亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

内分泌の先生と、さよなら

2008-03-14 | 先生&病院譚
2年ちょっとお世話になった内分泌の先生は、この間の診察でおしまい。
甲状腺の知識という意味では、新しい先生は数段、格が上ですが、もとの先生は、正直なことを、わかりやすく、根気よく、納得できるように説明してくれたので、とっても信頼していました。病院という組織のなかでは、意外と、こういう先生っていないから。
だから、治療方針やどうやって暮らすのがいいのか、相談するのもとっても安心でした。
新しい先生も、治療の説明をしながら、「よく説明していたね、よく理解されてる」と驚いてました。

甲状腺ホルモン不応症の治療方針を決めるときにも、命に直接かかわらない部分なのに、いっぱい悩んで、時間をかけてたくさん相談して、決めてくれたのは、印象的でした。

だから、よそに行ってしまうのは、ほんとうに残念です。

でも、振り返って思い出すのは、くだらない話ばっかりです(笑)
検査のために、処置室で横になってデータをとっていたら、わたしが寝てしまい、「あんまり気持ちよさそうに寝てたので、起こせませんでした」と言っていたり。
外来日じゃないときには「肌が弱くて」とヒゲが伸び伸びだったり。
ものの厚さや幅を測るノギスを甲状腺の幅を計るのに使おうとしたら見あたらなくて、「新しいものはなくなるものだねぇ」と他の先生にいぢられたり。
「あのノギスは先がとがってて、痛そうだったから、買い換えようかと思ってたし。」と言いながら、「"あのブドウはすっぱかったんだ"ってブドウが取れなかった狐みたいだね」とつぶいていたり。
ノギスが出てきたら出てきたで、とがった先で手につんつんして、「ほら。これ、削った方がいいよね?」と聞いてみたり。
薬を飲むたびに副作用が出て、治療にいきづまったときには、「甲状腺ホルモンα受容体ブロッカー(TR-αブロッカー)ってないかなぁ」と話をしていて、新しい先生と一緒に話しているとき、ほんとにTR-αブロッカーの研究が進んでいるらしいと聞いて、ふたりで「おぉ~!」と騒いでみたり。

次の病院でも、内分泌のなかでも、糖尿病に重点を置くそうです。「食いはぐれなさそうだし」と笑ってました。家族歴もあるので、自分も糖尿になりそうだし、とか。そういいながら、忘年会~新年会から送別会で、確実に太ってます、先生。
正直な先生だけに(?)、薄着の季節、診察室に入ったとたん、「あれ、太った?」と無邪気に聞かれたことがありましたが、今回はわたしの方が「あれ、先生、ちょっと太りました?」とつい聞いてしまいました(笑)

今の病院に戻る予定も今のところなさそうで、お会いすることもないんでしょう。(なんていいながら、数年たって、戻ってきた先生もいましたが。)
きっと、患者さんと一緒に悩み、一緒に喜んでくれる、信頼されるいい先生として、ご活躍されると思います。

さみしいなぁ、と気分をひきずりそうだったので、さようなら、と意味で記事に書いてみました♪

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8 Comments

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残念だけど・・・。 (りょう)
2008-03-15 08:08:14
そう・・・。知識じゃないんです。専門じゃないのは困りますが(笑)真剣だと患者には伝わるのですから・・。
それでなくても、(膠原病など)「分からない・結果がまだ出ていないから・予備軍だね」とか言う言葉に数年悩んできましたが、真剣・親切・・・良い先生になるでしょうね・・・。他の人のブログを見ると、難病だけど病名をもらえてホッとした・・・。って読んだ時に涙がでました。私もその一人だったので・・・。私だけじゃない!と思える安心感って大事ですよね・・・。まだ私は信頼できる先生に出逢ってません。が、それを上回るのがブログで。今はこれが先生です~♪(爆)思う事・・・。難病や甲状腺や・・・。同じ病気の人って多いですよね~。
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Unknown (るな)
2008-03-15 13:53:20
いい先生との別れは、辛いですね。
でも、新しい先生も良さそうで期待できますね。
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Unknown (Unknown)
2008-03-15 22:12:56
良くお世話になった先生が居なくなってしまうと、私もちょっと寂しい気持ちになりますが、それはいい医師達に恵まれているって証拠でもあると思っています。
もしも次に出会うことがあったら、その時はぜひ元気な姿を見せてあげて下さいね。
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真剣さって (ぷろぱ)
2008-03-16 00:30:00
りょうさん、こんばんは。
真剣にむきあってくれる先生、自分だけじゃないと思わせてくれる同じ病気の人の存在って、大きいです。

わたしも、どんどんマイナーな病気が増えていく感じに凹みがちだったときにも、先生がじっくり時間をとって話してくれたことと、ネットで同じ病気の人たちがいろんな情報を教えてくれたことがすごく気持ちを支えてくれた気がします。

結果的には、入院するような事態にもなったわけで、スペシャリストから見て、これまでの内分泌の先生の治療がベストだったかはわかりませんが、わたしには、よかったんだと思います。
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そうなんです (ぷろぱ)
2008-03-16 00:31:27
るなさん、こんにちは!
具合はどうですか?

ノリのいい先生とのお別れは、とってもさみしいです。
新しい先生は、ノリはわかりませんが、とても信頼できそうなので、いろいろ教えてもらって勉強させてもらおうと思います♪
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そうかも (ぷろぱ)
2008-03-16 00:34:31
Unknownさん
こんばんは☆

ほんとにそうですね。
先生が変わってほっとした、なんて話を聞くと、いい先生に恵まれているんだなと改めて思います。

次に会うときがあったら、どんな治療法をしているでしょうね。
アイソトープをして、甲状腺ホルモンを補充するチラーヂンを飲んでいたりするかも。
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Unknown (FAKE)
2008-03-16 15:20:53
ごめんさい
また名前書くのわすれちゃいました
上のUnknown、私です
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発見! (ぷろぱ)
2008-03-16 17:21:21
FAKEさん、こんにちは!
unknownさんが、みつかりました♪

いい先生に恵まれているなということと、よいしょする意味でなくて、こういう風に接するとお医者さんも気持ちよく診療ができるよということをいろんな形で教えてもらったことも、恵まれていたなと思います。

お医者さんだって、あらゆる病気の専門家ではないし、人間的にもいろんな人がいるわけで、ハサミと何とかは使いよう、じゃないけれど、お互い気持ちよく頑張って治療ができる関係ができるといいですよね。
こっちも人間だから、「許せない~!」ってこともあるとは思いますが(笑)
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