イグ・ノーベル賞を日本人が取った!と書いたら、ホンモノのノーベル賞も物理学賞を日本人が独占したようですね。びっくり!
いつも読んでいる医療介護CBニュースを数日振りに読んでいたら、「梅毒患者報告数が4年間で44.8%増」という記事を発見!
「梅毒患者の報告数が、2003年から07年の4年間で44.8%と、大幅に増加していることが、国立感染症研究所の感染症発生動向調査で明らかになった。」
2004年から2007年に報告されたのは、2452例。その大半(81.3%)が性的接触によるものだそうです。
梅毒なんて、第二次大戦の頃の病気だと思っていました。HIVもそうですが、知らない間に、こんなに広がっているんですね。驚きました。
なんで、わたしがこの記事に反応するかというと、わたしのカルテに「梅毒の疑い」と書いた研修医がいたなぁと思い出したのでした~(笑)
実は、全身性エリテマトーデス(SLE)で出る免疫異常のなかで、梅毒血清反応(血清ワッセルマン反応)というのがあるのです…。
本来、梅毒にかかったら陽性になるこの反応、梅毒でもないのに、この血清に反応が出てしまう(偽陽性になる)ことがあります。そして、SLEの診断基準の項目の1つにあがっている抗リン脂質抗体(aPL)のなかには、抗カルジオリピン抗体(aCL)、ループスアンチコアグラント(LAC)とこの梅毒反応(STS)偽陽性という項目もあります。
そういうわけで、診察してくれた研修医は、梅毒の血清検査をオーダーしてくれたのですが、あとからカルテを覗いたら、適用が「梅毒の疑い」になっていました~。
「梅毒の疑い」でなくて「抗リン脂質抗体症候群」で保険適用されると思うんだけど…(涙)
あとから膠原病の先生がこのカルテを発見して、「ひどいよねー、疑うなんて!」と慰めてくれました。違う違う!疑われていません。先生、疑わないでください~!!
そんなわけで、ついついこの記事に反応してしまいました。
数字を見る限り、実際に疑わないといけない場合が近頃は増えているようです。気をつけましょうね。
←参加中!ポチッをありがとうございます!
いつも読んでいる医療介護CBニュースを数日振りに読んでいたら、「梅毒患者報告数が4年間で44.8%増」という記事を発見!
「梅毒患者の報告数が、2003年から07年の4年間で44.8%と、大幅に増加していることが、国立感染症研究所の感染症発生動向調査で明らかになった。」
2004年から2007年に報告されたのは、2452例。その大半(81.3%)が性的接触によるものだそうです。
梅毒なんて、第二次大戦の頃の病気だと思っていました。HIVもそうですが、知らない間に、こんなに広がっているんですね。驚きました。
なんで、わたしがこの記事に反応するかというと、わたしのカルテに「梅毒の疑い」と書いた研修医がいたなぁと思い出したのでした~(笑)
実は、全身性エリテマトーデス(SLE)で出る免疫異常のなかで、梅毒血清反応(血清ワッセルマン反応)というのがあるのです…。
本来、梅毒にかかったら陽性になるこの反応、梅毒でもないのに、この血清に反応が出てしまう(偽陽性になる)ことがあります。そして、SLEの診断基準の項目の1つにあがっている抗リン脂質抗体(aPL)のなかには、抗カルジオリピン抗体(aCL)、ループスアンチコアグラント(LAC)とこの梅毒反応(STS)偽陽性という項目もあります。
そういうわけで、診察してくれた研修医は、梅毒の血清検査をオーダーしてくれたのですが、あとからカルテを覗いたら、適用が「梅毒の疑い」になっていました~。
「梅毒の疑い」でなくて「抗リン脂質抗体症候群」で保険適用されると思うんだけど…(涙)
あとから膠原病の先生がこのカルテを発見して、「ひどいよねー、疑うなんて!」と慰めてくれました。違う違う!疑われていません。先生、疑わないでください~!!
そんなわけで、ついついこの記事に反応してしまいました。
数字を見る限り、実際に疑わないといけない場合が近頃は増えているようです。気をつけましょうね。
