに録画しての視聴ではCMは完全に飛ばされるし、オンデマンドをPCで行えば、コンテンツが始まる前に必ずCMはながれる。そしてそのCMに興味をもっていただければ番組は一時停止してでもリンクのページを視聴者は見ようとするだろう。

コンテンツを製作している会社の人の給料が異常に低くて、ただ電波を持って管理しているテレビ局社員のベラボウな高給を得ている・・・・なんだかひどく無意味だと思う。

これからは番組制作会社や報道会社が配信する回路を直接選んでストリームする方がいいのではないだろうか。テレビ、ラジオ、インターネット、ケーブルテレビ、携帯電話、街頭スクリーン、村内放送・・・・

放送局か番組をちゃんと管理しているのなら放送局という会社の存在の意味があるけれど、ものすごくひどい質の報道、報道バラエティーばかりで意味がない。
一部の関西コンテンツのようにユニークなものを除いて、バカみたいに公共の電波で一個人を叩きまくったり、大げさだったり、報道による害は大きくて極めて意地悪で見るに耐えない。

こう書くとテレビマンからの恫喝的反発が来そうだけれど(笑)そうではなくて結局インターネットでも信用できるところからのストリーミングに落ち着く可能性が高いので、さっさとその地位を占めたもの勝ちだと思うのです。有料だ、なんだといっているうちに、新しい事業としてやってしまったもの勝ちだと思います。
その中で優位なのはやはり圧倒的ノウハウをもった放送局という会社だと思います。

その前に、普通に信用できる報道をオンエアーしてくださる日が来ることを心からいのっています。
楽しくて子供も見られるテレビに戻ってほしいと思います。


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