四国遍路 令和3年 春 男63歳 野宿旅

縁あってお遍路モードに突入
(旧タイトル)おっちゃんとミニベロ9で以意大放題

ペダリング考その6 たぶん最終章

2011年01月11日 | 雑記
長々と同じようなことを書いてしまった。
視点を変えてみた。

回すことではなく、上下前後の動きを意識したペダリングはどうだろう。
あくまでも意識の中での動きである。

   上下は、その場足踏み。
   前後は、足ケンのチョキのような動きでベタ足で交互にスルように動かす。

つまり意識の中では円ではなく四角形を描くこと。 
  2時- 4時 下   80
  5時- 7時 後    5
  8時-10時 上   10
 11時- 1時 前    5
         (後ろの数字は力の配分)

力点が、2 5 8 11時の4拍子でわかりやすいが呼吸を合わせにくいか。
あくまでもトレーニングとして考えて欲しい。
前後の動きだけで20Km/hで5分も走れば足がパンパンになるだろう。
引き脚だけで走ってみるのもよい。

踏込みと引き脚だけのペダリングが、あたかもその場足踏みで上下の動きをしているような錯覚を
するようになると面白いかも。 その場足踏み イチ ニ イチ ニ。

さて、おっちゃんのこれからはどうだろう。
根本的に上半身を含め体力が落ちてきている。
他と競い合うようなスピードは必要ない。
長い時間走ることを目標に、ペダリングはその場足踏みでやっていこう。





ペダリング考その5

2010年12月30日 | 雑記
前回、効率の良いペダリングとは、踏込む力がへばるのを先延ばしする事であると結論づけた。

全ての力点に均等に力を配分することは、若い頃から自転車競技をやっていなければできない。
走り続けるには踏込んでいくしかない。
踏込む力にそれ以外の力が追いついてくることは年齢的に無理がある。
回転を意識しながら踏込んでペダリングにおける筋力を強くしていく。

スポーツ科学(トレーニング)の世界では意識は重要な領域だ。
体を動かすことでどの筋肉が働いているのか常に意識することで
トレーニングの成果が著しく向上する。
理屈っぽく言えば、脳からの指示で筋肉が動き、
その筋肉の動きを脳に再認識させることだ。

例えば、脳梗塞で麻痺した下肢を第三者が強制的に動かすようなリハビリは、
動かすことによってその動きが脳に届き、一度絶えた回路が再び通じるようになることがある。

普段歩いているとき、今どの筋肉が働いているのか意識しながら歩いている人はいないだろう。
一流のアスリートはそれを知っている。歩く姿勢を見ればわかる。

では、中年のメタボオヤジにできるか。できるのだ。
簡単な方法は、一日中歩くことだ。

  姿勢を正して普段より速く歩く。
  翌日筋肉痛になる。

筋肉痛のまま歩けば、働いている筋肉がわかる。

ただ意識を持ち続けることが難しい、中年オヤジにはあまりにも雑念が多すぎるのだ。





ペダリング考その4

2010年12月24日 | 雑記
ここからは独断と偏見で。 最初からそうでした。
さておっちゃんを含め中年ローディーは何処を目指すのか。
ロードバイクはあるがレースには興味が無い、何よりも落車がこわい。
この歳になって痛い思いはしたくない。

では何処か、ロングライドである。昔で言うところのファストランだ。
ひたすら長時間走りつづけること。
心肺能力の向上と効率の良いペダリングの習得に役立つ。
なによりメタボには効きそうだ。

瞬発力は必要ない、そしてレースのように終盤になってさらにパワーアップした走りをする必要もない。

ブルベという言葉をネットで見つけた。
ロングライドでポイントの通過時間が早すぎてもダメ、もちろん遅すぎてもダメ。
速く走ることではなく、長い距離を走ることのようだ。非常に興味がある。

レースではけっして1位になることは無い、もちろん入賞することもない。
ただ参加して完走した事実だけで満足感はないのでは。
おっちゃんはレースに出たことが無いので勝手なことを書いています。

ロングライドでは、完走したことだけで満足感はあると思う。順位は関係ない。

結論、ロングライドに効率の良いペダリングとは、踏込む力がへばるのを先延ばしする事である。














ペダリング考その3

2010年12月14日 | 雑記
おっちゃんの場合はどうか、若い頃(1970年後半)ツーリング派でランドナーをクルクル回すような走り方はしていない。
当時のサイクリスト(ロードバイクで走っている人はサイクリストとは呼ばない)は皆そうだ。
疲れたら休めばよい。むしろクルクル回している方が疲れるように思っていた。
よってペダリングはガッツンガッツンと踏込んでいた。

サイスポあたりでペダリングの記事もあったが、峠で引き足を使うことはあるが、平地では使っていなかったような気がする。
ロードバイクとはそもそも走り方が違うのだ。

ビンディングなど無い時代で、ストラップで足を固定していた。
一般道を走る場合(といっても一般道しか走らない)いつでも足が抜けるようにあそびがあった。
ストラップをきつく締めつけることはない。
引き脚を使ってクルクル回すには、ペダルでの足の位置がずれるので無理があるのだ。

最近ロードバイクを乗り始めてトゥクリップとストラップで走っているがやはりビンディングペダルの方が
走りやすいようだ。 ただおっちゃんのロードレーサーにはビンディングペダルは似あわない。
このへんのところは、こだわってみたい気もする。











ペダリング考その2

2010年12月12日 | 雑記
前回、中年以降のローディーにとって踏込む力以外の筋肉を鍛えるには遅すぎると書いた。
効率の良いペダリングを得ることはあきらめなければならない。
踏込まずに走ってみるとよくわかる。

軽いギアで高回転を意識しすぎると踏込む力がなまってしまう。

しつこいようだが、踏込む力は若い頃のようには戻らないがある程度まで容易にそれも短期間で戻ることができる。
それ以外の力は素地が無いのであきらめるしかないのだ。

唯一望みがあるとすれば、引き脚の力である。これを体感するには坂を上ることだ。
踏込む力が限界に近づいたら引き脚を使う、当然上半身にも力が入る。
ちょっとした坂があればできる。慣れて来たらギア比をあげていけばよい。
全身を使ってもがくのである。普段まったく使わない筋肉までが総動員される。
火事場のバカ力といわれる所以。


前に進むだけの踏込む力を100(MAXではない)とするならこれを80にし、20を引き脚に任せる。
引き脚を使うことによって、踏込む力がバテるのを先延ばしにすることができる。

80対20ないしは90対10で回転数を意識しながら走る。
力の配分としては80対20が限界であろう。
むしろ90対10の割合で踏込む力をつけたほうが良い。