亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

ひさしぶりに基礎代謝の検査を

2012-10-31 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
小指の痛みは何だか増してきました。この間の治療がよくなかったんだか、寒くなってきたからだか。
小指のところだけ、関節の上の色素沈着がないから、血行はよさそうですが、お風呂に入って動かすと可動域がちょっと広がります。どうするのがいいのかなぁ。

さて、循環器の外来で病院に行って、内分泌の検査も受けてきました♪ 基礎代謝です。

基礎代謝って、あんまり検査をしないようで、私がお世話になっている病院でも内分泌の先生しかオーダーできなくなっているみたいです。そんなわけで、検査の案内の書類もみあたらず…。注意については教科書のコピーをくれました(笑)

前夜は早めに消化のいい食事をとって、10時には寝ることに。わたしはリゾットをいただきました♪
当日は、起きてからお手洗いに行ったり、飲んだり食べたりは禁止です。正確には入院して、病室から車椅子で移動するくらい、活動が始まる前の状態を計測するようです。

呼吸機能の検査をするお部屋に行くと、検査の前に30分間、明るいところで横になります。しゃべったり本を読んだり寝返りを打ってはダメなのですが、寝てしまってもダメです。前回、うとうとっとしてしまいそうで、つらかったのですが、今回はすっきり目覚めていて、起きているのは平気でした♪ ただ、じっと寝ているとだんだん寒くなってきて、鼻がじゅるじゅるしてきました…(笑)動いてもダメなので、だんだん体中の関節がごわっと痛くなってきます。

30分待ったところで、検査が始まりました。呼吸機能の検査をするときと同じように、吸入器のようなものを口にしっかり加えて、鼻をガーゼを巻いたクリップでふさいでもらいます。そして、6分間、ふつうの呼吸をつづけます。10分休憩して、もう一回、6分間、呼吸して終了!
じゅるじゅるしていたお鼻にクリップをつけていたせいで、鼻の中がだんだんヒリヒリしてきて、くしゃみをしそうなのをじっと我慢!! 無事に終了してよかったです~。

で、1時間近くじっと寝ていたから、腰や肩や手や…関節が痛くなって、起き上がれなくなってました。あはは。

結果は次の外来で聞くけれど、自分の感覚から言うと、代謝も亢進している部分と低下している部分がパッチワーク上になっていて、総合的にはしっかりそれなりに代謝があるような気がするんだけどなぁ。体重も落ちているし。ただ、この数週間、圧痕のある浮腫があるし、よくわからないです。

とりあえず、結果が楽しみです♪
根本的な治療法は確立されていないものの、上手な対症療法を相談していけるといいなぁと思います。


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骨粗しょう症の可能性って亢進症?

2012-10-05 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
昼間は暑い日もありますが、すっかり秋めいてきましたね。
まだ暑かったころの内分泌の外来のつづきです。(たぶんこれで最後~。)

近頃、アルカリホスファターゼ(ALP)というものの値もずるずると上がっています。年齢的にみるとちょっと高すぎ。
女性は閉経すると上がるというのですが、ふつうに生理がある状況で、この値は気になるね、と先生と話し合いました。

先生としては、骨代謝が亢進しているんじゃないかと、骨粗しょう症を心配され始めていました。

そういえば、甲状腺ホルモン不応症の関係で、2009年に甲状腺ホルモンの負荷検査をしたときも、骨が溶けるときのアルカリホスファターゼ(ALP)の血中の値は高くて、作るときに働く骨吸収マーカー、デオキシピリジノリン(DPD)の尿中の値が低くて、甲状腺ホルモン不応症にありがちな、亢進症の症状と低下症の症状が混在している状態が起きているので気をつけましょう、と言っていたポイントでした。
このところ、甲状腺ホルモンの値が高めだったので、亢進症の部分と低下症の部分の差が大きくなっていた可能性はありそうです。

あとは、ビタミンDが不足したり、日に当たらないと骨がうまく作れなくなることを思うと、光線過敏のあるわたしとしては、若干、心当たりがないわけでもなくて、気になります…。

とりあえず、関節が痛くて診てもらった近所の整形外科の先生たちは、骨の状態はとってもいいね、と言ってくれたので、いますぐに危機的ということではないと思うけれど、手首はしっかりしてるのに、腰の辺りの背骨が細くなっているということもあるようです。
脊椎椎体のレントゲンを撮って、細くなってないか、すかすかになってないか、確認してみてもいいかなぁ、と気にされました。

ちなみに、骨のためには乳製品がいいのですが、ヨーグルトは中性脂肪をあげるので、取りすぎないのがいいんですって。秋だし、シイタケなどキノコでビタミンDをしっかり取ってみてくださいと言われました。小魚や桜えび、小松菜やお豆腐・大豆製品をしっかり食べてカルシウムをとって、うなぎやキノコでビタミンDを確保しながら、様子を見てみようかしら。
かといって、薬局で市販されているカルシウムとビタミンDが一緒になった骨粗しょう症のお薬や健康食品はけっこう強いものが多いから、過剰摂取にならないように、使い始めるときにはよく相談してからにしましょうね、と念を押されました。。

…ちなみにALTが高いのは、肝臓の問題でもよく起きるので、そちらだったりして(汗)
レントゲンを撮る前に、別の骨吸収マーカーのNTXやCTX、骨形成マーカーの骨型ALP(BAP)なんかも見ることになるのかしら。

長い目で元気でいるために、骨は大事にしたいから、ちょっと大事にしてみたいところです♪


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中性脂肪が高いって低下症っぽい?

2012-09-24 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
忙しかったあとに、急に寒くなったら、風邪をひいたらしく、39度の熱を数日出してました。カロナールでは全然さがらず、さすがに身体中の関節が痛くなって、困りました。ボルタレンのサボ(座薬)はやっぱり常備してないといけないですね…。
とりあえず復活したところです♪

さて、内分泌の外来のつづきです。

実は、コレステロールはどれもふつうなのに、中性脂肪(TG)がこのところ、急に高くなっていました。最近、代謝系の血液検査はあまりしていなかったので、うっかり朝ごはんを食べていて、空腹時の採血ではなかったのですが、それを差し引いても高めです!
「昨日、すごく豪勢な食事をしたとか、フルーツをたくさん食べて果糖をたくさん取ったとかいうことはある?」と聞かれましたが、前日の夕食は忙しくてくいっぱぐれていました。仕方がないからチョコレートをぽりぽりしたという感じ。チョコレートのせいかしら。チョコレートは動物性脂肪も砂糖も多くて効くんですよね…。

うちの家族には「家族性高脂血症」と言われた人がいました。そんな話を先生にしたら、「もしそうなら、もう少し若い頃から値が高くなるのじゃないかなぁ」とおっしゃってましたが、甲状腺機能亢進症がマスキングをして、隠れていたという可能性もないわけではないかも?
昔は甲状腺機能亢進症の関係で、ご飯をしっかり食べていても毎日ミルクを1リットルくらい飲んでいても、コレステロールや中性脂肪は極端に低かったものです。

脂肪の代謝という面では、わたしの体は甲状腺機能低下症になっているという感じがしてきました…。

数年前から「高脂血症」は「脂質異常症」と呼ばれるようになったそうです。そして、脂質異常症には、コレステロールだけが高くなる「高コレステロール血症」、中性脂肪だけが高くなる「高中性脂肪血症」、そして両方が高くなるタイプがあります。

日本動脈硬化学会の動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002年版によると、空腹時の血液検査で以下のような値になると、診断されるようです。
高コレステロール血症 … 総コレステロール ≧ 220 mg/dL
高LDLコレステロール血症 … LDLコレステロール ≧ 140 mg/dL
低HDLコレステロール血症 … HDLコレステロール < 40 mg/dL
高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症) … 中性脂肪(トリグリセライド) ≧ 150 mg/dL

わたしのは「高中性脂肪血症」。空腹時ではなかったけど。
「お薬を処方して、治療を始めるかなぁ、次まで様子をみるかなぁ」と先生はひとしきり悩まれて、とりあえず食事や運動で様子を見ることになりました。

厚生労働省によると、中性脂肪が高い状態がつづく高中性脂肪血症の場合は、アルコールは控えめにして、糖質(炭水化物や糖類)を減らし食物繊維をしっかり摂るいわゆる「ローカーボ」の食事がいいようです。
中性脂肪が多いけれど、コレステロールが高い場合のような脂質制限はないみたい。極端に脂質をゼロにするなんてことはしませんが、肉、魚、豆腐、野菜、きのこ、海藻をしっかり食べる感じでしょうか。
ローカーボふすまパン食パンなんかをお取り寄せしてみようかしら♪ ちょっと楽しそう。冷凍で届いた食パンを解凍して一気に食べたら、それはそれで問題な気もするけれど(笑)

アメリカ糖尿学会(ADA)が出している、『糖尿病患者のためのカーボカウント完全ガイド』を読んでみようかな。国内でも新しい食品成分表にはカーボ量が掲載されるそうですね!
あとは、夏休みは終わったけれどラジオ体操かしら。それとも、つづくか自信がないけれど、近くのジムに申し込みをしてこようかな。

近頃では、食後高脂血症といって、絶食時にはコレステロールや中性脂肪は基準値なのに、食後に中性脂肪がすごく高くなったり、時間が経ってもうまく落ちないというものが心臓の病気になるリスクをあげるのではないかという研究も出てきているようですね。
お薬を飲まずに済むように、いろいろ工夫してみようと思います♪
あとは次の採血は、前夜にチョコレートはやめて、かならず「空腹時」にしてもらわなくちゃ~。


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甲状腺の機能は低下してきている?

2012-09-19 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
感染症か!?と大騒ぎをしている最中にも、いつもの内分泌の外来に行ってきました~。

内分泌だけの外来だったのに、検査室に行ったら、いつもは膠原病からオーダーされる検尿が入っていて、あれ?誰かが症例報告するためにデータを揃えているのかしら?なんて思いながら、診察です。

先生が他科のカルテを読んでいてくださったみたいで、感染症の件も「たいへんでしたね、でも立派だと思います。」と迎えてくれました。
そんなこんなで、バタバタしていたけれど、甲状腺ホルモンの値はやや低め。皮膚の上から触る甲状腺の幅は3.9cmと、このところでは稀に見る小さくなりっぷりに、2人でびっくりしました。一般に暑い夏は甲状腺ホルモンの分泌は増えて、甲状腺自体も大きくなりがちなものなのですけれど。

そこから血液検査の経過や古いカルテを見ながら、前はもっと甲状腺機能亢進症の症状が前面に出ていたけれど、低下症の症状が増えてきているんじゃないか?ということで、いろいろと先生とこれまでのことを振り返りました。

2006年くらいに、膠原病の先生から甲状腺の先生に紹介されて観察が再開した頃は、バセドウ病の抗体は1回だけかすかに陽性というくらいだったのに、もっと手が振るえたり汗だくになったり、動悸がひどかったり、お腹がすごくすいてご飯もしっかり食べるのに痩せていったりしていて、甲状腺機能亢進症っぽい症状もありました。冬のさなかに隣のビルにいくのにみんながコートを着ているなか、わたしはコートがなくても平気だったりもしました。

気がついて見ると、今は甲状腺機能低下症っぽい部分が増えています。寒がりですし、腕をまっすぐ伸ばしても手が震えないときもあります。食事は減っているのに、ほっておくとどんどん太ります。もちろん年齢的に代謝が落ちたということも考えられますが、それにしても変化が極端だとずっと感じていました。関節のごわごわとした感じも、甲状腺機能低下が影響している可能性があるかもしれません。

バセドウ病の場合は、お薬で治療を続けているうちに抗体が陰性になって甲状腺ホルモンの量も減って落ち着くことがありますし、手術やアイソトープ治療で意図的に低下症にすることもありますが、そういう場合は甲状腺ホルモンをお薬で足してあげると体調が戻ったりします。
わたしの場合は、抗体はずっと陰性で甲状腺ホルモンの量はあいかわらず多いという状況。つまり、ホルモンがあるのにうまく使えないという不応症の状況が強くなってきているという、ちょっと奇妙な状況です。

そんな話から、次には、ひさしぶりに基礎代謝の値を検査してみましょうか、ということになりました。これでほんとに代謝が低下しているか見えてきます。
基礎代謝の検査って、早寝をして朝イチのほとんど動いていないときに、絶食・絶飲でじっと寝て呼気を計測するというものなのですが、じっとしてなきゃダメで、本を読んだりおしゃべりするのもダメだけど、眠ってはダメ、というもの。寝起きでじっとして起きているのはなかなか厳しいものがあるのです。個人的には、へろへろになるまで息を吐く、肺機能検査より苦手だったりしますが、頑張ります~!

それから、家族は?というようなことも聞かれたので、「どこかで報告されるのですか?」と聞いたら、いやいや…と苦笑されながら、うまくいけば、甲状腺ホルモン不応症のワークショップで情報交換してもらえるといいかと思って、ということでした。やっぱり♪
甲状腺ホルモン不応症の80%くらいの人は、甲状腺に関わる遺伝子に変異があるそうですが、20%くらいの人はその領域に変異がありません。わたしもそのひとり。小さな子どもを除いて、そういう人の病気の原因なんて議論が出てくるといいなぁ、なんて言っていたら、「いや、率直に言って、原因研究も治療法もそんなに進んでいるわけではないから、期待はさせたくない」と先生。そりゃそうですね。
わたしのように短期間に亢進から低下に転じていくお話は、あんまり聞きませんから、「こんな人もいるんです」という報告がどこかの先生のインスピレーションにひっかかったらラッキーです。
もっと大きな目で見ると、日本でも進められている、甲状腺ホルモン不応症の診断ガイドラインの整備にプラスになるといいなぁと思います。

そんなことなら、T3、T4(タンパク質と遊離して活動できる状態にもなっていない甲状腺ホルモン)の値も測ってもらって、異常タンパク質との兼ね合いをみてもらったり、いろんな検査を受けてもよかったのに、なんてマニアックなことを考えながら、楽しい外来でした♪


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内分泌の外来に行ってきました

2012-06-04 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
ばたばたしているうちに、もう6月!
5月には外来に行ってきました♪

血液検査の結果を見たら、活動性の甲状腺ホルモンFT3が5.0越え。甲状腺ホルモン不応症なので、バセドウ病の人たちがこの値なのとは症状が違うのですが、それでもくたびれるはずですね。
4月末には座っているのもつらいくらい疲労感があったのですが、甲状腺や膠原病の調子がよくないっていうよりも、忙しすぎるって感じだと思っていました。忙しいせいで、甲状腺ホルモンの値が高めになっていた影響もあったようです。
言われて見たら、最近、やたらとお腹がすくと思ったら、甲状腺機能亢進で消化器の活動が活発になっていたせいだったのかも!

それでも「甲状腺があがっている!」と感じなかったのは、手がすごく振るえるとか汗をかくとか、いつも亢進しているときに感じる症状があんまりなかったせいです。
甲状腺ホルモン不応症でもあまり聞いたことがないのですが、不応の範囲が変わってきているのかしら? うーん…。

とりあえず甲状腺機能亢進症では消費されて低い値になりがちな血中のタンパク質(ALBやCRNN)は異常低値。肝臓の酵素(ALT)は異常高値。そして毎度のことながら、白血球、赤血球、ヘモグロビンは異常高値。
基準値を外れているとはいえ、治療をしなくてはいけないって問題じゃないけれど、用心してねと言われました。
ALTは、ペアになっているASTがあがっていないから、肝臓がおつかれぎみという意味かしら。甲状腺ホルモン不応症では全身で亢進の症状と低下の症状が混在しますが、わたしの場合は、肝臓の代謝が低いので、脂肪肝になりやすいし、なると落ちにくいのだそうで、ちょっと気をつけなくては~。
肝臓の代謝をあげるタウリンを摂るかなぁ? …甲状腺機能亢進症では摂り過ぎたくないヨードも多い食品ばっかりなので慎重に♪

あとは、血中クレアチニンの値が低いのに、尿中クレアチニンが前回の倍くらいの値になっていて、異常高値になっていました。前日にタンパク質を摂り過ぎたのかしら…。タンパク質のゴミをろ過をする腎臓の代謝が亢進ぎみで一生懸命、働いているような感じです。

…低脂肪&低タンパク質の食事にしようかしら。
とりあえずおやつを減らして、バランスのよい食事を心がけます♪


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βブロッカーでいいんじゃない?

2012-03-13 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
まだまだ寒いですが、春めいてきましたね。
膠原病の外来でのお話のつづきです♪

循環器での報告の流れで、循環器の先生がおっしゃった「喘息の吸入指導とかをしっかりする、あの膠原病の先生が吸入指導をしてないってことは喘息は心配してないってことじゃないの?喘息を理由に避けていたβブロッカーも気をつけながらなら使ってもいいんじゃない?」という話について、膠原病の先生に聞いてみました。

「いいんじゃない?」と先生。

えーー、あっさり!? 甲状腺ホルモン不応症のために起きる頻脈が気持ち悪いと言いつづけながら、何年もワソランだけできたのに~。
「この何年も喘息の発作が出てないし、大人になって治っていくことだってあるんだから。」と先生。なるほどです。使えるなら、よかった♪
「慎重に薬を相談して試してみるなら」というお話でした。

振り返ると、膠原病の先生は、喘息は甘く見ちゃいけないとはおっしゃったけれど、βブロッカー(インデラル)を使うことを心配していたのは、当時の内分泌の先生の方でした。治療法の選択肢がまったくなくて、わたしが懇願して危険を覚悟でインデラルを飲んでみたこともあったのですが、その後、少し息苦しくなったことがあったので、それ以来、禁忌としてきました。
もっとも、あの苦しさも喘息のせいだったかもよくわからないままです。

ともかく、βブロッカーを選択肢に入れていいことになりました♪

ただし、「慎重に薬を相談して」です。
βブロッカーの中でも、肺より心臓の方によく効くお薬を選ぶように言われました。
ちなみに、バセドウ病などの場合はβブロッカーの中でも「インデラル」を使うことが多いのですが、甲状腺ホルモン不応症の場合は特に心臓(頻脈)によく効く「テノーミン」を使うことが多いとか。

βブロッカーというのは、β受容体の作用を阻害するお薬です。β受容体のなかでも心臓はβ1が多く、肺や気管はβ2が多いようです。喘息の人がβ2の受容体を阻害されると気管が狭くなって、発作を引き起こすこともあるので、注意が必要です。
βブロッカーのお薬にも、「全体的に効くもの(非選択型)」と「肺・気管より心臓に効果のあるもの(β1選択型)」があるのです。喘息の人や心臓の症状だけが気になる人は、「β1選択型」がいいですね。

おまけで言うと、脂溶性と水溶性という分類もあって、比較すると、脂溶性のものは肝臓で早く代謝されてしまうのに対して、水溶性の方は腎臓でゆっくり代謝されるんだとか。ゆっくり代謝されるということは効き方もゆっくり長くて、喘息のようなことが起きたときにはなかなか消えてくれないということみたいです。
もうひとつ、ISA(内因性β刺激作用)というものがあって、脈拍が下がりすぎるのを防ぐ効果があるかどうか、だそうです。ここまでくると、わたしには何がどうなのか、さっぱりわかりませんが、お年寄りや心不全の人には大事なポイントになるでしょうか。
「テノーミン」は、β1選択型の水溶性でISAではないお薬です。心臓病のうちの家族が飲んでいる「メインテート」もβブロッカーでβ1選択型ISA-で水溶性。なるほど、そうだったんですね。

今度、循環器の先生によくお話を聞いてこようと思います。

この年末に始めましてでお会いした循環器の先生のことを、内分泌の先生は不整脈ならこの先生、とおっしゃって紹介してくださいましたが、膠原病の先生も「心臓のことなら何でも安心だよ」と太鼓判。よかった♪
確かに、お話していても、きちんと聞いてくれるし、説明がわかりやすいし、うやむやにごまかすような印象もなくて、とっても安心な先生でした。
しっかり相談してみます。


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甲状腺ホルモンとサイトカインの関係 ~内分泌の外来で♪

2012-02-28 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
内分泌の外来のお話のつづきです。
先生に循環器科での報告をしたあと、甲状腺ホルモンの検査結果を見たら、ちょっと高めでした。

先生 「FT3もFT4も高めだけど、あなたの場合はいつもの範囲かな。」
わたし「でも、それにしてもちょっと高めかも。」
先生 「そう?」
わたし「前回も今回も、すごく忙しかったから仕方ないか。」
先生 「え?忙しさと値に主観的に相関関係があった?」
わたし「絶対あります(笑)」
先生 「待って。通常は忙しくても、ここまで上がらないよね…。」

そんなわけで、もう一回、ふたりで整理してみました。

わたしの場合は、甲状腺ホルモンの値が高いけれど、刺激ホルモン(TSH)が下がらないTSH不適切分泌症候群(SITSH)。
下垂体腫瘍がないかMRIをしたり、甲状腺ホルモンの値を高めに見せかけるヒト抗マウス抗体も陰性であることを確認したうえで、TRHやT3の負荷検査をして、甲状腺ホルモン不応症(RTH)と診断されました。

でも、甲状腺ホルモン不応症の人の8割に見つかるという甲状腺の領域の遺伝子の変異は見つかりませんでした。つまり甲状腺ホルモン不応症だけど、原因はよくわからなかったのです。

で、今回の忙しいと値が上がるという話から、先生の目がキラン♪
もしかして、炎症などで免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質、サイトカインが、下垂体か、ホルモンを運ぶたんぱく質や受容体のたんぱく質合成にエラーを起こしていたりしないかなあ、と先生が閃きました!!

おもしろいです。そういえば紅斑(炎症)と甲状腺の値は連動してたんじゃないか?とか、痛み(炎症)と脈拍(代謝)を記録して観察してみようか!とか、ちょっとわくわくしてしまいました。

この何年か、症状はわりと落ち着いていたものの、手が震えるからお茶を出したりはいつも周りの男性にしてもらっていたし、無理はしちゃいけない、何かで悪化しても治療方法はないっていう状態がつづいていたから、当たっているかどうかはわからなくても、仮説がひとつ立つだけでも大きな一歩♪ すごくうれしかったです。

去年の2月に、サイトカインと甲状腺は関係があるかもしれない話を書いていましたが、このあたりの研究が進むとおもしろいですね。
そうなると、何年も前に書いた「甲状腺の治療にステロイドを選択するか」というのも、あながち悪くないかも。

膠原病の先生にも話したら、「抗サイトカイン療法の治験も今あるよね。興味ある?」ですって。わたしの場合ややこしいから、参加準備の検査の段階で不適合って言われそうだけど、って笑ってしまいましたが、ちょっとしたアイデアから病気を調べたり治療する可能性が展開するかもしれないなぁと感じます。

気長に組み立ててみられるといいです♪

素人考えかもしれませんが、甲状腺を刺激するTSHの値のわりに、たくさん甲状腺ホルモン(FT3, FT4)ができていて、しかも場所によってそのホルモンがあんまり働いてないということは、案外「ニセモノの甲状腺ホルモン」ができていたりしてなんて思うのですが、どうなんでしょうね~。


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ドキドキ動悸のお薬

2012-02-22 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
いつもの内分泌の外来に行ってきました♪

年末のドキドキ頻脈の一件以来です。まず循環器の先生の外来の報告をしました~。
一番つらかったときに心臓に何かが起きていたかもしれないけれど、とりあえず検査上は心臓には問題なかったこと、経過は循環器の先生が観察してくださってつらかったら連絡したらすぐ検査しましょうということになったこと、薬は喘息が落ち着いているならそれを理由に避けていたβブロッカーを考えていいんじゃないかということになったことなど、伝えました。
とっても信頼できる先生が少し継続的に診てくれるということで、内分泌の先生もよかったぁと一安心。「ごめんなさいね、ずっと心臓の症状がつらいというままワソランだけでおいていて」と先生が声をかけてくれました。

今は落ち着いていますが、また起きることなので、ドキドキ動悸が起きたらどうするか、お薬のことを内分泌の先生にもいくつかご相談しました。

まずは、甲状腺ホルモンのα受容体の抑制剤(TR-αブロッカー)の開発の行方。これはやっぱり数年前に頓挫しているようです。他の会社で挑戦しているところがあるって話は聞かないようですが、調べてくれることになりました。

もうひとつは、ドーパミンを抑える可能性。甲状腺機能亢進症の場合、甲状腺ホルモンだけでなくて、アドレナリンやドーパミンも増えたり強く働いたりすることがあるようです。だったら、ドーパミンブロッカーを使えないのか聞いてみました。でも、研究によると、短い期間で使うことはあるものの、ずっと使うほどの効果は出なかったようです。
甲状腺ホルモン不応症の研究では、ドーパミン作働薬のブロモクリプチンやカベルゴリンについて触れられているのはよく見ますが、亢進症状に対して拮抗剤も試験されているんですね。
そんなわけで、ドーパミンブロッカーは選択肢にはならないようです。

実際に患者さんが使って見ると、βブロッカーでは効果があったそうです。
甲状腺ホルモン不応症では一般にβ受容体がうまく働かないと言われていて、α受容体が多い心臓での症状が出やすいと言われてきたけれど、働かないはずのβ受容体を抑制するお薬が効くというのはおもしろいです。甲状腺ホルモン不応症はまだまだ未知の世界です。

それにしても、12月最初のドキドキは、じっとしていても脈拍が120くらいになっていて、つらかったけれど、治療について、ちょっと先に進むきっかけになったならよかったかもしれません♪

あらためて循環器の先生にお会いして、もうちょっと対策をご相談してみます~!


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関節痛と甲状腺ホルモン

2012-02-03 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
天気予報で最高気温を見ると、何だか冷蔵庫で暮らしているような気分になる今日この頃(笑)毎日冷え込みますね。

ちょっと前の外来でのこと。関節が痛いのは調子がいいとかそんな話から、「膠原病の先生は甲状腺ホルモンのせいでしょっていうし、内分泌の先生は膠原病のせいでしょって言うんですよねー」なんてぼやいていたら、少しお話をしてくれました。

そういえば、関節が痛いというと、何となく膠原病の先生に相談してきたのですけれど、甲状腺ホルモンが関節痛の原因になることがほんとにあるんですね。

甲状腺ホルモンが高くても低くても、関節や骨格筋の痛みが出ることがあるそうです。どういう仕組みでどういう対応をするものなのか先生に聞いてみたのですが、細かい仕組みはまだよくわかっていないようです。
「ふつうはバセドウ病や橋本病なら、痛み止めを使いながら甲状腺ホルモンの値を整えるから、わざわざ関節の液を抜いて中身を分析して…というようなことはしないってことなんですね?」と聞いたら、"ふつうは"っていうのがちょっと凹んで聞こえたのか、「甲状腺ホルモン不応症だと対応が難しいからたいへんだね。よくがんばってるよ」と励まされちゃいました…。

おおまかには、甲状腺機能亢進症では代謝が盛んで炎症が起き、低下症では何かが関節にたまって痛いってことだろうってことのようでした。
甲状腺機能低下症では、こわばりや筋力低下、筋肉痛、関節痛、腕や脚の腱炎、手根管症候群 、足根管症候群などが起きることがあると言われます。甲状腺機能亢進症の場合は、筋肉や関節が消耗して、階段を昇ったり手で物を握る力が出なかったり、腕が持ち上がらないなんてことがある場合もあります。喉の筋肉に問題が起きると嚥下困難が起こることもあるようです。
低下も亢進も、体の先の方より、体の中心に近いところで筋肉や関節の問題が起きることが多いのだとか。

炎症が起きているなら安静にしてクールダウンしてあげるとよさそうな感じがするし、何かがたまっているなら動いたり暖めたりしたらよさそうなのですが、甲状腺ホルモン不応症の場合は、亢進の症状が出ているのか低下の症状が出ているのかわかりにくいので、なんとも言えないようですね。

いつも緩やかな痛みがつづいて、よくなる見通しがまったくないのはつらいもの。何をしたら、どう考えたら、前に進めるか、ゆっくり考え中です~。


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内分泌の先生にドキドキの相談をして

2011-12-20 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
頻脈と脈拍が飛んだり弱くなる症状が少しずつ収まってきています~。まだ気持ち悪い感じは時々ありますが、甲状腺ホルモンの値が落ち着いて来ているのかもしれません♪

この間、内分泌の先生にドキドキの相談をして、循環器の先生に紹介してもらったわけですが、内分泌の先生と甲状腺のお話も少ししました。

前の週に採血した血液検査を見ると、甲状腺ホルモン(FT3、FT4)もいつも以上にぐっと高め、たんぱく質のアルブミンとクレアチニンはいつもより低め。そして、白血球は1万を超えているし、赤血球も高めです。甲状腺機能はちょっと亢進しているようですね。でも予想通り、抗体はあがっていませんでした、やっぱり!

興味のあった「造血亢進」の可能性を聞いてみると、あるかもってことでした。甲状腺ホルモン不応症のために、腎臓に甲状腺機能亢進の症状が出ると、造血ホルモン(エリスロポエチン)がたくさん出て、それが骨髄の造血作用を頑張らせた結果、赤血球が多くなる可能性はあるみたいです。
今は心臓の問題が先なので、血中のエリスロポエチンを測定したりはしませんが、心臓が早く打っていて、心臓の弁はうまく閉まってなくてちょっと血液が逆流(僧帽弁閉鎖不全三尖弁閉鎖不全)しているうえに、血は濃いし…っていうのは、心臓に負担をかけている感じがするので、頭の片隅に覚えておこうかな。

お薬としては、ワソランが効いている感じがしないのが困っていること。
喘息があるからβブロッカーは使えないけれど、αブロッカーを使っても甲状腺ホルモン的には問題ないかも聞いてみたら、確かに効果がある可能性もあるので、循環器の先生に相談してみるのがいいね、ということになりました。

今月のはじめには少し甲状腺腫(甲状腺が大きくなった状態)があったように感じたのですが、診察のときにノギスをあててみるとそんなに大きくはなっていませんでした。心臓のドキドキのせいでそう感じたのかも?

帰り際に、「じゃあ、ひきつづき、働きすぎ・睡眠不足は禁忌、塩分制限してよろしくお願いしますね!」って先生から声をかけられたけれど、え、禁忌だったんですか!?(笑)医療上の制限にも、禁忌、慎重投与、注意…っていろんなレベルがあると思いますが、禁忌ってけっこう重いと思うんですけど。もっとも、どのくらいが働きすぎか睡眠不足かは特に言われてないかな。周りに心疾患の人が多いから塩分はもともと少なめ生活なのだけれど、塩分制限されてたなんて、初めて知りました~(笑)

お正月は、塩分もヨードも多い料理が多いから気をつけないといけませんね♪


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ワソランのかわりにαブロッカーを使わないのかな?

2011-12-13 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
ちょっとゆっくりお休みして、横になっているときの脈拍は少しだけ下がってきました♪ それでも立ち上がったら100、おもしろがってパルスオキシメーターをつけたままウロウロしていたら、歩き出した途端に脈拍は130から150まで上昇し、心臓がうまく打ててないのかときどきふわっと酸素飽和度が90くらいまで下がります。それでも、近所の循環器の先生は心不全ではないと「断言」したよなぁ(笑)

甲状腺機能亢進症で動悸が出る場合、抗甲状腺薬のほかに最初に選択されるのがインデラルというβ遮断薬(ベータブロッカー)です。このお薬は、β遮断薬のなかでも、甲状腺ホルモンについての試験で成績がよかったんだとか。そんなわけで、バセドウ病のような甲状腺機能亢進症で、甲状腺ホルモンが分泌されるのをコントロールする治療を進めている間は、インデラルを併用することもあるようです。
でも喘息を誘発する可能性が高いので、喘息のある人には使えません。だからわたしは飲まないことになっています。

実は、甲状腺ホルモン不応症の場合は、全体的にβ受容体の働きはもともと弱いのです。ただ、心臓など、もうひとつの受容体、α受容体が多い器官では、甲状腺ホルモンが多くキャッチされてしまうため、動悸が起きるというようなことがあるようです。

何年も前の話ですが、症状も強く出ていて、よい治療方針も立たないときに、先生たちとお話していて、「甲状腺α受容体抑制剤(TRα-ブロッカー)ができたらいいのに」と言ったら、研究している人たちもいるよ、という話だったのですが、2003年に米国科学アカデミー紀要にコスモバイオの製薬が掲載されたあと、いいニュースを見つけられていません。私の場合は、結局、今は、カルシウム拮抗剤のワソランで、血管拡張をするようにしています。

でも、甲状腺ホルモンに特化していないαブロッカーを飲んだらダメなのかしら???
αブロッカーは血管拡張して血圧を下げる降圧薬として、いろいろ出ています。たとえば、ミニプレスデタントールカルデナリンバソメットエブランチル…。
ドキドキがつらいときにはワソランは効かないというのが何年ものわたしの実感。治らない病気とつきあうのは覚悟しているけれど、せめて少しでも快適に暮らす方法がみつかるといいなと改めて思っています。

原因は、甲状腺ホルモン不応症の影響で、甲状腺ホルモンが骨髄を刺激して、造血亢進からフェリチン濃度が下がっているとかいうマイナーなことが起きていたりして…、とも、こっそり思っているところです。それなら、息が苦しくなることも、赤血球がずっと多いことも、ヘモグロビンが減ってないことも説明がつくような気がするから。
その場合は、血を抜いて捨てる瀉血みたいなこととか、骨髄の造血作用がさがる再生不良性貧血に対する治療の逆のようなことをしなくちゃいけないのかなぁ。それはそれでたいへんそうですね。どうなることやら~。


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甲状腺の外来は淡々と

2011-12-07 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
この間の外来。膠原病の外来が終わったら、すぐに内分泌でした。

いきなり先生に、「ブログみたよ」と言われて、ちょっとびっくり。どのブログをごらんになったのかしら。「よく頑張ったねぇ」と言ってくださったので、きっと「甲状腺ホルモン不応症の患者さんのために」の方かしら。どこにせよ、見られて困ることは書いていませんが(笑)、ああ、びっくりした!

甲状腺ホルモンの量は、相変わらず。人と比べたらちょっと高いくらいで推移しています。前回、寒い寒いと言っていたのですが、今回はそんな感じはなかったかも。手は振るえるけれど、そんなにひどくありません。体重は、忙しい間、減っていたけれど、また戻ってきちゃったので、変化なし、で。

そうそう、甲状腺機能亢進症の人にとって、ヨードは取り過ぎない方がいいもの。この季節、風邪を予防するのに、ヨードの入っていないうがい薬、アズノールを処方してもらいました♪

ほんとうは、食後低血糖のことや、αブロッカーのことを質問したかったのに、ぼぉっとしていてのを忘れているうちに、外来は終わり。
「今年もお世話になりました、それではよいお年を♪」と言って、出てきてしまいました♪

…と思っていたのですが、どうやら、年内にもう一度、お会いすることになりそうです(涙)
それについては、また改めて。


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毎年恒例、胃の内視鏡検査に行ってきました♪

2011-11-17 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
急にすごく寒くなりましたね。寒さに負けず、毎年恒例の胃の内視鏡検査に行ってきました♪

検査に慣れて、なめてたわけではないのですが、前日のお仕事が夜になっても終わらない~!! 検査の前日は、夜8時から絶食と言われていたのに、「全部、置いて、もう帰る!」と席を立ったのは、もう9時でした(涙)
どうしようかと思ったのですが、食いっぱぐれのまま翌日のお昼まで絶食がつづくのはさすがに切ないので、キョロキョロ。
検査中、胃で泳いでてほしくない消化の悪そうなワカメとかゴマとかは避けて、レンジで作ったチーズ蒸しパンとカボチャのポタージュ、ヨーグルトを食べてみました。朝、目が覚めても、空腹感がなくて、よかったです♪

甲状腺機能亢進症のドキドキする症状があるので、胃の動きを抑える注射はなし。
そのあと、喉の奥に麻酔薬を入れてもらって3分。喉の麻酔をかけているうちに、むせかえるのも毎年恒例。看護師さんたちに「あとちょっとです」「吐き出してもいいよ」と応援されながら、ぶじ3分。最近、もともと誤飲も多いんです。そのうえ、喉の麻酔が効いてきたら、変なとこに入ってしまうのは仕方ないですよね。

いつも検査中に苦しがって先生に気の毒なので、今回は、鎮静剤を使ってもらうことにしました。
そのルートを確保してもらったのですが、針は24Gと細めなのに、なかなか血管にたどり着かず腕の中でグリグリ刺されました…。このところ、血管が隠れっばなしです。なんとか入っているけど、腕の角度を変えると、点滴が落ちなくなるし、微妙なラインでした(笑)

検査室に入って血圧や酸素飽和度を測る機械をつけてもらいながら、眠くてウトウトしてたら先生がやってきました。「はい、お薬入りましたから、2分くらいで眠くなりますよ」と先生。看護師さんは点滴の針の調整中で「先生、まだ鎮痛剤は入ってません!」
鎮痛剤が入る前に寝てしまって、気がついたら、終わっていました(笑)お薬を使うと、やっぱり楽ですね。

ぼぉっとしたまま、検査の説明を聞きました。写真は、去年の検査よりずっときれいです♪

まずは食道。胃液が食道に逆流しつつけることで、繋ぎ目あたりに胃の粘膜ができたりただれたりするバレット食道炎は、毎年改善してて、食道裂孔ヘルニアはあるけど、ちょっとだし、気にしなくていいかも、となりました♪

それから胃。ちょっとひきつれているところはありますが、毎年と同じく萎縮性胃炎と言えないくらいのC-1というレベル。
鳥肌胃炎は、ピロリ菌除菌をしたあと、高さが年々低くなっている感じです。今年はほとんどないと言っていいくらい! 胃がんとの関係も指摘されているものだけに、このまま、なくなってくれたらうれしいなぁ。

十二指腸も潰瘍の痕はいろいろあるものの、新しい潰瘍はなかったみたいです。

今回は、あやしい細胞をつまんで検査する、生検もなかったみたいです。

毎年、「よくなったね」と言われながら「じゃあ、また来年も検査しようね」と言われましたが、今回は、「1-2年後でいいです」と言われました! 具体的によくなっている感があって、ちょっぴりうれしい♪ 何か検査をすると、予想外の新しい問題が発覚するパターンが多いのですが、特に問題がなくて、一安心です。

そうそう、前夜にこっそり食べたものも、消化がよかったようで、食べ物のカスも残っていませんでした♪


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このあいだ、膠原病の外来に行ってきました

2011-09-21 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
おっきな台風でえらいことになってます。
なんだか、地が揺れ空が割れ…って、最近、神話の世界みたいなことが起きてますね…。

さて、先週は、膠原病の外来に行ってきました♪
診察室に入ると、「ごめんね、このあとに用事があって、もう行かなくちゃいけない時間なんだ…」と、先生から最初に言われたけど、それでもいろんなお話をしてくれました。

まずは、脈拍のお話。
診察までおとなしく座って待っていたのに、ドキドキ。脈拍は115とか120とか。甲状腺ホルモンの負荷検査のとき以来の頻脈です。深呼吸をしてから再挑戦しても、あんまり変わりません…。
でも、「甲状腺ホルモン不応症でも起きるけど、全身性エリテマトーデス(SLE)の人は脈拍は多めなんだよね。」ということで、気にしないことに。つらかったら、ワソランを飲むという、いつもの対応。
SLEにしても、心筋炎がなくても、こんなに頻脈が起きるとは…!それでも、甲状腺ホルモン不応症の関係もあやしいし、最近、心エコーや心電図、呼吸器検査をして、元気なのを確認したところだから、ま、いっかということになりました。

血液検査の結果は悪くなかったのですが、前日からいっぱい水分を取って、脱水ではなさそうなのに、赤血球・ヘモグロビンは相変わらず基準値を軽やかに越えていて、やな感じです。これはやっぱり原因不明。高山にこもってたわけではないし、酸素は足りてるつもりなんだけど、不思議です。

あとは、尿中赤血球は、1視野に5-9でちょっと多めだったので、血尿?と思ったけど、潜血反応は陰性だったので、誤差の範囲でしょうということになりました。

どれもこれも、「ま、大丈夫かな」という感じです(笑)
数字だけ追うと、かすかに気になる数値もあるし、見た目と病気の勢いが違うことのある病気ではあるのだけれど、数字あわせより、「ともあれ、元気そう」ってことが大事って考え方もあるかなって、先生と話しながら、ふと思った外来でした。

長くなるので、つづきは改めて!

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セルタッチテープの得意なとこ、苦手なとこ…

2011-07-16 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
猛暑のなか、痛い関節をどうしたものか、考え中です~。

じっとしていても痛かった左膝は、ヒアルロン酸を注射してもらって楽になっていますが、やっぱり床に座ろうとすると、膝があたったときに、無意識に顔をしかめてしまうような痛さが響きます。
手指、手首、肘、股関節、膝、足首もこわばりやゆるい痛みがつづくので、とりあえず湿布のセルタッチが活躍中!

湿布なんておまじないくらいにしか効かない!と言う人もいるのですが、すぐ効き目が弱くなる痛み止めより、ゆっくりじっくり効いてくれる気がします。

セルタッチのなかでも今年、発売されたテープ(テーピングの茶色いテープみたいなもの)は、薄くて、粘着力も強くて、愛用しています。水分量も少ないから、軽くて、薬局からの帰り道が軽やかです(笑)

逆に、昔ながらのパップ(いわゆる白い湿布)は水分量が多いから、少しくらい汗をかいても、湿布がはがれたり、蒸れたりしにくいみたいですよ、と薬剤師さんが教えてくれました。なるほどー!

もともとセルタッチ・テープを処方してもらったのは、薄着になる夏に白い湿布じゃかわいそうだね…と主治医の先生の一声からだったんですが、「夏だからこそパップ」ってこともあるんですね。

薬剤師さんによると、人によっては、パップとテープを半々に処方してもらう患者さんもいるそうです。
せっかく処方してもらうなら、汗ですぐ剥がれて、ムダになっちゃうようなことは避けたいですもんね。

上手に使い分けてみようと思います♪


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