写真は戸建の内覧会で撮りました。写した場所は、キッチンの床下収納のカバーを外して、床の下の部分です。ご覧になってお分かりのように、給水管(青色)もしくは給湯管(赤色)から漏水していて、べた基礎の表面が濡れています。
調べた結果、給湯管の接合部(テープを巻いている部分)の金具が緩んでいて、漏水していることが判明しました。金具を締め直したら漏水は止まりました。
戸建の場合、鉄筋コンクリートのべた基礎を採用するケースが多いです。地下の水分を止めるためのべた基礎ですが、このように床下で漏水がありますと、水は抜けません。床下が湿っていれば、土台や根太など重要な構造部分を腐らせ、シロアリも出やすくなります。
内覧会では、床下収納や点検口のカバーを外して、床の下もチェックしてみて下さい。床下の中に入るのは大変なので、カバーを開いて、懐中電灯を使って、中の奥の方も覗いてみることです。チェックするポイントは、基礎の表面が濡れていないか、変なゴミなどが散らかってないか、床下の断熱材はきちんと貼られているか、このような点になります。主に漏水の有無をチェックするので、床下を覗く前には、各所の水道を出しておくことが必要となります。(2727)
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